……!!
[受けるを決めた右脇腹への剣撃を、歯を食いしばって痛みに耐える。
その状態で左腕を動かすと、まともに打撃を食らったユリアン>>1308が衝撃で吹き飛ばされていった]
ッ、 はぁ 、っ…。
[相手に一撃入れたものの、こちらも無傷ではない。
額から一滴汗が頬を伝った。
傷の痛みは魔法を使えば抑えることは出来る。
けれど詠唱を行う余裕は今は、無い]
──── ええ、終わりにしましょう。
[決着を、と愉しげに瞳を細めるユリアン>>1309に、僅か口端を持ち上げる。
隻眼はずっと相手を見据えている。
相手の動きを注視しながら構えるのは、右手の盾を前面に出した防御の型。
左手のランスは左足と共に後方へと下げ、切先を正面へと向けて構えた]