[焔に遅れてレナーテも地面へと着地する]
………やっべ、やりすぎたか。
[血気盛んな性格故に手加減と言うものが上手く出来ない。頭に血が上るとそのまま突っ走る傾向にあった]
ベッティ、大丈夫か!
[落ちるのを受け止めるには間に合わない。落下地点へと近付くと、下に居たピノ君がベッティを受け止めていて。それを見て安堵の息を漏らした]
良かった───……って、良くねぇな。
ピノ君よ、治療具持ってたりするか?
[古代語魔法を専攻していたために治癒魔法は取得していない。相手もそうだろうからと、魔法が使えるかではなく、治療具の有無を訊ねてみた]
アタシ持ってたかなー……。
[自分でも持ち合せがあったかをごそごそ確認。その間に小狐がレナーテの頭から降りて、ベッティの頬をてしてし叩いていた]