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[部屋に入ってきた、長い髪の女に目をやるも…ついと逸らし。
義兄が度々商売女を連れ込む…と、使用人から密かに告げ口されていた。]
…えぇ、なるべく控えます。
[孫を通してあの老婆に説教をされた気持ちになり、苦笑い。]
[笑顔を残し去っていった少女の後ろ姿を見送る。
その背で揺れる金の髪を少しの羨望で。
ウェンディ。
彼女と、もう少し話がしてみたい。
少女の名を、ヘンリエッタはしっかりと刻み込んだ。]
……ほんとに、ね。
[小さく呟いて、自分も止めていた食事を再開する。
それから、ローズマリーが入ってきたことにやや遅れて気づき、こんばんは、と小さく挨拶を]
[ 流石に其処まで露骨に隠されれば目に付いたか、]
……で、如何して御隠しに?
[何を、と云わぬまでも解るだろう。両手で湯を掬い顔を濡らせば、冷え切った躰には少々温か過ぎて熱い感じられる程だった。]
/中/
わーい! ウェンちゃんと仲良くなれそう♪(憧れ
そして、何げにギルの発言数が一番多いことに感動しました。
……今回、中の人発言多過ぎかな。
[続いて湯船に浸かる。気持ち良さそうだ。]
そうですね、一言で言うなら『怨霊』でしょうか。
だからあの時『知り合い』に似たローズさんを見てびっくりしてしまったのですよ。
ああ、化けて出て来たのかとそんな事まで思ってしまいました。
[湯船に肩まで浸かってから、ため息を吐く。]
私には『祟られる理由』が在りますから。
[左手の事を指摘され、軽く肩を竦めてからハーヴェイの目の前に左手を突き出す。
中指には、薔薇を象った指輪。]
ああ、これですか。
大の男が装飾品を身に付けているとなると、要らぬ詮索をする方が多くてね。
[にこりと笑う。]
…あぁ、昨夜の怪我人がね、ちょっと。
[ローズの問いに先ほども話した言葉をくり返す]
あなたのいる所まで聞こえたんですか?
[それほどまでに悲痛な姿を思い出し、軽く目を伏せて]
/中/
整理。
ウェン/金の髪の少女
コネ/銀の髪の青年
ルサ/牧師
メイ/青い髪の少女
ロズ/緑の髪の女性
トビ/使用人の少年
ネリ/使用人の少女
ギル/怪我人
ハヴ/暗い髪の青年
ナサ/青い髪の青年
……語彙すくな!
/中/
使用人だから話題に入れてくれないと入れないのが寂しいところなり(´・ω・)
早くアーヴァイン死なないかなー(コラ
―広間―
あぁ、あの方が……
[ナサニエルの答えに、昨日見た、寝ていた青年を思い出す。]
……えぇ、聞こえたわ。とても痛ましい泣き声。
少しでも、苦しみが癒えると良いのに。
悲しみが癒えると……
[目を伏せる様子に、彼も傷ついているのだろうかと、思う。]
……でも、泣きたいときに泣けるのは、とても、良いことかもしれないわね。
/中/
気付いたら残ptが一番少なくっ!!
しかも発言数二番目だよ(ギルこの先不在なら確実に抜くし!)
もうすぐ補給あるんだよね?
『怨霊』、ね。
[ 僅かに視線は逸らされ、此処では無い何処か遠くを見遣る。]
其れなら、俺も化けて出てこられるかもしれませんね。
[ 溜息を吐くルーサーを見遣り、対照的に些か冗談めかした口調で云えば薄い口唇は微かな笑みに象られるも、其の瞳の黒は決して笑って等いない。然し其れも、緩やかに瞬きをすれば直ぐに消え去り、視線は突き出された左手へと移る。]
……好いんじゃないですか? 趣味は色々ですよ。
薬指なら兎も角として。
[ 今度は確かに微笑を浮かべて、そう付け足した。]
そりゃどうも。
[笑みと共に再び肩を竦め、手を引っ込める。]
『異端審問官』というものをご存知ですか?
『それ』なんですよ、祟られる理由と言うのは。
……人が傷ついている姿は見ていて辛い。
[ましてそれが一方的なものであるならば。
それは自分自身が子供の頃に受けた傷にも似て]
それで少しでも気持ちが救われるなら良いんだけど…。
[ 躰が温まれば湯船から上がり、改めてコックを捻りシャワーで洗い流す。先程までは急激な体温の変化に肌がひり付く程だったが、今は丁度好く感じられた。ルーサーの言葉に顔だけを彼の方へと向けて頷きを返す。]
……其の存在だけは。実際に逢った事はありませんが、ね。
―広間―
そうね。
……とても、辛いものだわ。
[それを言う彼も、また辛そうにわたしには見えた。
近づいて、その顔を見上げる。]
あなたも。
溜め込んでは、駄目よ?
