[先程の突きとは違い、薙ぎの一撃は大きな手応えを感じた。
円錐形のランスに刃は無い。
故に薙ぎで相手に与えるのは、打撃。
薙ぎは相手の体勢を崩した>>1279ようだが、そのまま倒れる相手でも無かった。
右手の剣を支えにして耐え、左手でもう一本の剣をこちらに向けてくる]
せいやっ!
[打撃を通して手を休める手は無い。
ランスを引き戻し切れたのはユリアンが左手の剣を構えた後だったが、構わず右足を踏み込んで距離を詰めようと。
右手の盾を前面に構えたまま、金剛剣を握るユリアンの左手を狙ってシールドアタックを敢行しようとした]