[銀の声は聞こえているのか居ないのか。周囲の風で掻き消されていたやもしれず]ちっ、水のプログラムも入れとくべきだったか。[今は自分の得意な風しか入れておらず、それに対し舌打ちをした。意識を集中すると、こちらへと翔けて来る銀が見える。巻き起こす風を増やし、周囲を嵐と変え。伸ばされる銀の手に合わせ、クロスカウンターの要領で拳を作った右手を相手へと振り抜いた]