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ジャーナリスト ヴィリー は、自衛団長 ギュンター を占った。
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、楽師見習い アーベル、修道士 ライヒアルト、ジャーナリスト ヴィリー、煙突掃除人 カヤ、人形師 ゲルダ、店員 ベッティ、行商人 ハンス、楽師 エルザ、剣士 レナーテ、旅の香水売り ローザ の 10 名。
針ねぇ…………確かに、カヤちゃんなら隙を見て刺すのも容易いか
ん? 知らんよ
私は『依頼』されたから捕まえてるだけ
その先で、そのまま売られるのか『バラ』で売られるのかなんて私の知り及ぶ範囲ではないよ
ったく。
こそこそこそこそ気分悪い。
[大股でずかずかと裏通りを進む。
その後も数回、陰口は叩かれたが、やはり啖呵を切ると逃げ出す姿に少しだけ首を傾げる]
……随分と元気ねえな?
普通、こういうところの奴らはもうちょい骨のある奴いるんだけどな。
[それは、連続失踪事件が尾を引いているということがまず一つ。
次に、大方の血の気の多い人間は大体ヴィリーに叩きのめされているというのが二つ。
もう一つは、裏でこそこそ画策してる誰かさんのせいだった]
剣士 レナーテが「時間を進める」を選択しました。
/*
ぎゅん爺は人間(当たり前
投票デフォはハンスで、占いデフォはエルザ、と。
……何でこの組み合わせかね。
からかえとのお達しか(違
―広場/噴水近く―
それは、確かに。
よくお分かりですね。
……、何か、やらかしました?
[よく知った風な口調。
頬杖を突いた姿勢から顔を斜めにして掬い上げるように男を見やった。
単純に疑問に思う、というよりも真剣味を帯びたもの]
あら、お上手ですね。
でも、もう盛りは過ぎましたから。
後は枯れるのを待つだけかしら。
[そう言う頃には軽いものへと変わっていたが。
身を起こして、足を伸ばす。手も伸ばして、んん、と声をあげた]
剣士 レナーテが「時間を進める」を取り消しました。
[ゲルダの言葉には、一度ふる、と寒気を体に走らせるだけの力があった。
それでも少女の仕事は少女が決め手頷いたもの。
震えを声に乗せるわけには行かなかった。]
ん。
失敗したら俺が「バラ」されちゃうかもだもんな。
[それでも小さく呟いた。]
今はブンタさんたち忙しいから、カヤも大変だろうけど。
早く解決するといいね。
[カヤの仕草に微笑むと、蒼を覗き込んで]
あははー。楽器との相性って言われても、よくわかんないわね。専門家の目から見て、アタシには何が向いてると思う?
[などと、緊張感のない会話を続けていた]
[首を傾げるライヒアルトに、えーと、と僅かに考え]
アーベルくん……だっけ? エルザさんの弟くん
[とか言ってたらエルザの名前が出てきたわけで]
そっか…………わかった
とりあえず、会って話をしてみないことにはね
―広場・露店―
まあね。強要されるのだけは嫌だった。
[アーベルの真意は知らぬまま]
[自分の逃げた理由を思いながら答えた]
風は閉じ込めておけない。
息が詰まって死んでしまうから。かい。
[古謡を歌ではなく詩として諳んじれば]
[ふわりと抜けてゆく風を感じた]
持ち運ぶ荷が増えるだけじゃないか?
そう気軽に買えるものでもなさそうだし。
[一方、黒板に関する回答はそんな夢の無いものだった]
[首をかしげながらも原因の全てに思いつかないままレナーテがずんずんずんずんと裏通りの中を練り歩くが、やはり、特に何事もイベントは起きなく、用意していたべっ甲飴もすでに15本目となった]
あー、もう、なんもねえ。
それに、平和だし。
連続失踪事件なんて、本当にあるのかよ。
[レナーテがそう呟いたとき]
『……おい。
その事件を調べてんのか、姉ちゃん』
[ようやく、レナーテに話しかける男が一人現れた。
キュッと口の端を吊り上げ、レナーテがそれに応じる]
ああ。
だとしたら?
─広場・露店近辺─
……ぜんっぜん、別に、って態度に見えねーんだけど。
[肩を竦めて言うカヤに、憮然とした面持ちで言って。
ベッティの言葉に、んー、と言いつつ腕を組み]
……鈴とか、ベルとか。
[しばし悩んだ挙句、ほぼ直感で上げたのは賑やか系]
─広場・噴水傍─
”まだ”、やらかしちゃいねぇがな。
それらしい言動を聞いただけさ。
ま、他にも目を光らせてるのが居るようだから、そこまで心配はねぇかも知れんが。
[隻眸が真剣味を帯びる視線を見返す]
[口元には変わらずの笑みが張り付いていた]
おいおい、随分と達観してんだな。
アンタはまだまだ魅力的だと思うがね。
仕事で来てないなら口説いてたところだ。
[そんな言葉を返しながら]
[後ろに結わえられた相手の長い髪を一房触れようと手を伸ばす]
/*
さて、どのタイミングでぎゅん爺失踪を出すことになるか。
どっかで出ても感知は今日中にやることになるかな。
術展開してるし。
ああ、なるほど。
それで弟君か。
[相手の口から当の楽師の名前が出て、それなら話が早いと頷いた]
まあ、この事態だからね。大丈夫だと思うよ。
『こちらの都合はこじ開ける』とまで言っていたくらいだから。
[僅か苦笑を洩らしながら言う]
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