……ま、道探しつつ、俺も何か食べないと、力でない、な。
どーするか……狩り易いのが、軒並み逃げちまったからなぁ。
[狩り易いの、すなわち使用人は一人を除いて逃げだし、残った各自は警戒心を持っている状況で。
『狩りやすさ』を重視するなら、やはり女性の方か。
そうなると、やはり狙えるところは限られるから。
意識が向かうのは、赤い髪の女性の方。
なお、メイドが思考に上らないのは、どことなく只者ではない、という本能的な感覚があるとかないとか、というのは、余談]
ま、何とか、なるか。
[状況的な容易さはないだろうから、どうなるかはわからないが。
結局、思考はこの一言に落ち着いた]