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教師 オトフリート は、青年 アーベル を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、研究生 エーリッヒ、ランプ屋 イレーネ、青年 アーベル、宝石商 ザムエル、召使い ユーディット、酒場のママ ヘルガ、教師 オトフリート、小説家 ブリジット、職人見習い ユリアン、シスター ナターリエの10名。
/中/
ほ。
さすがに、初回溶け2日間墓下ぽつねん、は寂しかったからなー。
さあて、ここからしっかり動いていかんとねっ。
しかし、投票デフォイレーネって、ランダ神や……。
中/
ふみゃぁん…ナターリエ夜明け近くまで起きてるにゃぁ。
皆が寝静まった真夜中に襲撃したかったのににゃぁ…。
仕方ないにゃぁ、彼女の気絶直後くらいに動いた事にするにゃん…霊能者だったら起きてる内の襲撃はまずいかもしれないもんにゃぁ。
/中/
そして、ありえないトラブルのために描写を落とすに至らなかった自分に、このど阿呆が、と声を大にして叫びたいorz
−夢幻の回想−
[幻の品に興奮した人々がようやく寝静まり、勤勉な使用人たちも未だ起き始めぬ頃。
館の主には、何か想うところでもあったのだろう。
所蔵品を仕舞う部屋ではなくその枕元へと置かれたオルゴールから、淡く甘い香りが立ち上る。
それは――夜と朝の狭間の刻]
[オルゴールに柔らかく絡みついた薔薇の香が、女を導く。
空間を渡り、やがて辿り着いたその場所は――館の主の部屋]
…ゥフフ…
[眠りの内にある館の主へと赤い爪を翳せば、ふわりと甘く濃厚な香りが漂う。
女が――魔が見せるは、"最も大切な者"の夢幻(ゆめまぼろし)]
ネェン、私オルゴールを聴いてみたいのォ…。
魂を捧げて下さらなァィ?
「あなた…私オルゴールを聴いてみたかったわ…
ねぇ、いいでしょう…?」
[蜜のような声は、誘い水。
最愛の妻が差し出す手を拒みきれず、彼はその手を伸ばし――]
…あっけないことォ。
それともォ…何か負い目でもあったのかしらネェ…?
[けれどその呟きに答えるものはない――既に抜け殻となっている]
[男が妻と思った魔の手に残されたのは、彼の魂。
女は何の躊躇いも無く、銀のオルゴールへと彼の魂を捧げ――
"永遠の歌姫"と湛えられるその唄に、深紅の瞳を細める]
[唄い終えたオルゴールは、ひとりでに蓋を下ろす。
それは――【永遠のオルゴール】が目覚めた証]
ゥフフ…なんて綺麗ィ…。
もう誰にも渡さないわァ、私のものよォ…。
[女は無邪気ともいえる笑みでオルゴールを抱き、何処へか消える。
後に残されたのは、*満足気な表情を浮かべた魂の抜け殻のみ*]
―2階・客室―
[いつの間にか落ちていたまどろみから、現実へと意識が戻る]
……な……に?
[何か、ざわつくような。
嫌な感覚に、数度、瞬く]
……『 』?
[かすれた声が、名のような言葉を紡ぎ]
[薔薇の花の赤と葉の緑を併せ持つ、金緑石の飾り。
それも、紅薔薇から生まれた魔の心を捉えたのかも知れない]
ゥフフ…ゥフフフフ…
[女は未だ――形をとって14年にしかならぬ未熟な魔。
他の魔が契約した品がどんな災いを招き寄せるかなど気付きもせず、残酷なまでに*無邪気に微笑んだ*]
『お前』の歌姫……?
何の事……?
[かすれた声は、何に向けて問いを投げるのか。
傍らのカーバンクルは、その様子に不安げな様子で尻尾を揺らす]
ん……心配すんな。
昨夜ほど、派手に暴れちゃいないから……。
[頭をぽふりと撫でてやりつつの言葉に、カーバンクルは一つ頷くものの。
その表情はやはりどこか、不安をおびたままで]
[魔に属する空間に、女の笑い声の余韻が響く]
『ゥフフ…ゥフフフフ…』
[酷く愉しげなその声は、カナリアを食べた猫のよう。
やがて女は宝物を隠しに何処へかと消え*残るは薔薇の香りのみ*]
酒場のママ ヘルガは、小説家 ブリジット を投票先に選びました。
酒場のママ ヘルガは、小説家 ブリジット を能力(襲う)の対象に選びました。
酒場のママ ヘルガは、宝石商 ザムエル を投票先に選びました。
[ゆっくりと、ベッドの上に起き上がり、一つ息を吐く。
全身を、異様な気だるさが包み込んでいた]
にしても、なんなんだ……この、感じ……。
[ざわつくような、苛立つような、嫌な感覚に、*小さな声で呟いて*]
/中/
さて、そちらは予想通りとしましても。
あからさまに能力者らしきところを占ったのは失敗でしたね。
……久々の占い師で勘が鈍りましたか。
[←ユーディットやナターリエ辺りを見ていた人]
/中/
おぅ。最初からそれっぽかったがヘルガが魔でしたか。
んで予想通りエーリッヒ妖、と。
しかしこうもあからさまにでていいのか狼?
