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それはまだ、始まりの前でした。
始まる前の、ささやかな日常。
おや、盲目 テレーズ が来たようです。
盲目 テレーズは、村人 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
森に囲まれたその村には、とある『魔』が住んでいた。
『人』と共にある事を望むその『魔』は異端の存在で。
とても強い力を持つが故に──秘かに隠れ住む事は、やがて叶わなくなり。
『人』を、村を愛する『魔』は、自ら封じられるを望み。
陽と月の重なるその日、聖なる泉の底へと自らを封じた。
──ずっと昔、世界の平和を望み、祈り続けた『祈り子』が、護ろうとした『人』に追われ身を投げた泉。
決して枯れぬ、睡蓮の咲くその場所へ。
『人』を慈しみ、眠りについた『魔』と。
『人』を護ろうとして叶わず、身を投げた『祈り子』と。
近しくも相反する想いは、睡蓮の下に等しく眠り、森に囲まれた小さな村をずっと、護り続けて。
──けれど。
ある日、長く続いた平穏は、破られる。
陽と月が重なる日──『蝕』の訪れし、その日に。
聖なる泉にかけられし封──『魔』と『祈り子』を眠らせていたそれは何者かによって破られ、そして──。
──流れる風が、水面を揺らす。
──枯れぬ睡蓮の花弁も揺れる。
──深い、ふかい、泉の底。
──眠れるものは、何、思う?
おや、童話作家 ポラリス が来たようです。
童話作家 ポラリスは、占い師 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
─ 広場 ─
…う〜〜〜〜ん
[広場の片隅にある木陰に腰を下ろし、難しい顔で唸る女性が一人。
手には筆記用具と筆記帳、いくらかの文字の羅列と大雑把な絵が描かれている]
お話が浮かばないよぅ…。
[溜息をついて首を折ると、女性──ポラリスは額を膝へとくっつけた。
童話作成を生業とするポラリスに度々起こるこの現象。
人はそれをスランプと*呼ぶ*]
/*
こんな時間に龍猫です。
何故かキャラ作りが難産だったの…。
最初ダァリヤで妙齢の女性も考えてたのだけどね、設定が上手く組めなくて。
グラ眺めて設定が思い浮かんだので入ることにしたわ。
次が次なので、息切れしないキャラに、と言いつつ占い師希望しちゃった。
ちょっと狼出来る気がしなくて。
弾かれたら…うん、頑張る。
おや、旧家の子供 エリィゼ が来たようです。
旧家の子供 エリィゼは、霊能者 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
― 自宅 ―
[とある家の台所で、少女がせっせと洗い物をしている
お皿の最後の一枚を洗い終えて、丁寧に水切り籠に納めて、大きく息を吐いた]
ねえ、ママ
今日の分のお手伝いはもう終わったよね?
お外に遊びに行ってもいいでしょ?
お皿だって、今日は割らなかったもん。
[変なところを自慢げに強調して、少女は母親に問う
元々「遊びに行く前に手伝え」と言った以上、それが当然と胸を張って
母親が「約束だから」と頷けば、ぱぁ、っと表情を明るくして]
わぁ、ありがとうママ。
[そう言って、一度母親に抱きついてから、いそいそと外へ駆け出す
その背中に、幾つかいつもの注意が届けば振り向いて]
分かってるもん、泉の祭壇には近付くな、でしょ?
毎日言われなくても覚えてるもん、忘れないもん、そんな子供じゃないもん。
[ぷくー、っと頬を膨らませて拗ねて見せた。
十分子供である]
あとは、暗くなる前に帰ってくることと、危ないことはしないこと。
でしょ?
[指を折って数えながらそう確認して]
大丈夫だもん、リィ、危ないことなんかしないもん。
それじゃ、いってきまーす!
