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なんだよ、エーリッヒまで。
皆俺のことどう思ってるんだ。
俺はこう見えて人情にあついんだぜ?
[少なくとも傭兵の言うセリフではない]
ところで気になっていたんだが。
いやな、こう懐かしい面子ばかりみていてさらに思ったんだが。
そっちのエーリッヒと話してる、
[ライヒアルトに視線を向けて]
どっかであったことあるな。
ああ、そういえば特にイヴァンはウェンデルに嫌われてる節があったかもな。
[その後のイヴァンの疑問には首をかしげて]
そうか?
俺には昔と代わらないウェン坊のまんまに見えるが。
[確かに態度のとりかたとかは変わったけどなと笑いかける。
呼び名は本人がいないせいか昔のまま]
そう。その笑み。
[ナターリエの微笑みに、老婆が嬉しそうに目を細めた]
女の子なんだから、そのように笑ったほうがずっと可愛いですよ。
お前は、昔から思い悩んでは、難しい顔をすることの多い子なのだから、もう少し笑顔を多くなさいな。
そうしたら、お前のような可愛い子は、引く手あまたになりますよ?
[老人らしいおせっかいを焼きながら、老婆が笑みを携えていた]
だからその真面目っぷりが意外だっつの。
言ってることは同意できるんだけどさー。
って、お前なんてことを…!
お前だから多少影響出ても大丈夫だと思って渡したのに!
[それもどうかと]
結果かぶれのことが分かったから良いのかな。
その人には悪いけどさ。
おぅ、もちろんもっと良いのを作って見せるさ!
お前で実験したら意味がないことは良く分った。
[最後はマテウスに対する厭味だったかも]
はは…それは災難だったな。
自衛団が元気なのはある意味良いこと、ではあるんだが。
[イヴァンをちらと見た後、視線は別な方を向けたまま低い声で。
一応他に聞こえないよう声を潜めたが、この雑とした空間では、どこに拾われたかは分からない。]
ああ。…私見だが、爪や牙の跡――獣にやられたような傷だった。
だが獣なら、人間が”容疑者”として集められる理由にならん。
最悪、獣狩りをすればいいだけだからな。
…一体、何が起こっていると思う?
[あれは人がやる殺しではない。
だがあの死体を見た後では、あまり楽観は出来なかった。]
……は?
[不意に向けられた視線と、言葉。
今までは、半ば意図的に逸らしていた意識がその主へと向けられる]
いや……それは。
気のせい、だろ。
[とっさに口をついたのは、否定の言葉]
(……覚えてなくてもいいだろうがっ……)
[同時、内心に零れるのは、こんな言葉]
ちょっと待て。
それは俺が喧しいということか。
[ナターリエがヨハナに向けた言葉を聞き咎める]
[実際喧しいのだが]
[けれどその突っ込みの勢いも次の言葉に意気消沈]
俺限定かい。
[案の定ぐったりしました]
[続く言葉には、ん、と短く返事をして]
しゃーないから待つことにするよ。
それで何か分かるんだったらな。
そんなものなかね?
[ヨハナの言葉に思考をめぐらせ]
俺もいずれ年取ればわかるようになるのかもな。
若い時分には見えないことは多い、年をとってからわかることがたくさんな。
[ヨハナに笑いかけて]
まぁ、まだまだ俺は若輩者だからヨハナさんからはたくさん学ばないとな。
[同居人の言葉に一瞬睫を伏せる。
何をどこまで知っているのだろう。自分のように御伽噺に引っかかりを覚えているだけでは無い気がする。
それでも溜息は押し殺し、何でもないかのように表情を戻す。
今のこの空気が心地よくて。壊したくなくて]
情に厚い傭兵、ねえ。
ま、小まめに近況を書き綴るマテウスとか、昔のことを考えてもあまり想像つかんですよ、と。
その辺も皆、変わってきたということかな。
[傭兵という仕事。実際にどんなものなのかは知らない。噂で聞くようなそれは、どちらかというとドライなもので。
それでも昔のマテウスは確かに頼れる兄だった。
だから冗談めかすようなからかうような口調で軽く返し]
ライ?
知り合いなのか?
[同居人を、今度は顔ごと振り返った]
気のせい…?
いいや、どうやら気のせいじゃないな。
[じっと顔を見つめて]
ライヒアルト…
[名前を呟き]
眼鏡…やめたのか…?
[ぽつりと聞いた]
13人目、迷子 エーファ がやってきました。
迷子 エーファは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
[バタンという音と共に扉が開き、粗末な黒いチュニックとズボンを身につけた12、3に見える子供が一人、自衛団員に突き飛ばされるように入って来る]
あ……!
[外の雪に靴が濡れてでもいたのか、そのままバランスを崩して、ぺたんと床に手と膝をついた]
やることはしっかりとしないとな。
信頼ってそういうもんも大事だろ?
