私達…殺されちゃうの?
私達……、またここでも悪いものだって……
[嵐で難破する前の船で、父親を手にかけたのは結社のものだと名乗る男達だった。
父親は直接死んだその姿を見たわけではない。襲ってくる相手に深い手傷を相手にも負わせてもいた。
けれども、銀のナイフを胸にうけた父親は…沈み行く船から無事にとはとても思えなかった]
私…死にたく、ないよ……。
[人を襲い、食べることを悪いとは思っていない。
別に食料や家畜のように見ているというわけではない、でも自分たちはそういう存在だから。
人も動物を食べなければ生きていけない、だから食べる。
それと同じこと……]