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[目覚めたばかりの見知らぬ土地。人里か否かなど知りはしない
声を掛けた少女が人ではないと判断する余裕などなくて、私は反射的に駆け出していた。
緑の隙間を抜け、目に入るは鮮やかな赤。
それが先ほどとは別の人間の――仄かに血の匂いを纏った少女と理解するより先に、空を蹴り天へと駆け上る]
西側……賑やかだな。
[小さく呟く]
あんまり騒ぐと、機鋼王がうるさいと思うんだが……。
[やれやれ、と呟きつつ、ひとまず菓子を作り終え、広間へ。
何はともあれ、と紅茶を一杯味わい、一息入れる]
……?
セレス?
[それから、どこか落ち着かぬ従魔の様子に*首を傾げて*]
……っふ!
[瞬間。
空気を切る音が聞こえるよりも先に右腕には大きな爪と黒茶色の毛が生え、水の中の銀の鱗を弾いた。
後頭部からうなじにかけて白い毛が瞬間揺れるのを、目で確認することは出来るだろうか。
一瞬の音の後、腕の中には大きな魚が収まっていた]
…?
[川の上流の方に向いて仁王立ちしている彼の左側から、声か光か気配かは分からないが何かを感じた気がした。
が、頭をぽりぽりかくと再び水面をにらむ。
パタパタと周りを飛んでいた黒い小さな鳥が、西へと飛んで行った。]
[体躯よりも激しく鼓動が跳ねる。
人影を複数見たことにより、私は此処を人里なのだと思った。
少女を越える間際、僅かに捉えた血の匂いが混乱に拍車をかける]
嫌…!
[恐怖が背を這い上がり、私は小さな針の事も忘れ疾駆する]
[薄ら笑みを浮かべていたが、ふと背後から感じた忘れ得ない属性の気配に振り向くと]
ミ・ツ・ケ・タ……
[頬が裂けるほどに口の端を歪め、その気配の感じられた方へ駆ける。
樹の間を駆け抜けてアーベルに接近すると、その足を掬おうと足払いをかける。]
─西部エリア・広葉樹林─
逃げたしー。
何?
いまの。
……ちょっときれいだったかも。
[扉を開けて、エリア内へ。どこのエリアも同じような区切られ方をして同じように、中枢部に連結しているらしい。
広葉樹が茂っている]
……あーん、ここは。
[生命と、影輝のちからが強く働いているのを感じた。
リディ自身純粋な、生命のちからの持ち主の為、周囲の空気に気配が同化、意図せず自然と気配が薄れる。]
[不意に天を仰ごうとして、
[がさり、][舞い上がる木の葉]
[数秒の間を置いて飛び込んで来る赤]
[瞬きの一つもせず、]
[避けようとする素振りすらもなく――]
[バランスを崩して地に倒れ]
[その拍子、][顕になる左眼]
[右より淡く無機質な空の青]
[緩んだ手から赤い果実と白い獣とが離れる]
……あれ?
[屋敷へと訪れた面々の中に混じる、識っている気配と、
しかし覚えの無い姿に、きょとりと瞬いた。
まぁ…良く考えてみれば――そりゃそうだ。
オレが『識って』いるのは昔の――仔竜の頃の記憶だし、
それと同じ姿なのも、そうそう無いだろう。
……や、有り得ない話では無いけれど。
…うん。多分、あってる。 ――と、思う。
オレの記憶の読み間違いじゃなければ。]
……まぁ。
[いいか。違ってても。
随分と懐かしい話にもなるだろうし、相手が覚えている確証も無い。
尤も、オレはオレで初対面なんだし。
漸く場所を知ってそうな人たちが――屋敷の中じゃなくて、
外からだったけれど現れたんだから、それで万々歳。
確認も挨拶もそこそこに、必要な事を尋ねる。
相手が如何思ったか知らないけれど、お陰さまでとりあえず
現状把握に必要な事柄を諸々聞き出すことには何とか成功した。
…大変ありがたい。えぇ。何処かの誰かとは大違いだ。
確か彼の倍以上生きてるくせに。]
『おや、其れは誰の事かな。”新たな仔”』
――白々しいなぁ、知ってただろ。”エテルノ”。
[くすくすくす。
はぐらかす様に響く笑い声に、思わず溜息。]
[溜息を零しつつも、とりあえず濡れた衣服を着替えに
借りた個室の一つで身支度を手早く整える。
すぽん、と服の穴から頭を出せば、隅の方で居座っていたアルが
ひらりと三度頭の上に着地した。
本当は身長が縮みそうだから乗らないで欲しいんだけど
多分、アルには何を言っても無駄だ。
…少なくともオレからは。]
…お腹すいた。
[まだ生乾きな髪の毛をタオル(これも借りた)で
わしわしと拭きながら、腰掛けていた寝台から軽く飛び降りる。
うん。じっとしてても腹は減るし。何か食べ物が貰えたら、儲けモノだし。
そう言ったら、アルには食い意地汚い!って脳天突かれたけど。
ぺたぺたと素足を鳴らして、広間へと向かう事に*決めた*。]
[少女の上を駆け抜けようとして、私は目を見開いた。
少女が動いた先――着地予定の場所には別の人影があった故に]
…っ!
