うんまあ、僕、人間じゃないしねえ。多分ここのせんせーに召喚された…精霊ってことになるのかな?[頭に巻かれたバンダナを解くと、額に金剛石の輝き宿す第三の目が開く。次の瞬間、ぱしぱしと青白い稲光が輝いて、青年の姿は消え、白い毛並みの雷獣の姿が出現した]だから、怪我は大丈夫。すぐに治るから心配しなくていいよ。[声は青年の気軽さのままで、ふぁさ、と雷獣は枝分かれした尻尾を振った]