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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自衛団長 ギュンターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
少女 ベアトリーチェ が参加しました。
少女 ベアトリーチェは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[わたしは目を覚まして真っ白な天上を見る。まるで天使の羽のような綺麗な色。わたしの部屋の天上は良くある花の絵で飾られてるから、部屋じゃないことはすぐにわかった。
びっくりとして起き上がろうとすればベッドが沈む。わたしの動きに抗議するみたいに。こんなに柔らかいベッドなんてはじめてで、ベージュのシーツを見る。触り心地はとてもよかった。
しばらくそうしてから、視界の邪魔をするレースのカーテンに手を伸ばす。ここがどこだかわからない。だから、開かなきゃ駄目だと思った。
音をたててカーテンを開けると、そこに広がるのは一面の森だった。]
[どこだろう、わからない、わからない。
部屋を出る。走る足音が響く。そういえば鍵はあっただろうか。少なくとも今はかかっていなかった。
わたしは気づかなかったけれど、部屋の扉の横、壁に、わたしの名前とわたしの顔と性別、年齢がかかれた紙が貼ってあった。
廊下を走る、広い。広い。長い。
見えていた階段に辿り着いて、転がるように階段を下りる。
誰もいないのか、しんと静まり返った一階。
目についた大きな扉を開けるけれど、中も誰もいない。机と椅子、食器。壁には暖炉。
何でこんなに広い場所にわたしはいるんだろう。
家に帰りたい。
涙がこぼれるのを止められないまま、わたしはすぐに扉をしめて外へ駆け出す。]
[温かい空気。花のにおい。でもなんでだろう、蝶々もバッタもいない。
でもそんな不自然さもだけれど、そんなに綺麗な場所っていうのもこわくてこわくて、走る。
小道を走って辿り着いた大きな外への扉。
でも扉の取っ手には鎖が幾重にも絡まって、外そうとしても大きな錆びた色の南京錠が邪魔をして。
出られない。
泣きながら扉をたたいても、誰も扉をあけてくれない。
神様にお願いをしても、神様は助けてくれなくて。]
[少し寒くて目を覚ます。
暗い。夜。
わたしは壁にそってあるく。
広い、広い、敷地。
どこかに出口はあるんじゃないかって思って。
なんでかわからないけれど、壁の光はわたしがすすむほうにだけはついていった。]
[わたしはそこに手をかける。少し冷たい空気を感じる。
わたしはそこに顔を出す。早くでなきゃと、だけを思って。
わたしは身を乗り出して。
さむい。
息すらも凍りつきそうな。
目の前に赤い色が飛び散った。
わたしは近くなった地面。
何でかなと思う前に。
寒くて寒くてさむくて――]
[だからわたしは知らない。
わたしの身体が、敷地の中に残された身体がいきなりどこかに消えたことも、
部屋のネームプレートの文字が、何もなくなって、部屋の配置も変わったことも。
そしてわたしの顔が、ずっと屋敷を、寒い中から見ていることも。]
少女 ベアトリーチェがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(少女 ベアトリーチェは村を出ました)
青年 アーベル が参加しました。
青年 アーベルは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[月の光が辛うじて差し込むような、薄暗い路地裏。
表通りが煌びやかであればあるほど、そこは。
暗く沈んで。
それだけに、月がとても綺麗だと思いつつ。
その手に絡みつく、銀糸を舞わせる]
[ヒュッ、という音を響かせつつ、銀糸は標的を捉える。
逃げようとする男の首。
それを的確に捉え、絡みついて行く。
くい、という、僅かな手の動き。
ただそれだけで、銀糸は絡みついた標的を締め上げる。
苦悶の表情と、声。
しかし、路地裏の闇はそれらを貪欲に飲み込み、他者に知らしめようとはしない。
無論、だからこそ彼もここを『狩場』に選ぶのだが]
……さぁ、て……。
[ゆっくりと、距離を詰めて行く。
銀糸に込める力をゆるゆると強くしつつ。
絡め獲られた男は食い込む銀糸を外そうとするが、細い糸を捉える事もできぬまま、ただ、顔色を変えて行くのみ]
……Gute Nacht
[囁く。睦言を紡ぐかのような、優しい声で。
だが、そこにあるのは甘い響きではなく、冷徹な宣告]
[しゅ、と。
短い音と共に。
糸が締め上げられて]
……Beendigung des Antrags
[短い言葉と共に銀糸がふわりと夜の闇に舞い。
そして、男はずるり、とその場に倒れ伏す。
それを見下ろす蒼い瞳には、なんら感慨の浮かぶ様子もなく。
艶然たる笑みも、既に消えている。
最早一片の興味もない──そう、言わんばかりに、銀糸をくるり、と手首に巻きつける。
そして、彼は一度、静かな月を見上げ。
ゆっくりと、『狩場』を立ち去った]
[それはいつもの事。
いつもやっている、『仕事』。
路地裏の『狩場』で、指名された『獲物』を『狩って』。
それで日々の糧を得るのが彼の『日常』。
だからこそ、特別な感情はない。
……勿論。疑問も]
[依頼主の代理人から報酬を受け取り、それで簡単な食事を済ませ、ねぐらへと戻る。
下街の片隅、闇に埋もれそうな小さな家へ。
雨風を凌いで寝る以外の用途を求められていないそこは酷く簡素で。
そして、空虚。
そこに棲む彼の、虚ろな蒼い瞳のように。
その虚ろな蒼い闇に抱かれ。
胎児のように身体を丸めた彼は、すぐさま眠りへと堕ちる。
いつもの事。
だが。
次の目覚めは、『いつも』とは違った]
[目覚めた時に感じたのは、柔らかさと暖かさ。
それは、『あり得ない』感触]
……?
