[遠くから声が聞こえた>>1868。聞き覚えのある声に懐から這い出して、そっちを見てみる。……あ、やっぱり。ボク――金銀妖眼の黒蛇――が姿を見せたから、先輩もこっちの正体に気づいたかも知れない。声が聞こえていなかったのかぐったりし続けているご主人の頭を、鼻先でつんつん突いた]んー……なんだよオイゲン……?[ご主人が顔を上げるのと、先輩がこっちに来るのとではどっちが早かっただろう]