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ひ、ぁ……シャ、シャロ……!
[恐ろしいものを見るような眼、表情で彼女の名を紡ぐ]
や、ぁ…シャロが、おおかみ…!
アーヴと、ギル、は、ひつじ……。
ひ、ひつじ、たべるの、おおか、み…!
─2階・廊下─
……っ!
[刃と手の交差の後、突き飛ばされるヘンリエッタ。
その身体が壁に叩きつけられると、女は迷う事無くその傍らに駆け寄っていた]
エッタ様、エッタ様!
お怪我はっ!?
[ラッセルと視線があう、彼はこちらにおびえながらおおかみだと言っている。]
……
[その様子におびえる仕草でハーヴェイの後ろに隠れて彼の方を見上げた。
首を横に振る。]
…(ふるふる
[私知らないといった感じで。]
……なん、ですって?
[怯えたようなラッセルの声。
視線は、彼が「おおかみ」と呼んだシャーロットの方へ]
シャーロット嬢、が?
……けれど……。
[ヘンリエッタは、彼を『黒い星』と呼んだ。
そして、女の選択肢は、少女を信じる事。
困惑は、短かった]
[トビーの声が聞こえるものの、こちらも状況が読めていない。
返す言葉に窮していると、ラッセルからの声が届く。]
なんだと…?
[届いた言葉に、身を硬くする。
咄嗟にシャーロットを見るも、当然というべきか、彼女はいつもと変わらず怯えた様子で、こちらの服を掴み首を降る。
ラッセルと、シャーロットとを交互に見て、ヘンリエッタも見やった。
嘘をついているのは一体誰だ?]
シャーロットさんがおおかみ?
ええと。
じんろう?
[不思議そうに首を傾げる。
能力者とか知らない為に。
それから、ヘンリエッタとラッセルの方に近づいていく。
ヘンリエッタに人が殺せると、トビーは思っていなかった。]
???
ヘンリエッタさんは、どうして、あぶないの持ってるの?
―二階廊下―
ケホ、コホッ。
[何度か咳をして空気を求める。
駆け寄って来たキャロルに助けられると大丈夫と首を横に振る。痛い所は在るが血の流れている感覚は無い]
違うわ!
貴方がそうなのでしょう!!
[其処にラッセルの「おおかみ」発言が聞こえた。
打ち消すように再び叫ぶ]
[トビーのこっちを見る視線を感じる、他のものはどうだったか。
怖い、その思いでいっぱいだった。
ハーヴェイの服を握る手が微かに震えている。]
……
[かつて自分にあった幼い記憶が、以前にそのようなことがあったときどうなったか思い出す。
お前が人狼だろと殺しあった村人達。]
……(ふるふる
[首を横に振る、声は出ない違う自分は違うと。
なんでラッセルはそんなことをいうのと。
ハーヴェイは自分をかばってくれるだろうか?]
クラフ様。
[青年の手に流れる血を見、触れまではせずとも、その近くに寄るが。
狼という言葉と、紡がれる名前に、ぴくりと指が動く]
今、何と。
シャロがっ、おおかみ…!
あの人と、同じ、おおかみ、視える…!!
そんな、なんで、シャロが…!
[シャーロットの姿を見て後退ろうともがく足に、カランと何かが当たる。
ギルバートの手に握られていたナイフ。
それが足に当たり紅い溜まりの中に落ちていた]
……───!
[怯えを示す眼がナイフを凝視する]
[ユージーンがラッセルに近寄り、ラッセルが何かを見ているナイフ。
ヘンリエッタがラッセルこそが狼だとそう告げる。]
……(こくり
[その言葉に頷く、だから自分を殺そうとしてるのだと。
だから自分に罪を着せようとしてるのだと同意するように。
ラッセルとユージーンの動きに注意を向けた。]
[シャーロットは首を降り続ける。
以前と変わらない仕草、怯えたような目。
瞳の色は、彼女を拾ったときと変わらない。]
やめろ、シャロが人狼だなんて信じられるか…!
