おかげさまでねー。
[と>>1350が聞こえれば相手の心知らず暢気に言っただろう。
とはいえただでさえのノーコン体質が、大きすぎる魔力のせいで更に苦しめられてもいたわけだが、力比べ中だしその辺は見せることはない。
軌道が変わらない矢には多少ほっとしつつ、空中から降りることなく地上のレナーテの出方を見ていた。
その間にも、魔力はどんどん膨れ上がっていく。]
あんまり集まりすぎてもまずいんだよねー…。
[ぽつりと呟くが、ピノ君はあんまり気にせずバレッタの上を擦るようにころころしていた。
増えれば増えるほど、ピノ君には心地がよいらしい。契約者の心使い魔知らずというか。
あまり増えすぎないうちにと、足止めかけている間に詠唱に入りかけると、>>1351雷が素早くこちらへと飛んできた。]
っつ、ピノ君お願いっ!
[避ける代わりに、ふわふわがぽーんと転がり落ち、雷の前に躍り出る。
どーんと雷にぶつかると、ふわふわは(03)割増しに膨らんでいた。
大きくなって離れたふわふわは、ふわりふわりと地面に舞い降り試験とか構わずのんびりしていた。]