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[眸に正気の色が戻ってくる。
その華奢な身体からもこわばりは消えて……。]
ここは、僕の前だ。
[抱きしめる理由がなくなっても、
手は離さず……。]
それ以外は考えなくていい。
[おそらくはクスリの仕業で現れる狂気を、
思い出させる必要があるだろうか?]
星詠み ノーラは、令嬢 ブリジット を能力(占う)の対象に選びました。
[見回せば見回すほど、未知が絡みつく。
恐怖――。
女はせんせいに、ごめんなさい、と残し
その後から今までの記憶が、一切無い。
だから笑んでは居ても内心は酷く、乱れていた。
しかし、]
……
[ヴィヴィの抱擁と、声。
ゆっくり頷いて、 ありがとう と。
小さくがらがらのたどたどしい声が、
彼の胸元で零れた。]
カルメン……君は何も悪くない。
[ありがとう、という掠れた声。
それを撫でて、唇を寄せる。]
……休むといい。おいで。
[そして、その身体を支えながら、医務室のほうへ。]
[支えられる身体
彼を見上げ、息を、飲んだ
数値を見て、泣きそうになるのを堪えたから
だから、笑んで、ゆっくり頷いた]
……
[数値を心配、すればいいのだろうか。
私なんかに気を遣ってるからだじゃないと
怒ればいいのだろう、か。
わたしより、あなたが心配だから
おねがいだから、休んで欲しいと泣けばいいだろうか。
こうなっても、正しい事が、解らない。]
[だって、優しい言葉を呉れる、から。
欲しいと求められると
同じ気持ちが此方にも沸き、疼くから]
……うん
[髪に触れる口付けに甘える私は、
最低な女、だろうか。]
君が好きだよ。
[そして、口付け。]
考えなくていい。
[そして頭も撫でて、髪を弄って……
首から肩を撫でていく。]
もう君は僕のだから。
/*
アーベル、ごめんよ…
3人居る赤ログで、
いちゃいちゃするのも、
気が引けて、控えめだったんだけ、ど
なんかいろいろ、ごめん、よ
[頷きと、声。
同じ様に、頷きを返す。
医務室に入れば未だ残る、『残骸』。
夢は未だ夢のままなのだ、と厭でも知る。
暫し、ヴィヴィに沿って貰い休んだのなら。
やがて集合場所へと共に向かうだろうか。
向かったのなら、女は喉の調子から口を開きはしない。
黙して、常通りの振る舞いで、
みんなの話に耳を*傾けるだろう*]
[甘美な言葉が身を撫ぜる
其れを補する様に、唇が触れた
頭に、髪に、
首に、肩に。
求められる手に応じて、
此方も相手の身体に手を這わせた。
声は出さず、唇の温もりに甘えながら。]
[求める手、
心の底から沸きあがる熱
同じ高さまで昇る熱さを保つ吐息]
[求め合い、確かなものになるのは。
私は、彼を狂おしい程に愛し、
求めているという事実―――*]
[きっとその身体は、見た目のまま、とても華奢で…。
でも、静かに湧き上がる情熱をとめることはできない。]
[囁いて、口付けて]
[伸ばされる手は絡めとって…]
僕のものだ……。
[そう、すべて冷たいものに向けられているはずの思考が、唯一求める、もの]
[水を大きめのポットに入れる途中、
包帯に包まれた手を見下ろした。
傷がいつの間にか増えていた。怪訝そうに眉を寄せる。]
[見下ろす水面。映り歪み揺れる頸元――数値は20。]
ッ…――
[数値を隠すように押さえると、ポットを抱え足早に*集合場所へと向かった*]
[考える]
[それは嘘かもしれない。]
[投与されたクスリが、作用して、]
[自分も微かに狂っていることを自覚しながらも]
[でも、言いたかった]
[それを言葉にするなら]
[求め合い、確かな言葉に愛撫される]
……私もよ、ヴィヴィ。
―――、愛してる、わ。
[声は酷く汚く、醜く、聞き取り辛い。
けれど、精一杯に、伝えようと*囁いた*。]
/*
んむ。どうしようか。
WIKIの
# 狼側設定:病気の治癒を望まない者。
治って世間に帰っても生きていく宛てがないのかもしれない。
これってどこにいったんだろう。今の感じだと、完全に薬の副作用による情緒障害だよねえ。WIKI見てキャラ構築してきたから、WIKIに書いてあることを「やっぱこっちで」されてしまうのは正直微妙。PL会話によるRPすりあわせが禁じられてるから余計に。そこ融通利かないんだったら、書いてあることは守りたい、とか考えるからかも。
べつに、狼陣営つらそうな設定だから、副作用系の人も1人2人いるかなと思ったけれど、全員か。「死にたいという気持ち」は二の次になるし。情緒障害メインなんだったらカルメンへのアプローチも変わってきたし、と考えると口惜しいものがある。
自分のことではないのだけども、カルメンの赤にいたるまでの心の動きの繊細な設定が好きだったから、こっちも下手なりにそこに対してずっとアプローチしてきたわけだし。ちょっとそれが全部「薬効だから」に上書き(とまで敏感に考えるのは私くらいなのかもしれないけれど)されて寂しいのかもしれない。
─ 三階廊下 ─
[ダーヴィッドに問われ>>114、ゆっくりと瞬きをした。
縫合した場所に触れていた爪をおろし、]
痛む、方が健常に近いのだろう。
──痛みが減った。
私は比較的進行が遅い方だと思っていたが、
進行速度は一定では無いのだろうな。
今此処にいる者達が。
統率すべき、されるべき集団かは、疑問だが、
パニックや自滅は避けなければ。
[立場は、そう……誰かが口にした言葉。実験体のモルモットのような──監視され、選択肢を狭められた立場は同じ。頷いて、傷口にはもう触れないと、首を横に振り、心配顔のダーヴィッドに、]
そんな顔ばかりしてると、禿げるぞ。
[真顔で冗談のような言葉を言ってから視線をそらし、バンドの数値をエーリッヒに見せた。]
エーリッヒ。
このLV,パーセンテージなら、
まだ石化病用で無い薬物でも有効と判断しても?
