俺は、これが楽しくてやってるんだ。[浮かべたのはやはり笑み、血の流れ落ちる右目のあたりを手で抑え。自分の身も相手と同じように、空間がゆがみ消えかけていく。煙草を探すように、懐からそっちの方に箱を最後投げてよこした。共に消えた煙草の箱、相手に届いただろうか?]そういえば、名前聞き忘れてたな。あいつの目的も。[頭を掻きながら、呟く。自分は向こうより少し遅れるらしい。見送った後に次に見る光景は*病室だろう。*]