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[聡に向けた表情も、全く変わらなかった。
能面のような、冷たくも暖かくもない顔]
「『巫女』が目覚めた」
「桜が血を欲している」
「鎮めなければ、皆……」
[不安そうな囁き。
投げられる視線にも応えずに*道を急ぐ*]
―回想―
[旅籠を離れ、史人と会う少し前のこと。]
ん。
[ふいと、視界を横切った白い衣装。
周囲に人影は無い。
何処か儚げなその姿に惹かれるように、かれは後を追った。]
[やがて訪れたのは丘の上、桜の下。]
・・・綾野おねーサン?
[綾野はその声で漸く気付いたようで、はっと振り返る。
見せた微笑みは、何処か不安そうでもあった。]
どーしたんスか、んなトコで。
[何時か祝いを届けた時のように、軽薄な笑みを浮かべて尋ねた。
問いに答えはあっただろうか。
だが、きちんとそれを聞くことはなかった。]
[ふ、と。
目の前を横切る薄紅。]
・・・・あ、?
[傍らには花の無い樹。舞わない筈の桜。]
――・・・
[視界から色が消えた。
灰色の背景の中、際立つ白い色は――]
・・・・・
綺麗、ッスね、ソレ。
[呆とした目は、突然の話題の転換を訝る綾野の表情を捉えることなく。
宮司の纏う真白、ただその色に惹かれるように、ゆっくりと近付いて行く。]
・・・・あァ、ケド。
[ふと、首を傾げて。
きしり、軋む音。]
おねーサンには白より、もっと・・・
[そう、例えば。
す、と片手を持ち上げ――]
[恐らくその瞬間、何が起きたかを理解してはいなかっただろう。
綾野も、――それを為したかれ自身ですら。
事実を述べるならば、
かれはただ、その手に果実を掴み取り、喰らった。
それだけの事。]
[食事を終えれば、未だ視線は定まらぬまま、ふらりと丘を下って行く。
ざぁと風が吹いて、
服に、顔に、腕にこびりついた赤が剥がれ、細かい欠片となって、
桜の樹へと流れて行った。
それはさながら、舞い踊る花弁のよう。]
―――
――
・・・アレ?
何、してたんだッけ。
[ふ、と我に返った時、]
・・・あァ、そッか。
メモ探さねーと。
[頭を掻く手にも、困ったような顔にも、
赤は一欠片も*残されていなかった。*]
[孝博の、誰かに知らせた方が、という言葉に少し考えると]
……そうだな。
ならば孝博、まずは親父にこの事を伝えてくれ。
この時間ならば、おそらく糞虫(=古老)どもと一緒に屋敷で一足先に酒宴でも始めているだろう。
もし止められるようなら、俺の名前を出して構わん。
[そう言って、頷き駆けていく孝博を見送る。]
[宿の主人に厨房を借りられるか尋ねれば、彼はその間に薬を取りに行ってくるとの事。
夕食の支度は小百合に任せ、薄味のお粥を作った。
ちょうどそれが出来上がる頃、部屋から出て来た蓮実を見つけ]
落ち着いた…なら、良かった。
[小さく息を吐き、安堵の表情]
…ああ。玲ちゃんの…。
いや、それはこちらも―――と、言うわけだから。
[小百合の言葉に追従し、頭を下げた]
[出来上がったお粥を部屋へ運ぼうとし、タイミング良く内側から扉が開いたのに、瞬く]
…ん?玲ちゃん?
[彼女の顔に何の感情も見当たらず、呼ぶ声は尋ねる形に]
…ああ、わかった。任された。
[何より先にイエスの返答を。
理由を尋ねる前に、玲が居なくなってしまったので、なんだかもやもやしつつ]
…まあ、任されたとは言ったが…どうしたものやら。
[榛名と同じ部屋で、今日は眠るかなど考えつつ、部屋に入ってお粥を*置いた*]
[晴美の語る口伝。
それを聞きつつ、視線を腕の中の動かぬ従妹へ向ける]
……そうまでして……。
[続く言葉は、途切れ。
近づく気配と、差し伸べられる手に、無意識に鋭い視線を向けていた]
……手、出すなっ……。
綾は、俺が、連れてく。
[鋭い声は、常の彼らしからぬもの。
他者、こと年下に対してこんな態度を取る事は滅多になく]
……ああ。
[それでも、任せる、との言葉に頷いた時には多少落ち着いていて。
晴美の指示に頷いて駆けて行く孝博を見送った後、薄紅を散らす桜を見上げた]
[やがて集まる、人の声。
真っ先に近づいてきたのは、幼馴染のそれだった]
……琉璃、か。
[小さく、名を呼ぶ。
気を許せる数少ない相手の姿に、多少、緊張が緩んだか。
声は、微かな震えを帯びていた]
……綾が、桜に。
……俺、は……。
[続く言葉は、途切れ。
綾野を家へ、と促されたなら、ふらつきながらも立ち上がる。
手を貸すかと問われても、それは拒絶し。
ざわめきの中、軽い身体を抱えて櫻木の家へと向かい。
伯父に、従妹を託した所で──記憶は、途絶えた]
[意識が戻れば、そこは見知った──自分の部屋。
視線を動かしたなら、目に入るのは机の上のファイルケースと蛙の灰皿。
置時計が時を刻む音が、妙に大きく響くような心地がした]
…………。
[ぼんやりと、上手く動かぬ右手を翳す。
抱き上げた時の感触。
決して触れぬと決めていたもの。
望まぬ形で触れたその冷たさは、いまだ、そこに残っているような心地がした]
/中/
だから、地の文はちゃんと推敲しろとorz
「心地」が二回も使われてたら、くどいからっ!
さて、ここからどうするか。
みんな満遍なく絡んで動いてるから、投票が難しいなぁ……どこ切っても美味しいし。
取りあえず、初回は史人視点で殺意を向けられる所、かね。
……て、現状、聡しかいてませんが、それ。
榛名の話聞いたら、完全に地雷入りますぜ。
/*
…ぬぅ、どうやって出ようwww
あれ?
発言欄とかの部分、文字ちっちゃくなってるような…。
投票欄、発言ボタン、アクション選択タブ、コミット欄が。
プラウザの違いかなぁ。
*/
―――回想―――
[―――桜が咲いている。
それは、どこか遠い景色を見ているような感覚で、利吉の脳裏に刻み付けられている。
どこか。どこか遠い昔から何度も見ているような気がする。
ただ―――見ているだけ。
それ以上何も知りようも無い。
この景色を何度繰り返したのか、分からない。
自分が何処にいるのかも分からない。自分を視認出来るものも誰もいない。
何も出来ず、何も聞こえず、何も分からない者などを、視認出来る必要は無いから]
俺は―――誰だ?
[呟く。闇に消えるだけの呟き
答えは分かっている。何者でもない。ただの傍観者にすぎない
何故、そのような存在になったのすら分からない。目覚めれば、何もかも忘れて、何も無かったかのように生きるだけ。
ほら……目覚める。
ならば、全て忘れよう。ただ一つ出来た見ることすら忘れよう]
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