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それはまだ、始まりの前でした。
始まる前の、ささやかな日常。
おや、自衛団長 ギュンター が来たようです。
自衛団長 ギュンターは、村人 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。
全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
おや、時空竜 オトフリート が来たようです。
時空竜 オトフリートは、人狼 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
[『鍵の街』シュリセル。
かつて、『混沌の海』に繋がる『書』を巡る騒動が起きた場所──と知る者は今、如何ほどか。
長きを生きるもの──例えば、精霊や魔族と称される者、そして彼のような竜族であれば、未だ生き永らえていてもなんら不思議はなく]
……えーと。
[だから、再び訪れたこの場所で、当時見えた者とまた出会う可能性はない、とは言えなかったのだが]
……なんでまた。
あなたがここにいらっしゃいますかね。
[かつて訪れた時と同じ場所に建つ、同じ名前の店。
まさかと思って戸を開けば、そこにあったのは、やはり覚えのある姿で。
思わず口を突いた一言に返されたのは、どこか楽し気な笑い声だった]
「……理由は、恐らく同じだと思うんだが?」
……まあ、そうでしょうけどね。
「そして、同じような理由持ちが集まった結果、大きすぎる揺らぎが生じても困るんでな」
……それもわかりますが。
[それにしたって、と。
呆れたような視線を向けたなら、すい、と出されるのは鮮やかな茜色を満たしたティカップ。
立ち上る香りはどこか懐かしく、今は翠の瞳が僅かに和らぐ]
「いずれにしても、俺が表立って動くのは中々できんからな。
……任せられるなら、助かる」
[カップに続けて向けられた言葉に、落ちたのはやや大げさなため息ひとつ]
ま……事が事ですしね。
文字通り、他人事とは言えない事象ですから……見て来ますよ。
どうぞ、お任せあれ。
[影輝王、と。
最後の部分は口の中だけで小さく紡いだ言葉に、今は喫茶店兼宿屋の店主である影輝の精霊王は頼む、と短く返して来た]
さて、と……。
[『Kirschbaum』と名付けられた店を出て、向かうのは街の北に広がる古代遺跡。
かつて、そこであった出来事に思い馳せたのは──馳せる余裕があったのは、ほんの一瞬の事だった]
……っ!?
[不意に、目の前を過ったふわふわとした光の塊のようなもの。
そこから感じるのは、ある意味では自身に近しい、混沌の気配]
冗談……じゃあ、ないようだな……!
[そうであってほしかった、という言葉は飲み込む。
諸事情により、この地は『混沌の海』と呼ばれる始原の場所にとても近い。
そこに混沌の気配を感じたからこそ数百年ぶりにここを訪れ、そして、同じように訪れていた影輝の精霊王から均衡の乱れを示唆されて。
その上で、ひらひらと舞い散る混沌の王の力を宿した欠片を見かけてしまっては、さすがに見なかった、で済ます事はできず]
……ったく、置いてきたのは良かったのか悪かったのか……!
[シュリセルへと赴く際、予想される危険から、永遠を共にする対と、魂を結んだ相方は、器の母たる存在の許へと置いてきた。
対を危険に晒さずすむ、という点では置いてきたのは正解だったが、しかし、自身の補佐役でもある相方の白梟がいないのは、ちょっと厳しい。
とはいえ]
贅沢語ってる余裕はな……。
[なさそう、と。
口にするのと、光の塊が周囲に集まってくるのとは、どちらが先か。
集まって来た光は周囲にくるくると渦を巻き、どこかへと誘うような力を生み出して──]
……っ!
