うわっと、そゆのもありっ!?
[打ち込んだ氷の矢は、光のブレスに溶かされ、消えた。
とっさに傘を開いて翳したものの、光が目を焼くのを完全には防げず、視界に残像がちらつく]
……うー、ちょっとばかしきついけど……。
『……やるのか』
だって、単位かかってるし。
『……』
[妙にリアリティのある一言に、白梟は沈黙した。
そんな白梟になんだよ、と言わんばかりの視線を向けた後、防御に開いた傘を閉じて]
ん、じゃあ……行くぜっ!
[かけ声と共に、駆ける。
傘が届く間合い、その一歩後ろで地を蹴り、ジャンプ。
同時、肩の上の白梟が翼を広げて飛び立った]