「おや、動きがありますか。
ではひとまず繋いで稼動可能な形にはしておきましょう」
[改良を兼ねるつもりだったが、ユーリの言葉>>3830でそれは一旦断念する。
それはつまり、再び暴走の可能性を残すわけだが、そんなことはおくびにも出さなかった。
その言葉には了承を返して、用件は済んだかと身を翻そうとした矢先。
ぽつりと零される言葉>>3831を耳にする]
「……そうですねぇ。
やさしいのでしょうねぇ、この、世界は」
[返す言葉はユーリが掻き消える刹那に発された。
表情に笑みは浮かぶものの、声には嘲りの色が乗る]