[まずい、と。
思った時には時既に遅く。
時を操り避ける暇もなく、時空の竜は何処かへと連れ去られた]
─ 何処かの丘の上 ─
[意識の暗転はほんの一瞬。
気づけばそこは、見知らぬ丘の上で]
……一体、ここはどこですか、と。
[周囲を見回せば、目に入るのはうっすらと霧のかかったなだらかな丘陵地帯の様相のみ。
ただ、その霧の中をふわふわ、ふわりと飛んでいくものから感じる力は、この場所が只ならぬ空間であることを何よりも端的に物語る]
……秩序と混沌の王の欠片が彷徨ってるとか。
一体全体、どーなってやがりますか、ここは。
[ぼやくように言いながら、意識を向けるのは右の手首に嵌めた腕輪。
二匹の蛇が絡み合う態を象った銀のそれは、持ち主の意思に呼応して形を変える。
じゃらり、という金属音が響き、無限の輪をいくつも連ねた鎖が腕輪から零れるように落ちた]
何はなくとも、この場所の事を調べんとな……エターナル・ロンド、散!
[鋭い声に応じて鎖はふわりと宙に舞い、内、いくつかの無限の輪が空間へと飛び散っていく]
に、しても。
……ほんとに……何がどーして、どーなってる。
[淡い霧に包まれた空を見上げつつ、口をつくのはこんなぼやき。**]
おや、風来坊 ハインリヒ が来たようです。
風来坊 ハインリヒは、村人 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
[事務所としている部屋で、依頼人の下へと出向く準備をする。
ネイビーのストライプスーツに同色のベスト、細いストライプ入りの白いワイシャツに茶色のネクタイを締め、焦げ茶色の革靴を履く。
その上に着込んだロング丈のトレンチコートと中折れ帽はどちらもカーキで揃えた。
こうして身を整えはするものの、癖の残る髪と無精髭はいつものまま]
留守番頼むな。
[それでも40歳となり、以前よりはいくらか落ち着いた様子でハインリヒは相棒に声をかけ、事務所を出る]
[扉を潜る、その瞬間]
……………
[ふわり、光るものが目の前を横切り、幾度か体験したことのある違和感を覚えた。
知れず溜息を落とし、何事も無かったかのように歩を進める。
その後ろで閉じた扉はいつの間にか消えて無くなっていた]
[辺りはやや薄暗く、平原のように起伏が少ない。
歩くに支障は無いが、見知らぬ場所故に歩みが慎重になるのは仕方のないことだった]
……あー……
[やがて、進行方向に人影を見つけ、見覚えのある姿だと認識すると、嘆息めいた声が零れる。
目深に中折れ帽を被り、人影の方へと歩み寄ると帽子の鍔越しに相手を見た]
/*
折角なので40歳にしてみました。
どうも、龍猫です。
ちょっとオトフリートから対の話引き出して驚きたいなとか思ってる次第。
にやにやしたい(
そして経過時間の差にも驚きたい(笑)。
そんな寿命の短い人間でありました。
コイツ長生きするんかな、そういや…。
/*
もう1キャラは髪と眼の色合わせると、やっぱミハミハ辺りになるかのぅ。
ティルもありだけども。
獣形態が緑毛で金眼、って言う縛りがあるから、他が使えん。
人間界ではゴールデンレトリーバーなんで、金・金も手ではあるが…ハーフリング的なものは無しにしたはずだからなー。
色々面倒だったんで(
あと多分過去村エピで出した出産数よりも増えてる可能性は否めません(
時系列考えるの面倒なんで、2度目の出産での末子にしようかと思ってるところ。
……ん?
