…………。 過程の向きは答えの向きに等しいんじゃないだろうか。 それじゃあまるで答えなどどうとでもなるみたいだ。[珍しいとも思える思案するような間の方に首を傾げつつ] ……偏りでなければ……均衡か。 揺らがせてみたり、保とうとしてみたり。 さっきから、謎かけみたいだな。[だんだんと渋面になりつつ、 左の手で自分のこめかみを押さえ、 右手をひらりとする] その「もう一つ」とやらも聞いて良いか。