[そう言い残して、たったかと外へ
誰かに出会うことがあれば、人懐っこい笑みで挨拶をする*だろう*]
おや、薬草摘み ソーヤ が来たようです。
薬草摘み ソーヤは、おまかせ を希望しましたよ(他の人には見えません)。
─ 森の中 ─
……えーと、確かあれはこの辺りに、と。
[がさがさごそごそ。
そんな感じで、茂みが揺れる。
一見すると雑なようで、その実、木々を枝葉を傷つけぬ手つきは慣れたもの]
……ん、あったあった。
って、ちょっと育ちがよくねぇな……もう少し、置いておくか。
[ようやく見つけた目当ての草は、摘み取るには少しだけ早いよう]
ま、急ぎってわけでもないし。
[そんな風に結論付け、押しのけた茂みを元に戻してから立ち上がる。
ん、と言いつつ腕を上げて身体を伸ばせば、頭上でばさり、羽ばたきの音が響いた。
見上げた先には、白の羽毛と黒の翼を持つ鳥の影]
クレー、移動するぜー。
[そちらへ向けて呼びかけた後、青年は次の薬草を探して歩き出す。**]
/*
絶賛体調不良で入ってなかった村建て惨状……!
つか、wikiのあれはなんで気づかなかったし(とおいめ
ともあれ、突発的ではありますが、村建てと相成りました『睡蓮の夢』。
相当な少人数になりそうですが、皆様どうぞよしなに。
/*
帰宅ー
と言うわけで、こんばんは、ゲル状生物です。
なんとびっくり、今回は女の子ですよ、おんにゃのこ!(
意外性で中バレしないといいなと思いつつ、既にばれてる気が、とっても、する。
エリィゼ使いたかった人がいたらすみません。
気分的に小さな女の子がやりたかったんだ。
まあ、直近で連荘で濃い男キャラRPしてきたから女の子やりたいとかそんなことは……(目逸らし
とりあえず、ソーヤがくろねこさんで確定だと思う。
ポラリスは龍猫さんかなー?確信がもてない。
んじゃ、表に復帰はもうちょい後、でご飯ー。
/*
あ、「プレーナイト(Prehnite)」は「葡萄石」の事です。
マスカットグリーンの球状の結晶がいくつもくっついて、葡萄みたいに見えるからこの和名になったとか。
写真でしか見たことないけど、単体の球状のは本当にマスカットの粒みたいだった。
いや、ネーミングに悩んで手近にあった「美しい鉱物」って本めくってつけたとかそんな。
他にも幾つか候補あったけど、これが一番(石の)見た目が可愛かったから。
「リューサイト」とか「スキャポライト」とか「アポフィライト」とか「クリソコラ」とか、鉱物は結構使えそうなのが多かった。
おや、本屋 クレイグ が来たようです。
本屋 クレイグは、村人 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
― 本屋 ―
[小さな村の小さな本屋。
元より少ない客足も途絶え、更に今は丁度良い具合に陽が差し込んでくる時間帯。
となれば]
……。
[店番がついつい居眠りしてしまうのも、仕方のない事だった**]
/*
ソーヤ使おうかと思ったら既に居た件。
考えてた設定がちょっと被っててワロタ。
というわけで本屋のお兄さんにシフトです。細かい事は何も考えていない(キリッ
― →広場 ―
[家から出て、まず向かうのは広場
途中で会う人たちにはちゃんと挨拶をして
広場について、誰かいないか、ときょろきょろ見回して
片隅の木陰、座り込む姿が目に留まる]
あ、ポラリスお姉ちゃんだ。
[いつも素敵なお話を聞かせてくれる人、と言う認識が少女にはあったのだけど
今、彼女はなんとなく元気がなさそうで、とてて、と側に近寄って]
ポラリスお姉ちゃん、何かあったですか?
[驚かせないように、そっと声を掛けてみた
暫くして気付かないようなら、そのまま立ち去るだろうけど*]
― 広場 ―
[声を掛けて、ほんの少しだけ見えた困った表情>>8に、声を掛けちゃいけなかったかな?とほんの少しだけ思ったけれど
苦笑と共に落ちた言葉には興味津々と言う表情を向けて]
新しいお話考えてる所だった、の?