[近くに現れた気配に、今は翠の双眸がゆるく瞬く。
振り返るのと、声がかけられる>>11のとはどちらが先か]
誰がおとっつぁんですかと。
[最初に口をついたのは、こんな突っ込み。
それから、小さく息を吐き]
ま、そうそう起きる事じゃあありませんから、そういう意味では良い、と言えそうですが。
運に関しては、何とも言えませんねぇ……。
[苦笑と共にこう告げた後、掲げた無限鎖を一度下ろして]
……お久しぶりです……また、お会いする事になるとは思ってませんでしたよ。
[軽い口調で言いながら。
浮かぶのは、予想通り時間軸も歪んでいるなあ、なんて横道にそれた思考。**]
……まあ、普通に思いませんよね。
[まさか、人間である彼とこう何度も顔を合わせる事になろうとは。
そんな思いも込めて苦笑を滲ませる]
何があるか、ここがどこかは、今調べているところですよ。
……まあ、かなり厄介な状況なのは間違いないですが。
[重ねられた問い>>13に、どう答えるか、の思案が巡る。
とはいえ、言えることは限られている訳で]
とりあえず、こうなった原因が、本来なら出会うはずのない者同士が出会った結果、何かしらの歪みが生じた事、だけはわかっています。
ただ……それ以外は、ね。
ほっといたら色々とややこしくなるのは、目に見えてますが。
[だから厄介なんですが、と。
言わぬ部分は態度にきっちり滲み出ていた。*]
おや、影輝王の子 フォルカー が来たようです。
影輝王の子 フォルカーは、村人 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
[いつ何時、何が起きるかなんて、わからない。
わからないから、それを予想なんてできるわけがなかった]
……だーかーら!
大丈夫だよ、って、言ってるでしょ、ヴィオレット!
[何せその時は、目の前に立ちはだかるというか、ふわふわ浮かんで道を塞ぐすみれ色のふわもこしたものに向けて主張するので頭がいっぱいだった。
肩に乗せた小鳥が落ち着かなく羽ばたいているのに、気付く余裕もない]
大体、父上からはちゃんとお許しもらって出て来てるのに、なんでヴィオがついてきてんの!?
まず、そこがおかしいでしょ!
[一番聞きたい事を直球叩きつけると、すみれ色のふわもこは小さな羽をぱたぱたさせてきゅー、と鳴く。
一見すると、ふわっふわの羽毛に包まれた翼のある竜のぬいぐるみのようなそれ。
これが、影輝王の力の分身たる影輝の最上級精霊なんて誰も思わないだろうな、なんて考えてしまうのは、文字通り生まれた時からの付き合いだからだろう]
あー……もう、とーにーかーく!
俺は、大丈夫だから!
[きゅー、と鳴くばかりのすみれ色にそろそろ限界に達してこう言い切り、強引に先に進もうとする。
その目の前を、光の塊のようなものがふわり、過って──]
─ 何処かの川辺 ─
……え?
[不意に通り過ぎた光の塊、それから感じた力の感触に戸惑ったのは一瞬の事。
気が付けばそこは、ついさっきまでいた遺跡の入り口じゃなくて、見た事もない川の辺だった]
……ここ……どこ?
[口をつくのは、ぽかん、とした声。
それに応えるように肩に乗せた小鳥と、何故か一緒にいたすみれ色のふわもこがぴぃ、きゅー、と鳴き声を上げた。**]
/*
やりたかったのは、これでしt(
いや、こんな機会でもないと、動かすとかできないよね、って思ったらまあ、うん。
つい(
まあ、あとはこれならどこの演戯のこがきても対応しやすいと言う利点がだね……!
この様子じゃあ俺達だけ、ってこともねぇんだろうなぁ。
[巻き込まれ経験者は語る、と言うわけでもないが、たった二人だけが誘い込まれたとはこれまでのことから考えにくく。
中折れ帽子をやや後ろ目に被り、視界を確保しながら遠くに視線を投げた]
…ま、考えてたって仕方ねぇ。
先ずは状況把握に勤しむか。
……そういやオトフリート。
いつも一緒の白もふはどうした?