[もう一度空を蹴り、更にその青い髪の上を間一髪越える。
蹄が触れぬよう強く引寄せれば首がうねり、鬣が下枝を揺らす]
[足払いによって倒れたアーベルの上に馬乗りになると、すでに拘束を解いていた右手に握られた魔銃の銃口をアーベルの額に押し付ける。
眼鏡をしたままの無感情な眼と、青年の無機質な青い眼が交錯する。]
[特に探ろうとしていた訳では無いから気づくことは無かったが、逃げた四つ足の獣を追おうとして、南に向け、行く手に何人……もしくは何匹かの存在が在ることに気づく]
『――おや、流石”新たな仔”は気付いたか』
[ゆるり、目を細めて笑う。
其れが何か、まだ理解は出来ないようだけれど]
…幾分か、激しい『声』だな。
離れているにしても、随分と――確りと捉えられる。
[母なる仔も流石に捉えた頃だろうか。
さて、毎回この様な声に、荒ぶられても困る故、
そろそろ――声を閉ざす術を覚えるべきだが。
しかし、この仔には]
……さて、如何すべきかな。
[伝わる衝撃]
[けほり、]
[息を吐き出す]
[額に突き付けられた鉄]
[色違いの睛は緩く瞬き]
……、
[押し退ける動きはせず]
[唯、左手を持ち上げ]
[少女の頬へと伸ばして]
[しゃらり]
< とんできた人に、猫は、かれの手からはなれました。
しゅたっと着地するのは、さすが、さすが。
こんなときでも、10点満点です。
うん、だれもきづいてないですけど。
だけれど、ぎゃくに、猫の目は――以前の、知り合いを。 >
ナターリェ!
< でも、言葉、ではないですけど。 >
< だけれど、たいへん。
きもちのいい、腕のもちぬしが、どうやらピンチです。
猫はなやみませんでした。
なやむ間も、ありませんでした。
猫のすがたが、なにか、包まれて、風景からさえぎられて。
すぐに人のすがたに、かわりました。 >
…こんなもんか?
[白い鬣が何度目か揺れ、大きな爪と黒茶色の毛並みがまるで絵の具を溶かしたかのようにすうっと消えると、陸でびちびちと跳ねる5,6匹の大きな魚に目を移した。
ざば、と川から足を上げ、乱暴に振って水滴を落とすと靴を履く。
腰に下げていた縄で魚の尻尾を手早く縛りつつつなげると、ひょいと肩に下げて再び屋敷へと戻ろうと歩き出した。
左肩を止まり木としている黒い鳥は、上空を飛んで赤い少女が青い少年に走る図や、白く光る獣が空を駆けるのを、見ただろうか。]
[二人(と一匹)を越える前後、何が起こったのかは正確にはわからなかった。
なれど倒れこむ気配に、蹄を当ててしまったのではないかと半身を捻り振り返る。
血の匂いをまとう少女が黒光りする何かを、青年の額へと当てていた。音を立てて血が引いていく]
…嫌!
[反射的に出たのは悲鳴にも似た――短い音の波紋。
三半規管を麻痺させるそれが、彼等に届いたかは判らない。
耳に届いたは懐かしい声に、私は混乱してしまっていたから]
[混乱したまま鳴き声の主を探そうとするより先に、私の視界に金の髪の青年の姿が過ぎる。同時に、私の名を呼ぶ声が届いた]
…エィリ殿!
[それは願いを込めた呼びかけ。どうか傷付けあわないでとの祈り]
殺すのかな……?
生も死もサイクルの……
[血のにおい、というよりも死の残り香を嗅ぎ付けて目を細め、静観していたが……]
あ、猫!
[人へ変わったエーリッヒを指差した]
[どの程度、そのままでいたのか。
右頬に触れたアーベルの左手に、ふぅと1つ息を吐くと、銃口をアーベルの額から外す。ホルスターに銃を仕舞うと]
……ごめんなさい。人違いでした。
突然すみません。ちょっと色々あって動揺してたのかもしれません。
[ぺこりぺこりと謝る。でもまだアーベルに馬乗りになったまま。]
[馬乗りになったままであったことに気づいて慌てて退こうとするが、突如耳に届いた声ならぬコエにぐらりと視界が揺れて]
……ありゃ?
[ポスン。アーベルの胸元に顔を埋める形に。]
――、?
[耳に、或いは神経に直接届く波紋]
[僅か眉を寄せて][もう一度瞬いて]
……何。
[呟きは][音にか][少女にか]
人、違い?
[眼鏡の縁に触れかけた手がすり抜け]
[力を失った少女の身体を受けとめた]
[私は少女が敵意を消した事に気付くのが遅れてしまったらしい。
青年の胸に顔を埋める姿に、気まず気に尻尾を揺らす。
なれど今度は逆に少女が危険なのではと場を離れるに離れられず、唯一の知り合いである金髪の青年へと縋る視線を向けた]
…?
[なにやら、やはり戻る方向から気配というか、音というか、声というか、が届いた気がした。
…気がしたが、気のせいだろうと思いながら屋敷へと草を踏む。
魚を厨房に差し出して、これと引き換えに雨風を凌がせてはもらえないか、と言うと、誰が相手であれ笑われるか*きょとんとされるかするかもしれない*]
[抱き合う(?)アーベルとミリィを眺め]
なんだあの二人、愛情表現だったの。
ここの事聞こうと思ったけ……止めた。
なんかちょっと後ろ髪引かれるけど……
[機鋼と生命はある意味で近しい故]
やっぱ居心地よくないし
[機鋼と生命はある意味で異なる故]
でばがめは良くないし。
[来た道を戻る]
[少女を受け止める青年に、敵意はないようだった。
安堵の余り崩れそうになる前脚を踏ん張り、左の後脚首への負担を和らげる。
森と同化するように気配を馴染ませた少女の接近には気付かぬまま、鬣に絡んだ木の葉を煩わしげに振るった]
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