リィ、ポラリスお姉ちゃんの作るお話、とっても好き。
楽しくって、優しくって、んと、きれいなんだもん。
[子供なりの言葉で気持ちを伝えてにっこりと笑う
スランプ、とか、そういうものは知らないから、真っ直ぐに楽しみと言う気持ちで]
新しい本が出来たら、クレイグお兄ちゃんのお店にもおいてくれる、よね。
お兄ちゃん、いつも暇そうなんだもん。
[この村の小さな本屋でいつも店番をいている青年を思いだして、余計なお世話ともいえることをぽつり]
/*
縁故を放り投げまくってみる(
ソーヤお兄ちゃんとはどうしよう、かなぁ?
クレーとか、ちょっと怖がりそうな気がするのよね。
他の人たちはまだ来ないんだろうかー?
眠いんだ(こら
─ 森の中 ─
[物心ついた頃から歩き回っているから、森の中は勝手知ったるもの。
そんな慣れもあって、ついつい奥まで踏み込む事は日常茶飯事で]
……っと。
[進んでいた足が止まる。
耳に届くのは、澄んだ水音]
あいっかわらず、綺麗な音だよなあ。
[そんな呟きをもらして、目の前の茂みをかき分ける。
目に入るのは、睡蓮の咲く泉と、その奥の祭壇。
近づきすぎてはいけない場所だから、これ以上踏み込む事はないけれど]
……枯れない睡蓮、かぁ。
[ここに来るたびに目を引かれるのは、伝承の花。
それは、水面で静かに揺れて、いろを映している]
見た目は、普通なのに。
なーんで、枯れねぇんだろ。
[小さく呟けば、肩の上に陣取っていた相棒が、さあね、と言わんばかりにキョ、キョ、と甲高く鳴く。
合わせるように風が吹き抜け、水面の睡蓮を揺らし、波紋を広げた]
って、誰かに見つかるとやべーし。
そろそろ、戻るかあ。
[広がる波紋が消え失せるまで水面を見つめた後、くるり、踵を返して歩き出す]
/*
コクマルカラスの鳴き声を探すのに手間取って出そびれていたのは俺です(
つか、なんだこの鳥、鳴き声めっちゃかわええ……!
─ 広場 ─
ふふ、ありがとう。
[一生懸命に伝えてくるエリィゼ>>9に、ポラリスの表情も苦笑から喜びのものへと変わる。
楽しみにしてくれている子が居ると言うのは、何ものにも代え難いものだった。
とは言え、直ぐに案が出てくるわけでもなかったけれど]
そうね、置いてくれると嬉しいわ。
[クレイグの話になると、はっきりと言われた言葉に思わずクスリと笑ってしまう。
この小さな村では利用者も限られてしまうだろう本屋。
暇なのも仕方が無いと言えば仕方がないのだけれど、小さな読者には際立って見えてしまうらしい]
新しい本を出したら、お店が忙しくなっちゃうかしら?
[ポラリスは冗談めいた口調で笑って言った]
― 広場 ―
ん、リィ、楽しみにしてるから、ゆっくり考えてすてきなお話を作ってね。
[にっこりと笑って、今度は、と言っていたから急がせるつもりはない、と子供心に思って
クレイグの話に笑いが零れたなら、少しだけ真剣に]
だって、そういう時じゃないと、リィが本屋さんに行く用なんてないんだもん。
[ぽつり、と落として
もうちょっと大きくなったら、普通にお客さんとして遊びにいけるのに、とか思っているのは内緒だけど
だけど、冗談めかした声にはすぐに笑って]
忙しくなったら、クレイグお兄ちゃん困る、かな?
「ゆっくりできないー」って。
[もっとも、ゆっくり出来なくなるほどこの村で忙しくなるか、と言えば、そうはならないのも知っていたけれど]
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