[ふと、オトフリートの周囲にいつも見る姿が無いことに気付き、問いを投げかける。
呼び方が名前じゃなかったのは、やっぱりその容姿が印象に深いため*]
そもそも、異界転移事態が厄介ですからね。
[普通には起こり得ぬ事象、それに縁があるというのは本当にどうなのか。
なんて考えたのは短い刹那。
嘆息の重なる様子に、ですよねー、とどこか棒読みで返した後]
ですね……他にも、引き込まれた方はいそうです。
そこも含めて、早めに状況を把握したい所なんですが……。
[散らした無限の輪に返る反応は今の所はない。
もう少し範囲を広げるか、と思った所に向けられた問い>>19に、翠は緩く瞬いて]
ああ……相方は、竜郷……俺の、故郷に。
我が『対』の君と一緒に、残ってもらってます。
[言ってから、『対』の君が誰か伝わるかちょっと悩んだものの。
まあ、何とかなるだろう、と詳細を告げるのは避けた。*]
相方がいてくれればもうちょっとは楽だったんですが、ま、今更言っても……ですからね、そこは。
おや、夢魔 ベアトリーチェ が来たようです。
夢魔 ベアトリーチェは、村人 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
─ 妖精の森・外れの集落 ─
[数多の世界、その全てに接し。
しかし、その何れにも属する事のない場所。
『妖精界』──或いは、『妖精の森』と呼ばれる、その場所の一角]
「…本当に行くのですか?」
うん。
[不安気な女性が問う声に、少女はただ真っすぐに頷きを返し。
頭の動きに合わせて、髪に結わえた鈴がちりんと小さな音を立てる。
手に持っている小さなバスケットを前に掲げて、女性─姉に指し示し]
こんどマフィンやいたら、もってくね、って。
やくそく、したから。
[先の節目の大祭の折、縁あった面々に会いに行こうとする度に繰り返されているやり取りが今日も起きていた]
ちゃんとギュンターおじいちゃんにも、来ていいよっておへんじ、もらったし。
ベッティお姉さんたちにも、たべてもらえる位、たくさん、やいたもん。
「でも、今から行ったらお昼の時間でしょう。
明日にしても良いんじゃ…」
だいじょぶ。
おべんとーも、つくった。
ちゃんとお茶も、もってくし。
ナタルと、ゼルギウスお兄さんは、うごけないから、二人の分も、ちゃんとあるよ。
「…そちらの心配はしていません!」
[元々種族間の絆が深いのもあるが、一族姉妹の中で遅く生まれた末っ子は過保護の対象であった為にまだまだ妹離れしていない姉達があれそれと引き留めようとする。
けれど嬉しそうに出ていって、帰った後も土産話をあれそれ楽し気に話す妹も知っているから、結局最後は見送る事になり──今回も例にもれず妹に軍配があがったのだった]
それじゃ、いってきます。
おゆーはんまでには、かえってくるね。
[手をぱた、と振って満面の笑顔で出発する妹の背を見送って。
姉達もいつものようにこっそり後を付けていこうとした、のだが]
「…ビーチェっ!?」
[不意に過った光が小さな少女の姿を捉えた刹那、その姿は掻き消えた]
[対して少女は呑気なもので。
光に捉われたのには流石に気付いたものの、それが何を起こしたのかはまだ、分からず。
暫くはそのまま真っすぐに歩いていたのだが]
…あれ?
[道先、流れる川に突き当たってようやく、見知らぬ景色の中にいることに気付いて首を傾げ。
ちりん、となったその音は、近くに誰かが居れば拾うことが出来るだろうか**]
[予測に返る是>>20、嘆息ばかりが増える。
本当に面倒な、と言う思いを胸に抱きつつ、問いの答え>>21を聞くと軽く目を瞬いた]
『対』の君?
[当然、直ぐに思い当たるはずもなく、疑問と共に首を傾ぐに至る。
以前、父だ母だと揶揄ったことはあるのだが、まさか実際にそのような関係になったとは知る由もない。
ただ、言葉のニュアンスからどんな存在であるかは感じ取って、にや、と楽しげに口端を持ち上げた]
あんだよ、いつの間に嫁なんてとったんだよ。
永遠の反抗期とか言われてた奴がなぁ。
相手どんな子だよ。
[良い話を聞いた、なんて雰囲気で笑顔を浮かべながら詳細を聞き出そうとする*]
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