[洞窟奥のラボ。
訪れる者のほぼ居ないそこで、男は様々な機器に向き合っていた。
壁際に並べられた機器に囲まれ、中央に置かれた作業台の上にあるのは未だ動かぬネッドの姿。
断ち切られた身体はそのままに、仰向けに横たえられていた]
「………おや、珍しいですねぇ」
[数値や波形を眺めていた最中、前触れも無く届く声>>3796に男は顔だけを僅かに動かし、横目でその人物の姿を捉える。
瞳は隠されたままだが、驚きを載せた表情であることは見てとれたことだろう]
「わざわざご足労なさるとは。
何かありましたか?」
[低く発される声に不機嫌さを感じながらも、それについて指摘することは無く。
また、何故そんな声を向けられているかを知らぬかのように笑んで話の先を促した*]