冗談!喩え嬢ちゃんのような美女がお迎えに来ても、今はまだそっちに行くつもりは無ぇよ。まだやりてぇこともあるし、やらなきゃならんこともある。[傷の痛みが減ったことで肩を竦めたり、左手をひらひらと動かす仕草が増える。軽めの口調で治療を受ける旨を聞くと、方天戟の代わりに筆を喚び出し、無地の正方の紙に文字を一つずつ書き込んだ。呪を紡げば、現れた清水が二人の傷を*癒して行く*]