人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


商人 ゲルダ


[どれくらい時が経ったのか。
生者たちの様子はもう興味がなくて、ただただ、エルゼリートをぎゅうっと抱きしめるだけだった。

背をなでていた手を止めるのは唐突に。
その手が今度向かうのは、自分の肩のところにある彼の頭]

エル、…こっち向いて。

[促すように、髪の一房に指を絡めて、引く。
力任せにはするつもりはないようで、なだめるような声で呼んで。
それでも向かないようなら、手は髪を離し、首の後ろをなでたりして]

(1303) 2011/01/19(Wed) 02:16:55

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