人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


研究生 エーリッヒ

……じーちゃん……。

[何に対しての謝罪なのか。
幼い頃の事か。
それとも、『場』に自分を呼びいれた事なのか。
わからなかったけれど──それを、問う気にはなれなかった。

ただ、それでも。
その一言で、自分が言いたかった言葉がなんだか、わかって]

……ごめん。じーちゃん。

[ぽつり、と呟く。
祖父の痛みに気づかなかった事、心配ばかりをかけた事。
そんな諸々への小さな謝罪。
その意はどう伝わったのか。
団長は一瞬だけ、目を瞠り──それから。
幼い頃に好きだった表情で笑いながら、ぽふり、と撫でてくれた。
久しぶりに見たそれに、知らず、表情が綻ぶ]

(1568) 2011/01/19(Wed) 22:22:36

SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
人狼物語 幻夢(和名&ver.Schwarzes) by azuma
幻夢学園 by seileitoh/日向星花
人狼審問画像 by kiku2rou
黒い森 by 坂無炳吾
トロイカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 by きりのれいん
人狼物語 星影 by kayu
バナー画像 by Silverry moon light