[医師の卵であるエーリッヒの許可が出れば、薬品庫から取って来た普通の薬物を摂取するつもりで、尋ねる。身体を動かす事は避けようが無いが、貴重な石化病用の鎮静剤を使う事も避けたい。
気が付くと、ユリアンが部屋から廊下に来ていた。]
ユリアン。
私の頼みは、>>2:821
[>>117蓋が開かないように、わざと可動部分の一部を壊してあったタイピンの中身。それは中世の貴族が使用したポイズンリングのように、宝石の下に小さなボックスが有るもの。壊れたものを開けられるユリアンに、感嘆の声を上げる。]
有り難う、流石、だな。
ボックスの中身は、
[「見てくれて構わない」と言いかけ、今、見せる事でユリアンを巻き込むかもしれないと躊躇し止めた。また、秘密の 共有者 にユリアンを巻き込むのは──と。
そのまま手元で中身を確認する。おそらく、精製途中の薬物。]
これが、私の持ち込んだ荷物の唯一の残りになる。
ユリアンのあの箱は、ロッカーの中で何故か金属が熔解していてね。
放送、扉を封印した茨や。
ご丁寧に、屋上のヘリポートにヘリが用意されていた事。
人為的な気配のする──だが、惜しい喪失だ。
生きて一緒に出られたら、また注文したい。
[と、生真面目な顔で。]
― 回想 ―
[ブリジットとノーラがナイフを受け取るのを見ながら、
皆の先頭に立とうと、足を進める。]
ちょ。ひどいなぁ……。
僕も医師免許があるわけじゃ、ないんですけどね。
[責任を押し付けるようなハインリヒの言葉に(>>852)、
少し眉を八の字にするのは――少しだけの甘え。
それが、何かあれば話ますとの意思表示でもある。]
あはは。まるでベアトリーチェさんが、
ツヴァイさんの騎士みたいだね。
[盲目の少女が、研究員の人の手を引くのを見て、
少しだけハインリヒを揶揄う言葉を向けてから、3階へと向かう。
3階へ向かう際には、ぴんと意識を張り詰めて。]
……ピアノの音色?
[蛇と対峙することなく辿り着けたことと、
優しい音色に、少し詰めていた息を吐き出した。
ピキリ――その瞬間鳴ったのは、裡。]
ああ、イレーネさんが……。
[痛みを表情に出さぬまま、
瑠璃の眸が印象的な女性を思い出す。
どこか、記憶の端に引っ掛かる色――あれは誰だったか。
思い出せないまま休憩室へ向かうと、
果たしてイレーネの姿がそこにあった。]
――…。
[そして、ノーラによって示されたのは蛇。
自分が動くより早く、ユリアンとダーヴィッドが動く。
自分は動かなかった、否、動けなかった。]
はっ……。
[短い息を吐いて、レイピアの柄を握り直した。
視界の端で、ダーヴィッドがノーラを外へと運んでくれるのが見える。
少し安堵して、ファンシングの構えをとる。
構えた刹那――]
――…!?
[羽音が聞こえた。
その後繰り広げられる光景に、この時ばかりは弓があればと思った。
――この背の状況で引けるかどうかは怪しかったが。]
ユリアンさん、良かった。
[しかしながら、事態は好転し、一先ずの安堵の吐息を吐く。
再度痛む肺――深く息をするのが苦しいのだと気がつく。
けれど、その痛みなど、死の痛みと比べれば、どれ程のものか。]
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