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必死で発声練習しましたんで。
[言いつつ、ふ、と笑みを掠めさせる。
『五音』を声となす『鳳凰』の力。
それを、人の身でも使いこなすために鍛錬積んだのは幼少期の思い出、だが]
…………。
[下段に構えられる、刃、それが纏う蒼の炎を見やる]
……純粋火力勝負……ってとこですか。
[呟きつつ、天凰刀に意識を凝らす。
ゆら、と揺らめき立つのは銀にも近い、白の焔]
/*
>>+42
離席いてら、そちらも無理せずに、ですよ、と。
しかしこの対決、どこに落としたものやら。
(なんか楽しすぎて眠いのに止められないやつがいますよ)
お褒めの言葉、アリガト。
でも、さっさとアッチで大人しくしてきてね。
[横薙ぎの一撃は剣で受け止められる。なお、水圧である程度なら硬さは持たせられるわけで。
飛び散る水がリカの肌を浅く切り裂いていくが、踏み込みと共にリカの袈裟懸けの切り払い。]
でも、水侮土デショ?
[大きく飛び退いてそれを避けると、不敵な笑みを浮かべる。同時]
ざばぁぁっ!!
[剣から周囲を水浸しにするほどの水が流出。
なんせ水気はプール一杯分蓄えられているわけだから]
[止められない。その言葉は良く分かっていた。何せマリーの恋人をしているのだ。ちょっとした仕草で彼女の全てを理解する自信がある]
……違う。止められないんじゃない。『止める』んだ。
[それもまたマリーと同じ決意だ]
/*
まあ、響は明日の対決が予約されてるから、こっちが喰らって引く、にしようかな、とは思ってますが。
鉄拳制裁は明日にでも、陣の中でどうぞー。
[久鷹のはっきりとした決意に小さく息を吐いた]
…オーケイ。
行った先でどうなってようが文句言うんじゃ無いよ。
この辺で暴れられそうな場所と言えば…。
[近辺の地理を思い出し、場所を割り出そうとしていると。肩に乗せた亀がぴくりとある方向を注視した]
……そっちか?
久鷹、着いて来い。
[何やら感じ取っているらしい亀が向く方向へと移動を開始する]
アッチってどこやねん!
[一瞬、死後の世界とか思って口が出ました。
大きく飛び退く様を追撃しようと前に出かけ、不敵な笑みに躊躇う―――その瞬間]
うっわぁー!
[一気に水が溢れ出し、土で覆われた空き地は水を湛える池になる]
どんだけ水入っとんねん、ソレ!
ってか、おケイはん逃げといてやー!
[ふよふよと浮遊で上に逃げ、どうしたもんかと唸るも迷いは一瞬。
剣を下に構え、一気に浮遊を解いて降下する。地に刺さる黄金色]
濁してまえ!
[水を泥へと、土の支配へと変えていく]
[サキの背中に、小さく頷くと、九尾とともに移動し始めた。
その時、九尾は久鷹の手を握らずに、サキの袖を掴んだ]
「…………」
[そしてただ無言で見上げた]
あ、そ。
[欠片も興味がなさそうな表情でテキトーな返事。
轟、と蒼炎が勢いを増すのは比和による相乗化の力か。
すー、と小さく息を吸い込んで体内に酸素を循環させる。
一度、二度、三度]
…burle fayra nha tictim::hymme/ammue
[小さな言葉によって炎は増幅し。
くん、と、膝が軽く撓む。
それは反動の力を得、炎の羽は熱量をあげて最初よりも白みがかかりさらに加速、上昇。
後輩よりも高度を増し]
墜ちろ───!
[頭上からの加速効果を伴い、長刀の刃は振り下ろされる]
(こらぁっ、マリィー!)
[唱の最中では怒鳴ることも出来ず、それは心の中だけで]
(私は飛べないーっ!)
[後輩の言葉にも泣きそうになりながら、近くの塀によじ登り。
それでも止めずに必死に哭を紡いだ。無理な使い方に、喉奥に鉄味が漂い始めて、本気で泣きたくなった]
どんだけ、って……プール一杯分。
[サラリと問題発言をしつつ、浮遊しさらに水溜まりに剣を突き立て、自分の領域へ変えようとするリカに]
そんなこと……黙ってさせると思う?