たしかに普段はちょっといい加減に見えるかもしれないけどな。
[その後のゼルギウスの言葉にじとーっと咎める目で]
それは俺のセリフなんだが…。
まぁ、今回はよかったってことで勘弁してやろう。
納得はいかんが……。
―――獣。
[ナターリエがイヴァンへと囁いた言葉は、老婆の耳に飛び込む]
―――殺人の容疑者。
[続く言葉。
老婆の中に収められた膨大な知識の中から、思い浮かぶのは一つの伝説。
それは、先ほど一瞬だけ頭をかすめ、そのようなはずはないと一蹴した物語]
―――……。
[―――人狼。
そのような言葉が頭に浮かんだ]
―――御伽噺の中に含まれる一片の真実。
[遠い目。
その小さな呟きと共に老婆の頭の中に浮かんでいるのは、どのような思い出なのか。
それは、老婆自身にしか知りようのないことだった]
講師補佐 アーベルが村を出て行きました。
[マテウスにとほほ、という表情を向けて]
何だぁ。やっぱり俺だけかよ。嫌われてるの。
ウェンは兄貴に懐きまくってるから、同じように兄貴にまとわりついて行ってる俺のこと嫌ってるってのもあるぜ、絶対。あいつはまだ小さくてついて行けない場所に行った話とかさんざん自慢してやったもんな、俺。
はあ。
いやまぁ、情と仕事は別ってな。
[エーリッヒに笑いかけながら]
細かいとはいかないが、
無事してることと最近あったことで思いついたことをちょこちょこ書いてたな。
[ゼルギウスを指差しながら]
たとえばこいつのこととかな。
13人目、講師補佐 アーベル がやってきました。
講師補佐 アーベルは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
どうも、あの後何か…
[広間に顔を出し]
て。
えらく賑やかだと思ったら、何だこの人選は。
[その姿勢で止まり][眼を細める]
[面子一人一人を見定めるように]
まさか。
皆さん容疑者、…とか言わないでしょうね。
/*
毎度おなじみすぎるfukaです。
覗いたらあと一人だった罠にひっかかって、ついうっかり入ってしまいましたorz
やるならウェンデルで女の子の智狼とか思ってたんですが、ちょっと時期的に体力に自信がないので、エーファで男の子で、まともにはやったことのない聖痕者を目指してみようと思います。
弾かれて村人になったら、吊られよう、うん。(まてこら)
[ナターリエの言葉に目を丸くして]
獣?
それじゃあますます変、だよな。
俺らのどこに爪や牙がある。何かそれじゃ昔うちのばばあとヨハナばっちゃんが二人して脅してくれたあの昔話
[はっと口を押さえる]
[知り合いなのか、という家主の問い。
それに答えるより早く、投げられた問い。
軽い、舌打ち一つ。
会ったのは、大分前──出で立ちが、肩書きを兼ねていた時。
未だ、少年の時分。
自分としては、「なかった事」にしたかった頃]
さて……何の事、やら。
[取ってつけたような口調で言いつつ、逸らした視線は新たに入ってきた少女を捉える]
おいおい、随分と、乱暴だな……。
うんまぁ、そりゃそうなんだけども。
やっぱ普段を考えるとなぁ。
うん、マテウスがマメだってのはよっく分かった。
[咎める視線には知らん顔で視線を背けた]
だってよー。
マテウスなまじ耐性があるもんだから、細かい部分での調整が利かないんだもんよ。
今回のかぶれみたいなのとかさ。
―――。
[マテウスの言葉を聞くと、思い出は一瞬にして断ち切られる]
あらあらまあまあ。
このようなお婆ちゃんでも、何かの役に立つのでしたら、喜んでお手伝いいたしますよ。
……よろしければ、イヴァン坊主と一緒に、今度久しぶりに昔話でもしましょうか?
[そう言った矢先、扉が乱暴に開かれる様子に視線を動かし見れば、そこには小さな子供が一人。
思わず、イスから立ち上がって、駆けてゆき、その手を差し伸べた]
あらあらまあまあ。
どうしたのかしら?立てる?
って、え?
[マテウスから逸らした視線は丁度集会場の出入口の方へと向かって居て]
[床に倒れる少女の姿が目に入る]
…んだよ、あの子もだって言うのか?
[ヨハナに先程咎められはしたが、やはり垣間見えた自衛団員を睨みつけた]
[かけられた老婆の声にびくりと肩が揺れ、差し伸べられた手を不安そうな瞳が見つめた]
………だい、じょうぶ。
[声は、小さく、ひどく掠れている]
そうか?
まぁ、そういうならそういうことにしておこうか?
