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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が2名、占い師が1名、霊能者が1名、守護者が1名、共有者が1名、聖痕者が1名、狂信者が1名、呪狼が1名、智狼が1名いるようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を選択しました。
[ユリアンの内心に気づいているのかいないのか。
いえ、ある程度気づいているが、気づいていない振りをする。振りだというのも相手にわかるだろうがそれでもしつつ]
ああ、俺は水汲みに。荷物はいいが、エルザが顔見せてくれたら親父も喜ぶなーと
[とっても寡黙に喜ぶだろうと。想像したところに。新たな声と、エルザが陰に隠れたのを見て]
おぁ。
[ミリィの姿とユリアンの言葉に挨拶も前に変な声があがった]
/*
しょっぱなから、度が合っていない設定忘れた ぞ!
まあ、次回から誤認しまくればいいよね!
おまかせ占い師って、なんだってー。
初期占い先がギュンターって、なんだってー。
自白剤でも作ればいいのか!!
[二人の青年の後ろに、隠れる少女。
声からエルザと知れば、空いている片手を腰に当て溜息をついた]
まだ何も言っていないだろう、エリザベス?
やましいことがないのなら、どうどうとしているがいい。
そういう素振りを見せると変に勘ぐってしまうじゃないか。
[ぴき。
そんな効果音が聞こえる程、
こめかみにくっきり浮かぶ青筋が見える程、
ユリアンの一言は効果覿面だった]
ほっほう――
人を見て、げぇ、などと声をあげた挙句、
そのようなことを言うか。
その性根が治るよう、薬を調合してやろうか。
親父さんも喜ぶだろう。
[とん、とん。
足が地を叩く。眼鏡の奥の瞳は鋭い]
[アーベルの言葉には、後ろから笑顔で見上げ]
じゃあ、行くわ、顔を見せに?
お水、持って行く?
[言った時、ユリアンの言葉が聞こえたので、わかずくり、と口の中で繰り返してみた。
丁度その時、ミリィの声が聞こえてぴくんと肩をまた竦め。
おずおずと、ふたりの影から顔を出した―尤も、ちっとも全身が隠れてなどいないのだけれど。]
だって…
口の中おえってなるのだもの…
[舌を押えて咽を見られるのが嫌なのだ。]
診ねばわからないのだから、仕方ないだろうに。
診ずに発見が遅れて、ひどくなるのは、いやだろう?
[繰り返された言葉が聞こえていなかったのは、幸いに違いない。
女子供に対しても容赦はない――というか、大人気ないのだから。
とは言えエルザには、主に、彼女の過去に思うところもあるのか、他よりは幾分か柔らかい]
エリザベスの歌が聞けなくなれば、私だって寂しいぞ。
いや、いきなり声かけられたとこで横から、げぇ。とかいう声が出たら驚くでしょ。
[と、ミリィに睨まれて説明。変な声を上げた理由は本心それである
ただユリアンが驚くのも致し方ないことだとか失礼なことは思っているが]
そう、ですか。
…血は争えない、のかな。
[両親はどうだったろう、などと片隅で思いつつ。
血の繋がった兄だからこそ、向ける視線はやはり複雑ではあれ、そうすることが失礼だとかいった感情はまずない]
……はっきり頷くか、お前は。
[頷く幼馴染に、渋い顔をして。
複雑なものを帯びてこちらに向けられる弟の視線に、なんとなくジト目になりつつ]
……そりゃ、実の兄弟で全く似てない、って事は、ないだろうけどなぁ。
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