[こちらも剣先を水溜まりに突き刺すと、リカの周りの水溜まりが水柱を上げ、上から押しつぶさんと降り注ぐ。]
[袖を引かれ一瞬驚いたような表情に。視線を向ければ見上げてくる少女の姿。どう対応したものかと逡巡した後、いつも門下の子供達にしてやるように、ぽんと頭を撫でてやる]
………。
[何を言えば良いのかそれすらも分からず、ただ少女の頭に手を置いて。そのまま袖を掴んだ少女を誘導するように手を引き歩いて行く]
[亀は風に乗り流れる唱に反応しているようで。マリー達が居る空き地へと近付くと、自分達の耳にもそれが聞こえるようになってくる]
この先らしい。
この唱は……啓子、か?
……っ!?
[高まる火の気、舞い上がる炎の翼]
(──やべっ、火が強くなりすぎるっ……!)
[とっさに思ったのは、それ。
抑えるべき水は、四瑞の内にはない、と。そんな思考が、迷いを呼んだか]
……ちっ!
[気づけば、刃はすぐ傍に。
とっさに刀を翳し、受けようと試みるも相手は長刀、完全に止めるには至らず。
肩に食い込む感触に、刹那、息が、詰まる。
辛うじて止めた部分のお陰で、さほどの深手ではないようだが]
……堕ちる……わけにゃ……。
俺が堕ちたら……泣かせちまうっ……!
[とっさに口をついた一言は、何を意味するやら。
続けて放つ、『音』。
痛みを堪えて放ったそれは、波動となって周囲に響き。
直後、腕に力を込め、食い込む刃を全力で跳ね上げつつ、大きく距離を取る]
……ってぇ……あー、これ、これ以上続けるの、無理。
[直後に零れたのは、先ほどと変わらぬ、軽い声]
[正直、背筋が凍った。あの場所ではサキが何かした場合に、九尾は確実に命を奪われてしまうから。
だが、心配とは裏腹に、亀も何も行わず、彼女は九尾の頭を撫でて手を引いた]
(……そうやって触れ合わなければ、何が間違いかわからない。そうじゃないか?)
[話し合いをするつもりだったが、少なくともサキは本質をしっかりと見てくれたと思った]
〈やってらんねーな〉
……!?
[ドクン!
それは本当に唐突だった。胸の中心に何かが言葉を口にしたと思いきや、心臓が不整脈を打った。たった一度ではあったが、それは彼の額から脂汗を滲ませ、歩みを惑わせるのに十分だった。どんどん二人の背中が離れていく中で、彼は道端に蹲った]
ぅわ、塩素くさっ!
[言われて気付きました、今更に。
黄金の剣は刺さった場所を中心に土泥にごり水となり、より遠くまで土にしようと効果を広げていく。
だが、まだ支配の及ばぬ水がマリーの剣により水柱となり、水圧を持って降り注ぐ]
ぐぅ…がぼっ!
[剣を抜くコトは出来ず、咄嗟に片手の平を天に突き上げて。
揺らめくよに纏いつく黄金の光で弾こうとするも、全ては敵わず、飲み込んで咽る]
ぅ…マジで胃ー酷使しすぎや!
どいつもこいつも!コンチクショウ!
[黄金色を纏ったままの手を剣の柄頭へと叩きつけ叫ぶ。
土の支配を受けた場所から、土の杭が数本マリーへ向け突き出す]
投票を委任します。
ヒビキは、 ミツクニ に投票を委任しました。
[土気と水気のぶつかる波動。ここまで来ると嫌と言うほどに感じられる]
盛大にやってやがるな。
こりゃまた怪我人出て終わる、か。
[大きな溜息。木の属が『隔離の陣』に居るために、『地の護界』のバランスは今沙耶香が補っている状態で。これでどちらかが倒れたら、また補う必要が出てくる]
どっちがこけても困るんだけどなぁ。
[土の璃佳が倒れたら己がその補いをしなければならず、水のマリーが倒れたら四瑞には補えるものが居ないと言う事態。実際、マリーに離反されたのかかなり痛かったりする]
久鷹、あそこだ。
あの空き地に──。
[前方を指差しながら振り返る。直ぐ後ろに居ると思った久鷹が居ない。遠く、離れた場所で蹲っているのが見えたか]
おい、久鷹?
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