情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[泉を離れ、どれだけ進んだか。
いつしか周囲には蒼黒い木々。
それはどこまでも続くが如くひしめき合い、先に進むのを阻んでいた]
……どうあっても、出るは叶わず、か。
予想していたとはいえ、ここまで見事に的中されると、腹立たしいな……。
[ため息と共にこんな言葉を吐き出し、踵を返す]
あそこに戻る……しか、ないか。
[男の揺らす酒瓶に釣られて視線が揺れる]
ちびじゃなくてラッセルだよ、鼠の人。
髭のおじさん、のほうがいい?
ああ。
うん、ミルクは好き。
よくオレの好み、わかったね?
[皮肉は通じず、あっさり答えた]
[鏡が無いのはやはり不便で。客室はほぼ同じつくりだろうと当たりを付け、それ以外の部屋を一つ一つ覗いて回る。一つくらいないだろうかと淡い期待を持ちながら]
と言うか、客室に鏡が無いってどう言うことかしら。
普通あるものじゃないの?
[とは言ったものの、記憶が曖昧過ぎて自分の言う「普通」が本当に「普通」なのかははきとせず。それでもやや憤慨したような様相で部屋を開けては鏡を探し、また廊下に戻ると言う行動を繰り返す]
ぢゅー
…とでも鳴けば満足か?
ああ、服からしたら言われてもしゃーねえな。
[クインジーの声にふざけた鳴き真似を返す。チーズを投げようと動いた目が薄汚れ鼠色の袖を見、弄ぶにとどめて肩を竦めた]
[珈琲を淹れたカップを受け取り、
両の手で包んでそっと口をつける。
幾度か息を吹きかけ、冷まして飲んだ]
……にがーい。
[舌を出す]
[木々の間を戻り、再び緋の敷き詰められた空間へと。
今は人影のない泉の側を通る際には、水に触れて行きたい衝動にも駆られたが、それは抑え。
そこに映る月をしばし見つめ、佇む。
周囲の緋が風に揺れた]
……なんつったっけ、この花……。
[揺れる緋を眺めつつ、小さく呟く。
幾つかの名のある花と。
それは、認識してはいるのだが]
身体が痒くなったら、一度汚れを洗い流すのも悪くはないさ、髭の御方。
俺に染み付いた言葉や行動が「これ」なのは、どうしようもない事実だ。今さら変えてしまったら、全てを忘れてしまいそうで――畏ろしいのさ。
[珈琲の香りにひとつ鼻を鳴らし、カップに手を伸ばした。]
ありがとう、クインジー。
[歩く先にあかいリボンが目に入る]
シャーロット様?
どなたかをお探しですか。
[部屋から出てまた次の部屋へと向かうのを見て、声を掛けた]
……その内、思い出すか。
[結局、記憶の探索は諦めたか。
軽く肩を竦めて言った後、城へと続く道を辿る。
吹き抜ける風、揺れる緋。
夜気は冷たく体温を奪うが、紅の熱は表層の一部をさらうだけ]
そう鳴いたら、皆から鼠と呼ばれることだろうよ
あの番人ですらそう呼ぶんじゃないか?
