―昨夜―
え……ゼル、食べてないの?
[言い訳に目を丸くして>>*22、次には眉根を寄せた。]
駄目よもう、そんな不精して……!
……気づかなかった私も悪いのだけど……。
[ベッティが進んで食事を出していたせいで、
夫も食事を取っているものだろうと思い込んでいたが甘かったか。
自身が気づかなかった事に逆にしょげてみせれば、
夫も少しは狼狽してくれるだろうか。]
もう今日は遅いから用意できないけど……
明日は朝食、必ず食べてね?
[子供に叱るように指をさして、念押すように言ってから
ミハエルとユリアンの事を聞かされれば、分ったと一つ頷いた。]