赤誤爆じゃないよなぁ…
残る一人は誰だろう?
/中/
当人の挙動を見て、決めましょうか……
幸いにして、誰を占うかのRPはしておらず。
ちなみに、昨日のデフォルトはヘルガ様でした。
本日は「占い:イレーネ」「投票:ナターリエ」
そのままにしておくべきでしたか、ね。
[――時は、早朝まで溯る。
いつもの如く紅茶を淹れた執事は、朝食を運びに主の部屋へと赴く。
銀のトレイをバランス好く持ち、規則的に、四度のノック。
しかし普段ならばすぐに返るはずの声は、いつまで経っても返らない]
ヘル・オストワルト?
[同じ動作を繰り返し、待機しても、やはり返答はない。
こういったお披露目会の翌日、興奮し過ぎたがためか、
主が寝入ってしまう事は、今までになかった訳ではなく。
だが、今日に限っては。
違う、と脳裏で警鐘が鳴らされていた。
或いはそれは、意識しないでいただけで、以前から]
―客室―
[昨夜、少女に促されて共に部屋へと戻ってから既に長い時間が経過していた。]
[寝台の上で規則正しく聞こえていた寝息が乱れて止まる。]
・・・・・おじい?
[うっすらと開いた双眸の色は紅い。]
――、
[愁眉が顰められ、僅かに表情が歪む。
執事が暫く戻らぬのを訝しげに思ったか、
丁度好く侍女の一人が階段を昇り、こちらへとやって来た。
それを認めた執事は苦い色を掻き消し、何でもない風を装う]
ゼヒツェーン。
ただちに、マスターキーを。
[突然の言葉にも、十年来の付き合いの彼女は緊急の要件と悟ったか、
深くを問う事はなく、些か慌しく来た道を戻っていく]
―客室→廊下―
[廊下に出る。いつものように扉の前で躊躇うこともなかった。]
連れて、かれた。
・・・・何処に?
[うわ言のような言葉を繰り返し、紅い眸は何処か遠くを見る様。]
[何かに憑かれたような足取り。]
[……当の侍女が鍵を手に戻って来る頃には、
客人にも、異変に気づき始める者がいるだろうか。
半ば投げるように手渡されたそれを咎める事もなく、
鈍い煌めきを鍵穴に差し込んで、捻る。
――カチャリ、開錠音。
中に声をかけることも忘れ、すぐさま、扉を開いた]
−客室−
[廊下を駆けて行く、使用人の足音。
起こるであろう騒ぎに心の内でほくそ笑み、シーツの海にたゆたう]
…ゥフフ…もゥ、私のものなんだからァ。
だァれにも見せてなんかあげなァィ…
[くすくすと堪えきれぬように声を零し、深紅の瞳を瞼で隠す。
――誰かが起こしに来るまで、*夢の空間を漂うだろうか*]
[普段より荒々しく扉を開き、一歩中に踏み入る。
目に入ったのは、白のシーツの上に身を横たえる主の姿。
ともすれば、ただ眠っているだけのようにも見えた。
けれども執事の胸中に上る、違和感、違和感、違和感]
ヘル・オストワルト!
[傍らに膝をついて、不自然な――
何かを求めるかの如く伸ばされた、皺の刻まれた手。
目蓋を下ろした老耆の貌に浮かぶは、満足したような表情。
昨晩の食事会で見せたものですら、遠く及ばない。
それは、奥方を没くしてからは終ぞ見られなかったもの]
……主。
[左の手袋を外して、その手を取る。喪われたぬくもり。
しかし不思議な事に、微かな呼吸と、脈とは確かにあった]
[主の手をそっと動かして、その胸元に。
生命の火はまだ消えておらず、しかし抜け殻の如き姿。
何が原因かなどと言う事は、執事にはわかり切っていた]
……なるべく、騒ぎは広めないように。
とは言え、オルゴールまでもが失われたとなれば、
客人にこのままお帰り頂く訳には参りませんね。
[立ち上がり、顎に手を添えて思い悩む表情。
事情を問う者もいるだろう、隠し通せるとは思えない。
使用人達には真実を伝えねばならないのだし、
そこから洩れてしまう事もありうるか。
ともなれば、素直に明かした方が好いかもしれない]
とりあえず。
まだ、“失くなった”と決まったわけではありません。
私はこの部屋をもう少し、見て行きます。貴女は保管室の方を。
[頷いて立ち去る侍女を見送り、深く息を吐き出した]
[ほくそ笑む女性の部屋の前を、それと知らずに通り過ぎ。]
[階上の呼び掛けが聞こえたか、見上げた。2つの眸は紅と蒼の間を彷徨う。]
・・・・何処?
[置いていかれた子供のような声。眸から一筋、透明な泪を*零した。*]
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