[右の目に吸い込まれた赤は、衝撃に散った色と交じりはじける。しかしバトンは軽くいなされ、飛んで行く]――っ[その剣は違わず左の肩を狙い、わずかな恐怖か、それともそれ以外の感覚か。左の手でそれを庇うように]