[戦闘の情報が届いていたのは、恐らく楽士に余裕がなかったせい]
[そして]
……なんで、焼き切れたような反応が出てるんだ?
[まるで、許容範囲を超えたような]
[楽士…「ユーリ」について、メモ以外でも情報は集めた]
[集まったのは古い伝承]
[そこにその名前が残っているわけではないけれど]
……さっぱり、訳がわかんねぇ…ほんと、なんなんだよあの楽士。
伝承の、あれと、確かに似てるっちゃ似てる、けど、さぁ。
………もし、本物なら、俺に一体何しろってのさ、師匠。
俺、普通の人間なんだけどー。
[空に向けて、と言うより、どこかで「観て」いるだろう「師匠」に向けて声を投げる]
[だけど、本人はまだ知らない]
[その身に眠る「魔力」の、ほんの数%も目覚めていない事に]**