[霊能者と、人か狼か佳く判らない人。
その信用に対しての言葉は、何かが芽生えた!発言が答えになるか。]
――……品行方正。
[リヒトから聴こえた単語、鸚鵡返して過去を思い返す。
彼の狩りのスタイルをまねようとした、グラォシルヴを止めたこと。
その時、多分、女性として好きなのだと自覚したような想い出。
きっかけとしては佳かったのだろうけど
言葉は賛成しかねて、首を傾げた。]
できたら、私はグラォに似て欲しいと思ってる。
[と、どっちに似るという言葉に、ふっと真顔になって呟いた。]
元気なのが一番だよ。
[それが願いの根底なのは間違いないのだけれど。]