[信じる事など出来るはずもない。信じてはいけない。
彼女を庇うように、背に庇い前に立った。]
[咳き込みながらも大丈夫、と返すヘンリエッタの背を摩る。
血は流れてはいないようだが、痣になっているかも知れない、という思いが過ぎる]
黒い星……彼が、人狼だと言うならば。
[紅の紗の奥。
潜めた護身用の刃の位置を確かめる。
ラッセルへと向けられる碧の瞳は、氷の冷たさを宿していた]
[直後のラッセルの動きは早かった。
落ちているナイフを拾い、駆け出す。
もうヘンリエッタは眼に入って居なかった]
君が……シャロが、ギルを!!
うああああああああああああ!!
[傍にハーヴェイが居ようとも、その軌道は真っ直ぐシャーロットへと向かって行く]
何で……何で君が……!
何でアーヴを、何でギルを……!
何で君がおおかみなんだ──!
[叫びながらナイフを振りかぶる。
共に過ごしてきた者が「おおかみ」であると、人狼であると。
自分の力は訴え、殺せと命じる。
瞳からはまた涙が零れた]
―二階廊下―
殺されたくないのです。
私も。キャロルさんも。
[切迫した状況の中でもトビーの声を拾う。
暗く歪んだ表情で振り仰ぎ問いに答える]
ラッセル様が。
其の人が狼ですわ!
[真直ぐに青年を指差した]
[自分をかばうハーヴェイの姿、今はそれが何よりも頼もしい。]
……
[ハーヴェイの後ろにいながらもその動きに注意を向けて、
いつ何がおきてもいいように、最悪の場合には……。]
[歪んだ表情の唇は確かに弧を描いていた。
ラッセルが向かう先にはハーヴェイに庇われるシャーロットの姿。
指差した侭悲鳴は上げない]
[直後にそれをかき消す様な声。
更にそれに被さる叫び]
一体何が。
[墓守の表情が僅かに変化した。
人狼と呼ばれた者たちは、どちらも護らねばならない二人。
こめかみを押さえた。
黒灰の目が微か、揺らぐ]
ラッセルさんが人狼?
シャーロットさんが人狼?
[ヘンリエッタの声を聞き、ラッセルの言葉を聞き。
ハーヴェイを見て、
自分は、首を傾げた。]
ラッセルさんが人狼?だったら、
どうしてギルバートさんが殺されたんだろう。
信じてる人が殺されるとか、一番うたがわしいのに。
その場所にいたし。
[といってる間に、シャーロットの方へと走っていくのを見て、
どうしよう、とちょっと悩んで。]
ヘンリエッタさんは、
どうしてころせないの?
[困った視線を、向けた。
ヘンリエッタを信じることは、トビーにとって難しい。]
…(ふるふる
[ラッセルの問いかけに首を振る。違う私じゃないよと。
きっと向こうにはもうそんなことは無意味だろうけど。
ナイフを振りかぶり叫びながらこちらに襲い掛かるラッセルの姿。
周りの反応はどうだったか。
ハーヴェイはラッセルを抑えてくれるだろうか?そうでなければ自分はとっさにハーヴェイの後ろの方にいきそれを避けようとするだろう。]
くっ…止めろ、ラッセル!!
[ラッセルが錯乱している様子は見てとれて。
おまけにシャーロットを殺そうとこちらに向かってきている。
言葉で止まるとは思えなかったが静止をかける。
同時に、ナイフの起動上に立つ。
シャーロットは殺させない、守るから、一緒においでと、あの時約束したのだから。
ナイフがもうこちら側に届いたのであれば、それを急所をはずしながら、腕か肩に受けるだろう。]
[トビーの言葉にそちらに一瞬だけ視線を向けた。
彼の言葉は自分を疑う言葉。]
……
[一瞬のことなので向こうはこちらの視線に気づかないだろう。
胸の内に思うことは…]
えっ?