[珈琲が冷めるのを待つか、置いたまま低く笑う]
[苦いと言うラッセルには、やっぱりなと言う]
砂糖やらミルクやらがあれば良いな
どこにあるやら
[ギルバートには、気にするなと軽く言い切った]
ついでだ
[あれからどれだけの時間が経ったかは分かりません。
わたしは廊下にいました。
ひとが嫌いなわけではありませんが、大勢と共にいるのはあまり好きではありません。
声が誰のものなのか認識し辛いからです。
随分と賑やかな部屋を通り過ぎ、静かな廊下を、こつりと杖を鳴らしながら進みます。]
さて、と。
これもそろそろどうにかせんとならん訳だが……。
[目を向けるのは、左の腕。
包帯を替えるぐらいはしなくては、とは思うものの、手持ちは先に使ってしまっていた]
……どっかにある、かねぇ。
探すか……面倒だが。
[どことなく、他人事のように呟き。
イザベラに見せてもらった見取り図を思い返しつつ、廊下を歩いていく]
[何度目かの室内探索。足を踏み入れたのは倉庫のような沢山の物が置かれた部屋]
うっわ、何ここ埃だらけ。
[扉を開けたことにより舞う埃を払うように顔の前を手で仰ぐ。様々ありそうなその部屋に入り、今までと同じように鏡を探し始める。箱や布の包みを開いたりして、ふと動きが止まる]
………───。
[布から覗いた銀の光。それは己が姿を映していたが、探していたものではなく。思い起こされるのは番人の言葉。しばしそれを見つめて、息を飲んでから布を戻した。元の場所へと戻すと足早に倉庫を出る]
[倉庫を出たところでネリーの声が耳に入り、僅かにビクリとしてから振り返った]
あ、ああ、ネリー。
人を探してるのでは、無いわ。
[笑みを乗せた紅紫の瞳がネリーへと向けられる]
はいはい、わーったよちび。
終焉とやらが嘘でも本当でもどうせ短い付き合いだ、好きにしろ。
[ラッセルの訂正にも直らず、ちび呼ばわり。名に興味がないのは自分のも他人も同じ]
当たりかよ。
その割にゃ伸びてねえが…
[チリン]
[随分と人の少なくなった広間へと入り、スケッチブックを開く]
ああ、全て黒と白なのですね。
眼を閉じれば、花の色は垣間見えそうですけれど。
[暖炉の焔が、ちらちらと揺れ、手の中の風景に陰影を落とした]
[渋面を作りつつもちまちまと
飲み進めているところに手渡される砂糖。]
あ、ありがとう。
クーはやさしいね。
[闇に親い液体に白を雪のように混ぜ込み、
甘味を含んだあたたかさに息をつく]
バートも要る?
[台の上に砂糖の壺を戻して問いかけた]
人では無く。
では物をお探しでしたか?
[相手の緊張には気付いているのか気付かずか。
小首を傾げて再度尋ねる]
何かお手伝いできそうでしたら、手伝わせて下さい。
[かつ。
杖の音が止まります。
向かいからこちらに来る影が見えました。]
…どなた、ですか?
[色はよく見えません。
わたしは問いながら、灯を翳します。]
[適当に漁った小ぶりのナイフで硬いチーズに切り込みを入れながら話を聞く。返事をしたり口を挟んだりは刃物作業の合間で遅い]
ぎゃはは!
お子様にゃ珈琲はまだ早えみてえだな。
[舌を出すラッセルにいい気味だと笑った直後、ギルバートの髭の御方呼ばわりに痒み再び]
んな呼び方、やめやがれ!
まだネズミの方がしっくりくらあ。
[クインジーの鼠うんぬんにも好きにしろと鼻を鳴らす。切り取ったチーズをナイフに刺して炙る。端がとろけたところで大口開けてかぶりついた]
鏡。
客室にも広間にも無いじゃない?
だからどこかに無いかと思って。
[問いに簡潔に答える。後ろのリボンが若干傾いているのを、ネリーならば見ることが出来たであろう]
鏡が無いと髪を整えるにも大変で。
ついこのまま寝ちゃったものだから。
まだ見てない部屋もあるから、手伝ってもらおうかしら?
わかってなーい。
身長は、あれだよ。
きっと光が足りてないんだ。
光合成。
[名乗らぬ男との名のやり取りは諦めたか、
代わりに妙な理屈を並び立た。
一気に珈琲を飲み干し、
口許を袖で拭ってカップを置く]
ふう、ごちそうさまっ。
えっと、料理作れる人が要るんだっけ?
オレ、ちょっと探してくる。
[言うなり、忙しなくキッチンの戸を開く。
白を翻し、薄闇の中へと*姿を消した*]
……っと。
[時折立ち止まり、扉の向こうを確かめつつ進んでいた歩みがふと止まる。
進む先に見えたのは、薄暗い空間を照らす灯火]
灯りを持ってるって事は……『番人』……じゃあ、ないな。
[微かに聞こえた声は、無表情な男のそれとはかけ離れたもの。
ともあれ、止めた歩みを再び進め、そちらへと]
ああ。
そういえば私がお借りした部屋にもありませんでした。
普通はあるものなのですか。
[疑問を浮かべながらも頷いて朱色を見る]
よろしければ今は私が直しましょうか?
はい、探し物のお手伝いも。
てめえは植物かよ。
[ラッセルへの突っ込みはそれだけ。出て行く姿を見送らずもう一切れ切り取って炙る。頼まれでもしない限り分けてやる気は*ない*]
[灯に映し出され、近付いて来る色と、呟く声。
それには見覚えもあり、聞き覚えもありました。]
確か…
ハーヴェイ、でしたか?
[記憶を頼りに、声を掛けます。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新