ええ。
[座ったまま向けられた問いに、返すのは楽しげな笑み。
ちなみに、自身の傷は治す様子もなく、黒の上には紅が滲むまま]
ま、多少心配なところはありますが、逆に、彼女にはちょうどいいのかも知れませんし。
そう簡単に死ぬような御仁でないのも、しかと見させていただきました。
これなら、私も安心して隠棲していられそうです。
[詳細な説明は一切省いてこう言って。
ぽん、と手にした琥珀を十四の中へと投げ上げる]
さて……そろそろ、帰る方法を、探すようですかねぇ。
ま、流れに乗っていれば、何とかなりそうですが。
[物言いは、思いっきり、他人事風味だった]