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───ッ、…!
[削られていく身体に、ギリ、と噛締める。
衝撃と攻撃の深さに、僅かよろめいた隙に背後を取られる。
しかし、左腕を狙われている事に気付くと、
ガチン、と鈍い音を立て、収めていた刃を後ろへ弾き出し
その伸ばされる腕を避けようと]
…な、──ッ!
[急激に気管を締められ、苦痛に顔を歪める。
首へと巻きつく手に抗おうと、右手の指を掛け。
腹部へと迫る爪に気付きながら、成す事も出来ず]
[左爪が背中から腹へ刺し貫く。その感触にウットリすると]
んジャ、いたダきまァす
[そう言ってペロリと首筋を舐め、あーんと齧り付く]
[腹部へ走る衝撃と熱に、目前が赤に染まる。
力を失う様に左腕が垂れ下がると同時に
握られていたリングが深紅へと色を変え、溶ける様に霧散して。
締められた儘の腕に掛かる、右手も辛うじて引っかかるのみ。
ゲホ、と小さく咳き込むと同時に口の中に朱が広がった。
首筋に這う舌に嫌悪する暇も無く、歯をつき立てられる。
鮮血が、首筋を伝って]
…───、
[白銀の言葉に言い返す様に、薄く開いた口唇が動いて。
しかしそれは声に成らず、荒い呼吸と共にヒュと音が洩れる。
最早、視界も朧げに霞み掛かり、抗う力も指から抜けて。]
[自らの血を、相手が飲み下すのを感じて。
意識の消え行く中、 緩く、目を見開いた。
その一瞬を待っていたかの様に。
にぃ、と。──口許に、僅かに弧が浮かびあがったのは、一瞬]
『――突き破れ、』
[気管を締められ、声に成らない韻。
瞬間。
白銀の内部へと取り込まれた血が、それを合図に硬化する。
刃にも似た鋭さを持って、膨張した其れは内側から押し破ろうと]
[突如全身を内側から襲う激痛。ふと見下ろすと胸から緋色の刃が生えている。その光景を呆然と見ていたが、ゴプッと血を吐くと]
……ナにこれ!?
痛ッ、イタイイタイ
[マイルズを絞める手を離し、その場でのた打ち回る]
[首を締める手が離れ、ズルリとそのまま床へ崩れ落ちる。
腹部へと空いた傷から深紅が床へと広がるのもそのままに、
のた打ち回り、絶叫する声に更に笑みを浮かべた]
…誰が、唯で餌に為るかと。
貴女を放置して…彼に手を出されては、困るのですよ。
[───再起不能に陥れます。
吐き捨てる様に呟けば、緋色の其れは力を増した。
失血が酷いのか、最早視界も暗い。
放置すれば、最早保って数分だろうか。
口の中に広がる血を吐き捨てると、ギリと噛締める]
───『飛散しろ』…!
[音となって紡いだ言葉は
更なる力を持って、獣の身体を破り抜け様と]
[痛い痛いと泣きじゃくるアリア。だが]
は…あ……相変わらず…痛いの嫌い…な我侭お姫様っぷりで
[口を割って出てきた口調は、カレンの物]
……異物収束。強制……移動
[油汗を垂らしつつそう呟くと、体内をモゴモゴと何かが蠢動
異物であるマイルズの血を押さえ込みつつ右腕に収束。全ての血が右腕に集まるのと、マイルズの言霊が発動するのは同時
瞬間、右腕を突き破り、いくつもの血の杭が腕から生える]
っ!! ……っはぁ。何とか間に合った、ってとこかな
[右腕をぶらんと垂らし、血を垂らしながら呟く]
──、な…
[聞えてきた聴き慣れた声に、僅かに目を見開き。
殆ど視界が朧げとなった、空ろな瞳を向ける。
僅か、反撃の意思を帯びた光も、直ぐに掻き消えて。
薄く開いた口唇が、微かに、動く。
は、と。身近な呼吸と一つ零し、動きが止まった。
少女の腕から突き破った緋色の杭が、*溶ける様に消え*]
[マイルズが息絶え、右手から生えていた杭は溶けるように消える]
はぁ、ふぅ。まったく、結局悪化しちゃったじゃん
だから大人しく…しとい…て欲しいの……に……
[最後に不平を洩らすと、糸が切れた人形のように崩れ落ちる]
[宴の終幕]
[二人の会話を聞きながら其れを見つめた]
……アハッ
[転がる笑み]
大変だね
矢張り強い
[くつくつ、止まらずに]
嗚呼……然し
生きる者らの必死さは――
[止まった言葉の其の続き。
其れは形にも成らず。
異形のしるしが*ざわめいて*]
…………。
[崩れ落ちるカレンの姿をただ見つめる―その姿からは彼女に対する感情は読み取れない。
その口から出たはもう一人の勝者への問い]
なあ、ジョエル。おっさんはどこに居ると思う?
/なか/
ちょっと驚いたねぃ
まぁログ停止時間がかなり長いし其れ以降きてないひともいるっぽい?から
早めにコミットが揃うといいんだけどね〜
/中/
メモ見た感じ、ノブが未コミットっぽい?
死んでる方も生きてる方も、この状況で放置は辛いだろうから、早めに進むといいんだけど。
/なか/
委任コミットとちがう?
そだね、早めに進むといいと思う
まあ今更もうちょい待てという人はいないんじゃない?
ゆうせんせきすわっちゃったからこれまで
[二つの戦い、それぞれの終わりに、す、と碧の瞳を細める]
堕ちたのは、マイルズくんと舞姫さん、かな?
……獅子の御嬢も、きつそうだね。
やっぱり、オレは太陽の力を奪うもの、なのかな?
[くすり、と。こぼれるのは、笑み。
獅子宮を守護するのは、太陽。
そして、摩羯宮はその力を奪う座。
それらの関わりからふと、こんな事を考えて]
/なか/
おはよ〜
しかしほんとに誰がはずしているのやら
あんまり遅いようならいろいろ考えなきゃならんかもね
……それともいっそいまかねぇ?まとめとか更新されてなかったからあとでコメでもつけようかね?
/なか/
たまにあるよねぇ…>変えたつもり
なるほど(何)
うーむ物理的に鳩を飛ばしてもいいが無理だしね(当然だ)
まぁ…どうせバトルは夜だろしいいんじゃないかな…?
/なか/
まぁ…あれだ。霊が落ちてるからまだそこまでマゾくないし…
日がかわってなくても進められるから…まぁいいんじゃない?(何)
――早く気付けば。
/中/
うん、占霊はこっちだからね〜。
せめて、誰か強制進行要請メモにかいときゃいいのに(ぁ。
早く気づいてくれる事を祈ろう、うん。
[奪っても、という言葉に、浮かぶのは苦笑めいた笑みか]
ま……確かにそうかもね。
[言いつつ、改めて会議場を見つめて]
さて……最期に堕ちるのは、どの星か……。
[小さく呟きつつ、腕の中で眠る仔猫を*そっと撫で*]
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