[そのあり得なさに違和感を感じつつ、目を開けて周囲を見回せば、そこは]
……どこだ、ここ……?
[掠れた呟きがもれる。
そこへの移動は、一体いつの間になされたのか。
巨大な窓──否、硝子張りの壁を持つ、豪奢な部屋。
一目で高級品とわかる家具が設えられたそこは、眠りについた棲家とは余りにもかけ離れていて。
……未だ、夢の中にいるのかと。
普段の彼であれば、考えもしないような事が、脳裏に浮かぶ]
……なにが、あったんだよ……。
[困惑した呟きと共に柔らかなベッドから降りて、硝子張りの壁へ寄る。
その向こうに広がる景色。花の咲き乱れる庭は、これまでは無縁だった世界と思わせた]
訳、わかんねぇな……。
[苛立ちを込めて言いつつ、こちらは、普通の壁についたドアに目を止めて。
右の手首に愛用の銀糸が収まっているのを確かめてから。
音もなく、廊下へ出る]
……ん?
[その時、目に入ったのは、扉の横の表札]
Name:アーベル=ゲシュペンスト Abel=Gespenst
Sex:male
Age:22
部屋割:C
その他:
糸を操る暗殺者『銀糸の幻魔』として裏通りにその名を知られる青年。
幼い頃、唯一の肉親だった母を亡くした後、持って生まれたその身体能力を暗殺者ギルドの幹部に見込まれ、生きるために暗殺者となる。
右の手首には仕事道具である銀糸を、首には古びた銀のロザリオを、常に身につけている。
……なんだ、コレ?
なんでこんなもんが……。
[それを確かめるためにも、行かなくてはならないか、と思い。
しん……と静まり返った空間を、足音一つ立てずに移動する。
気配を隠すのは、『仕事』上慣れていた。
少し歩くと、階段が目に入り、それを降りた先は、やはり豪奢な雰囲気の広間で。
そこには、見知らぬ男が一人]
……あんたは?
ここは……一体、どこだ?
[低く投げた、問い。
それに対し、男は、自分は君たち……つまり、彼と同じ立場の者である、と。
そして、この場所は神の箱庭である、と。
簡潔な口調で答えを返してきた]
……はあ?
訳、わかんねぇな……。
[抽象的な物言いに、やや苛立ちを感じつつも、大した情報は引き出せそうにない、と判断してそれ以上は聞かず。
開いている椅子の一つに座って、周囲の様子を伺い始める]
何が何だか……っとに。
[そう、呟いてはいても。
少なくとも、ただ退屈なだけの日常とは、かけ離れた事が起きると。
そんな確信めいた思いは、必要以上の不安を感じさせる事はなかった]
旅人 ハンス が参加しました。
旅人 ハンスは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
それは小さな町の安い宿屋。
その一室からランプの明かりが漏れている。
一人の男が備え付けられた小さな机に向かい、
ノートに鉛筆を走らせていた。
時折考え込んで、鉛筆を横に線を引き、書きかけていた文を消す。
紙ごと捨てはしない。それは高価な消耗品であるから。
夜も更け、暖房器具のない寒い部屋に、男のはく息が白い。
もうすぐ冬だろうか。
時折指を丸め込んで拳状にし、
手をあたためながら男はノートを塗りつぶしていく。
違和感。
見つめていたもの…彼のノートはかわらない。
彼のつかんでいた鉛筆も。なにもかわらない。
それなのに全てが。
全てがおかしい。ぐらりと眩暈。
全身を徐々に固めていくようだった気温がかわり、
階下の酒場の喧騒が消えた。
クッションのない裸の木の椅子に座っていたはずなのに、
下半身に感じるのは、絹の丸みと暖かさ。
違和感。
[視線を上げ、悲鳴をあげた。
先ほどまで隣の家の壁が迫っていたはずの窓は消え、
ガラス張りの壁には、
月光に照らされるうつくしい中庭がひろがっていた。
彼がノートを広げていた机は、
その縦横が二倍もある磨きこまれたマホガニーの机に変り、
備え付けられた椅子も同じく、高価なものだった。]
これは…?
ここは…?
[本棚に並べられた本たちに、視線を釘付けにしながらも、
危機感が勝ったようだった。
男は鞄からごそごそとナイフを取り出して武装すると、
手をかたかたと震わせながら(いざ何かが出たとして、
その震える手ではナイフで自分を傷つけるのがせいぜいだろう)、
部屋のドアをことごとく開けていく。
シャワールーム、クローゼット、そしてカーテンの裏側まで。
一通り調べ終え、ドアに向かう。
慎重に扉を開けるも、外には誰もいなかった。
ただ、表札だけが目に入った。]
Name:ハンス=バチャーニー Hans=Batthany
Sex:male
Age:28
部屋割:E
その他:
紀行記作家。
周辺諸国を回り、その紀行、風土、土俗的習慣等を本にまとめ、職としている。
人気、ギャランティは中の下。中堅にはなりきらない。
家族関係は両親と妹。
ただし母と妹は既に病死しており、父親との連絡は途絶えている。
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