[交わされる会話をぼんやりと聞きつつ、食事を終えて。
食後の紅茶のカップを手に、窓辺に寄る]
……雨……止むかな。
[小さく、呟く。瞳に宿るのは、僅かな不安の色彩]
/中/
この大量の独り言をどう料理してくれようか…
(←独り言を使い切るのを生きがいにしている人)
相当量のネタが仕込めそうだよなぁ?
…中発言ばかりで申し訳ない。
[あのときは浴室にいたから、良くは聞こえなかったのだけど。
緑髪の女性の声を聞き]
それほどにまで…
[彼女は小さく呟く。
何故か、酷く厭な気分になった]
[食事を運ぼうか?との使用人の声に、気が進まぬと断れば、
少しは口にしておきなさいと、やわらかくよく冷えたチョコレートムースにベリーソースを添えて。無碍に断るわけにもいかず、緩慢に口へ運ぶ。
みなさんもいかが?と、使用人はデザートを置いていく。]
[多分、まだ、帰る事はできないけれど。
でも、それでも]
……帰りたい……。
[そう、思った。
恐らくは唯一、自分と同じ力を持つであろう、祖母の所へ。
ここにいて、その力のままに。
視たいと願わぬものを視るのは、辛いから]
ははは、ご冗談を。
目の前にいるじゃないですか。
[と、自分自身を指差す。]
ここに赴任する前からだったのですがね。その仕事を任されたのは。
ま、30年前の事件以降はとりあえず休業中です。
平和ですからね、この村。
[湯船の中で体を伸ばす。]
[近付き、此方を見上げるローズに苦笑して]
誰にも相談できる環境じゃなかったからね、俺の場合は。
旅なんかしてると余計に、ね。
…心配してくれてありがとう。その言葉だけで楽になる気がするよ。
知らなければ逢った事が無いも同然でしょう。
[ 牧師が話す間にもさっさと躰を洗い終えれば、軽く肩を竦めて見せる。平和という言葉には緩やかに首を傾けたが一応頷いて、視線を逸らし絞ったタオルで濡れた躰を拭き取っていく。然し、]
三十年前?
[聞えた単語に思わず問い返して、目を瞬かせた。]
[デザートをおいていく使用人の姿に、軽く頭をさげる。
ナサニエルの言葉は、少し、寂しさを覚えた。それを感じさせないように、微笑みを作る。]
……ん、そう言ってくれるのは、わたしにも嬉しいわ。
旅は、孤独ね。淋しくはない?
[ 当然ながら、獣の力を秘めた彼の耳には届いているのだが。人の姿をしてはいても、夜ともなれば其の感覚は人間よりも数段鋭い。]
“今の所は”、……か。
[ 呟きは声の代わりに聲と成る。]
ええ。30年前です。
もっとも、この話題は村の中でも最大の禁忌ですからね。
『関係者』は口外無用、という事になっているのです。
[先ほど見せた指輪を見せながら。]
これが、その証。
秘密の共有者、『共犯者』たる者の証なのですよ。
これ以上の事は、流石に話せませんね。
[ようやく、体を洗い終わったようだ。]
[目の前に置かれたデザートは甘く。
先ほどの騒ぎに疲れた心身に心地よく沁み込んで。
ローズの微笑みに釣られる様にこちらも笑みを返し]
好きでやってる事だからね…むしろ人との柵を作るよりは気楽で良いって思ってるよ。
…時々人恋しくもなるけどね。
[そういって口に運ぶデザートは口の中で溶けて]
そういえば、いつのまにお戻りで?
[わずかに漏れ聞こえる囁きに返すは微かな笑み。
銀色の匙ですくった黒くやわらかなデザートからは、紅い雫がわずかに滴り…]
あなたもいかがです?なかなかに味わい深い…。
[なにを、とはあえて言わず。]
/中/
あれ?『共犯者』…?C狂なのかな?
そして何気にローズに行ってみる俺。
向こうは仕事柄ってのもあるから、恋愛とは違うと思う…うん、多分。
……考えすぎ、かな。
でも、ばーちゃんの言ってた事がほんとなら。
……ううん。
ばーちゃんは、嘘はつかない。
まして……一族の……力に関することは、絶対に、嘘なんて言わないはず……。
[自分に、巫女の一族の力の事を教えた時の、祖母の真摯な様子を思い返せば、それは確信に近く。
だが、それ故に。
現状への不安は、どうしても消えなくて]
[ふと視線を逸らすと、碧い髪の人がぼんやりと窓の外を眺めているのが見えた。
何となくその様子が気にかかって]
如何か…なされました?
[余計なことかとは思いつつも、そっと声を掛けた]
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