[ラッセルを超えて信頼の目を向けていたが向けられた問いに虚をつかれてトビーを再び見上げる。
何を言われたのか意味を図りかねた]
[落ちていたナイフを拾い、シャーロットへと向かうラッセル。
危険は感じるものの、その側にはハーヴェイがいる。
なら、自分がなすべきは、ヘンリエッタに害が及ばぬようにする事、と。
そう、女は思い定める]
…………。
[今は、青年の動きを追う碧の瞳は、少女の歪んだ表情の陰の笑みを捉えない]
[振り下ろしたナイフはハーヴェイの腕へと刺さる。
完全に庇われてはシャーロットまでは届かなかった]
邪魔しないで!
おおかみは殺さなきゃならない、シャロがおおかみだから、嫌でも殺さなきゃならないんだ!!
[直ぐにハーヴェイに突き刺したナイフを抜き、その蔭に隠れるシャーロットを狙う]
[青年が声を上げ、養女に向かって行くのが見えた。
こめかみを押さえたまま顔を上げ、けれど墓守は動かない。
どちらかがその正体を現したなら、すぐにでも動けただろう。
けれど人の姿をしている以上、どちらを庇えば良いのか判断しかねた]
僕ね、ずっとわからなかったんだけどね。
ヘンリエッタさんは、ころされないんでしょう?
どうしてだろうって。
なのに、なんで閉じ込めるんだろうって。
きっとすぐに、連れ戻しにくると思うよ。
[言うことは禁止されていない。
受けたことは、見ていること、だけ。
だから、外へと一度視線をやって、言った。]
……何を、言ってるの?
[トビーがヘンリエッタに向ける言葉。
少年が何を目的としていたかは知らぬから、その意ははかり知れず。
零れたのは、微か、困惑したような、声]
―広間(回想)―
[広間に居たのはトビーくらいだった。彼にギルバートの事を告げるが、反応は前の二人の時とさほど変わらないものだった。彼がラッセルに水を持っていくと言えばそれを手伝い、広間を出て行くのを見送った。]
休んだほうがいい、か。
確かに今の我は少々疲れておるかも知れぬな。
[戦場で沢山の死を目の当たりにし、自身も死線を越えてきたが、今直面している事態はあの時とは全く違っていた。戦場では、敵と味方ははっきりしていた。それに、戦場と言う場所柄ゆえか、誰も彼も殺し合う事に納得して戦っていた。
だが今は違う。敵も味方もわからず、殺す覚悟も殺される覚悟も無いまま戦わなければならない。今まで経験した事も無い緊張状態が自分の精神力と判断力を徐々に奪い去ってゆく]
笑ってなど。
[掌を口元へと引き上げる]
おりませんわ…。
[疑問形に近い言い方でトビーへ返す。
表情は再び仮面めいたものとなって居た]
―広間―
[狂っていたのはセシリアか、それとも他の者達か、それとも・・・この我か。ユージーンやヘンリエッタの言葉を思い起こし、思考は堂々巡りを始める。いつしか眠り込んでしまっていたようだ。気付けば、広間には誰も居らず、廊下のほうから喧騒が聞こえてくる]
・・・眠ってしまっていたか。少々無用心でござったかな。
上が騒がしいが、また何かあったのであろうか?
[そうひとりごちて、重い体を引きずるように広間を出た]
[ハーヴェイが自分をかばい、ラッセルがその腕を刺した。
ハーヴェイの腕から血が流れるのが見えて]
……っ!
[ラッセルに向けたのはおびえでもなんでもない敵意の視線。
自分の大切なものを傷つけたから。
ラッセルにそのままとびかかり押し倒そうと、やらなければ自分も大切な人も殺されちゃうから、その思いが恐怖を上回った。
けれども人狼の力はまだ使わない、それは最後の手段。
男性よりも力の弱い女性の力でも不意打ちならばそれは成功するだろうか?
うまくいけば、そのままラッセルを床に押し倒し……]
[腕を刺され痛みに顔がゆがむ。
ラッセルのそれは、昨日のセシリアを髣髴とさせてくる。]
邪魔?邪魔をしているのはお前だラッセル!
俺はシャロを守る、それが俺の信じるべき道だ!
