[手を引き寄せれば、距離は自然近くなる。
間近に覗き込むことになった顔とその向こうに見える身体に
普段との差異は見出せても、それよりも今は]
本当だよ。……と、言うだけなら簡単だけどね。
[片方の目元を拭えばもう片方を。
そうしながら、浮かべるのはまた苦笑]
それを信じて貰うには、これまでとこれからの俺の頑張り次第な気もするんだよね……。
[実績的に自信無いなあとぼやいて]
勿論、努力はするよ。だから、さ。
[自分の肩に押し付けた、絡め取ったままの手。
少しだけ掴む手に力を籠める*]
……信じて欲しい、な。