でも、ごめん。止めてあげられない。[そして彼女の手を取って、自身の背に導きながら] 我慢出来なかったら、肩噛んでくれてもいいよ。[ある意味残酷かもしれない、柔和な笑みを浮かべる。] ノーラが、全部、欲しい…―――[背を掻き抱くようにして、腰を強く押し付けた。きっとその瞬間、彼女の空でシリウスが眩しく瞬くのだろう。貫いた自身も、その光を見た気がしたから。]