[彼女がおおかみであるかどうか、信じられないし、そんなことは今考える必要はない。
ただ身に降りかかる害意を振り払う、それに意識がいった。
頭に血が上っていた、その可能性は否定できないが――]
如何言う事ですの。
[其の言い方で思い出すのは黒服の男達]
あ。貴方真逆。
あの人達の…!?
[トビーの視線が外れても大きく震えて動けなくなった]
「ヘンリエッタ」っていう名前をしったのは、ここに来てからだけど。
僕は、見てたよ。ずっと。
ヘンリエッタが捕まって、逃げられるはずないのに、どうやって逃げたんだろうって思ってたの。
僕は、わからないけど。
殺されることはなかったのに。
殺さないって言ってた。
殺せないって言ってた。
なんで逃げたんだろうって、今でも思ってるよ。
殺せないのに捕まえてかくしておくって、意味がわからないよ。
ヘンリエッタさん、どうして?
[答えをしってるんだろうか、と、首をかしげて]
うん。
でも、僕、なんにもしらない。
お金を貰って、見ててって言われただけだよ。
[何も悪いとは思っていない言葉。]
捕まったのはかわいそうだなぁって思ったけど。
死なないなら、問題ないでしょう?
[少年と少女のやり取りの意味はわからない。
それは、女の知らぬ場所の事情をはらむが故に。
首を傾げる少年。
彼は何を知るのだろうか。
そんな疑問は、ヘンリエッタの震えに遮られる]
エッタ様、エッタ様。
大丈夫です、私は、ここにおりますから……。
[呼びかけつつ、震える背を撫でる。
何とか、落ち着けようと]
[人狼に関わる生業をしている為、護身用のナイフは腕に仕込んであった。
それを取り出す前に、シャーロットがラッセルに向かう。]
シャロ!?
[怒りの表情は、自分の怪我が招いたものだろう。
危ないと、引き止める手をすり抜け、彼女はむかっていった。]
っ!!
[シャーロットが飛びかかって来るのは想定外まで行かなかったが、隠れたままで居ると踏んでいたために少し驚いた。
よろめいても、堪えようと足に力を入れる。
菜園での作業で鍛えているとまではいかないが、実のところひ弱でも無い]
シャロ……僕は、君を許さない。
君は僕の大切なものを奪ったんだから!
そして僕は、僕のことも赦さない。
僕は今、家族を手にかけようとしてるんだから…!
[零れる涙は止まらない。
足を踏ん張ろうとして、結局縺れて倒れ込んでしまう。
けれどナイフを握った手はそのままシャーロットへと向けられた]
[ラッセルを押し倒し、近くにあったヘンリエッタが取り出したナイフを手にする。
涙を流して訴えるラッセルの姿、自分もやっていることは同じようなことだろう。
違うことはラッセルの場合はギルバートが死んで、自分の場合はハーヴェイがまだ生きていることだろうか?
ラッセルの言葉に首を横に振る。けれども真実は伝わることはないだろう。声にすればあるいは伝わったかもしれない。]
……ちがう……
[小さくもれた声は何に対してか、ラッセルにだけ聞こえるだろう小さな声。
ラッセルにそれは伝わらないのかもしれないが。
握られたナイフがこちらに向けられる。
自分も手にしたナイフをラッセルに振り下ろした。]
キャロルさん。あのね。
きっとすぐに、ヘンリエッタさんを、人が迎えにくるよ。
隠しとくんだって。
[首を傾げて、言って]
しるし、つけてきたから、そのうちくると思うよ。
教えちゃ駄目だったかなぁ…?
でも言われてないからいいよね。
ここから、逃げられないし。
―二階客室前廊下―
[階段がいつも以上に長く高く感じる。体が重い。これは疲労ゆえだろうか、それとも無意識に“そこに行きたくない”と言う思いの表れだろうか?
ようやく階段を上りきり、見えた廊下の先は・・・予想通り、いやそれ以上の惨状であった。]
・・・一体、何があったと言うのだ・・・!
[その言葉は、その場の誰かに届いたであろうか。分かるのは、もはや事態は彼の理解の範疇を超えている、ただそれだけであった。]
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