へぇ、吟遊詩人さんねぇ……。
へぇ……。
[たっぷりと間をあけて]
まぁ、よろしくな。
ライヒアルト。
[笑いかけて、
視線がともにエーファに向かい]
子供相手にひどいもんだな…。
と、言ってる先から。
[放り込まれる少女]
[老婆が向かうのを見て][動き掛けた足は止まり]
怪我でもしたらどうするんですか。
[代わりに咎めるような眼][扉の向こうへ送る]
[ライヒアルトの沈黙を待ってから、了承の声が聞こえたのでこくりと頷いた。
教会云々の事情は全く知らない為に、向こうから避けられていた事も勿論知らぬままで。
本人ががっくり来ているとかは無論知るよしもない。
マテウスの声と仕草が聞こえると、引きつったような笑みを浮かべて。]
ありがとう、おにい、ちゃん。
[片言で、マテウスの両手を掻い潜り、鼻を詰まんでやった。遠慮なく。
その勢いでエーリッヒに近づき、ぽこりと軽く手の甲で頭を叩く。
こちらは一応加減しておいた。]
人様でからかうな馬鹿者が。
[ふぅと息をつくさまは変わりなく。
だが昔と比べてしまうと確実に変わってしまっていた。]
玄人らしいお答えだね。
[唇の端を上げてマテウスに応える]
そか、だからゲルダもそんなに心配そうにはしてなかったんだ。
ゼルギウスの行き倒れとか、なるほどね、この村じゃ大きな事件だっただろうし。
[自分が戻ってきたのはその翌年。
笑い話のように聞いたものだけれど]
人違いかね。
[あまりそうは思っていないような口調で同居人に呟き。
入り口から響いてきた音に顔を向けた。倒れこむ少女]
大丈夫か!?
[声を上げるも、ヨハナが傍に寄るのを見て動くは止めた]
[エーファの様子に、老婆は優しく微笑みながら口を開く]
大丈夫。
不安になる必要は無いですよ。
此処にいるのはみんな良い人たちばかりなのですから。
それでも、もし貴方に危害を加えるような人がいるようならば、このばばがやっつけてあげるからね。
[そのまま、しゃがみこみ、視線をエーファと合わせると、安心させるようにもう一度微笑んだ]
私は、ヨハナ。ヨハナ=イーハトヴォと言います。
貴方のお名前は?
ヨハナ婆、可愛いって言うのは、ゲルダや他の娘の事を指すんだぞ。
[大真面目にそう言う所を見ると、自覚は薄い。
昔から、とか、こうしなさい、と言われると、やや子供のように拗ね困った様子で。]
ん、そう言われても…爺さんとずっと外れで暮らしてたおかげで、癖とか口調とか色々うつって。
?ああ、周囲は死体ばかりだから大丈夫だ。
[それはむしろ大丈夫じゃない。]
やれ、そうか。
予想はしてました、けどね。
[薬師の声]
[驚きは含まず][肩を竦め]
何考えてるのやら。
[少女を][老婆を見た]
ひょっとすると自警団の奴らも……ちぃっと頭に血が上っておかしくなってるのかも、しれねぇなぁ。
だが、ギュンターのおっさんまでもが、か?
それはあれだ、イヴァンが悪いわ。
[肩をすくめて]
まぁ、もうお互い子供じゃないっていうんならうまく付き合っていかんとな。
うちらみたいにな。
[とゼルギウスに視線を向けてから]
いや、前言撤回だ。
人を実験体にするようなことはしないに限るな。
[肩をすくめて]
それがわかってるならゼルギウスももっと別のやつにやればいいだろう、
もしくはそういうことなら今度は最初から言え。
[軽く唇を噛む。この空気が仮初であると突きつけられたよに]
本当にね。
普通なら容疑者に含まれそうもない者まで。
少しでも怪しければってところかな。
[アーベルに軽く片手を挙げ、ゼルギウスの言葉に続けた]
ああ……。
そういう事にしておいてくれ。
[マテウスに返す言葉は短いもの。
暗い翠はそちらを見る事はなく。
微か、苛立ちを押し殺したような様子に、猫が不安げな声を上げるのに大丈夫だ、と返して]
……子供だろうと容赦ないのは、こっちの子でわかってるつもりだったが。
いただけんな。
[呟きながら、紅茶を用意する。
落ち着けるようにと、甘めの味付けをして]
落ち着いて、飲めるようなら、これを。
冷えているとまずいし、毛布か何か、探してきます。
[少女に手を差し伸べるヨハナに声をかけ、自身は奥へと向かう]
[エーファが押し込まれるようにして集会場に入れられたのを見て、軽く舌打ちし。]
お前…まだここに、犯人が居るときまっても居ないだろう?
あまり乱暴に扱うな。
[知った顔の男の背にそう声をかけるが、反応は無かった。
元々団員の中では馴染みが薄い方の男ではあったが。
徹底振りに、眉根を寄せる。
介抱やらはヨハナ達が居たので、そちらに任せた。]
そのまさかといった所だ。
ええと…アー…
[ライヒアルトと同じように、それ以上名前が出てこない。
そういう時はええと思い職業から思い出すと。]
先生さん、だったか。
[一応落ち着く所に落ち着いた。]
何か手当たり次第って感じにも見えてくるな。
[肩を竦めるアーベルにそう返して]
[前言撤回するマテウスの言葉には]
えぇー、別に毒薬とかそんなんじゃないのに!
その辺の危険性は調べてからやってるよ。
それこそ信頼落としたくないし。
あの時は丁度お前に仕事依頼してたからってのと。
まず効能の結果知りたかったからお前で良いかーと。
[何て大雑把]
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