人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


修道士 ライヒアルト

う、ん。

[鏡写しのように胸へと手を置き淡く微笑む女性。
姿形も髪も眸も、性別まで何もかも違うけれど。
深く重なり響きあうものを確かに感じて]

俺も。ナータと出会えた奇跡には。
感謝してるよ。

[腕を伸ばして。いつものように、子供の頃からと同じように抱きつく。優しい手はずっと変わらずここにあった。
苦しいから何だというのだろう。苦しくたっていいじゃないか。
何かがストンと胸の奥に落ちた]

そうだよね。悪かったことばかりじゃない。
だから。苦しみだけじゃなくて。
嬉しいのも全部、ナータに預けるよ。それから。

[抱きついていた腕は、抱きしめるという位置に移り]

(1532) 2011/01/19(Wed) 21:44:11

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