ん……それでも。夜の闇に愛される子なら、いいの。[苦笑と共に告げられた理由>>*120にはそう返す。それでもやっぱり、と夫は思うかもしれないが、どちらにせよ、無事に産まれてくれれば良いのだと伝えて。リヒトの後押すようなコエには、嬉しそうに笑みを浮かべた。だが続いた言葉には、同胞同様、少し意外そうな顔をした。若干どもる所に、複雑な心境は見て取れたが、その旨のうちまで知る事は出来ず。]