[今は黒に程近い濃藍の瞳が流れる。
先の言葉の内容が届いていたのか、幾分か不機嫌な其れ]
血筋だからそう言われてもさあ。
鍛えてる方なんだよこれでも。
[片頬を膨らませ、地面を蹴って左へ飛ぶ。
思い切り蹴った為に崩した体勢は自由な左手で地を叩くことで補って]
ここだとこーゆーの、遊びになるの?
やだなあ、物騒。早く日本に帰りたいよもー。
[文句を紡ぎながら右手一本で銃口を相手へ向ける。
モーターが素早く回転を始め、低い音を立てて力を装填する。
気を銃弾に、打ち出し狙うは相手の腹部だが。
ガトリングという性質上、気の弾丸はばらばらと広範囲に散らばるだろうか]