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[告げられる、言葉。
騙せたと少女が俯いたままこそりと笑むことは無く
只未だ悲痛な顔をして、言葉を聞き。]
…うん。
オレが呼んだからだ、ゴメンな。
[先程と同じ言葉を、もう一度呟く。
ぐい、と手で目を一度擦ると、ぴょいと軽い足取りで一度後ろへと下がり、籠を背負いなおして]
オレ仕事すぐ終わらせてベッティと爺っちゃん探すよ。
見付かったらオレにも教えてくれ。
[顔を上げた。]
…そういえば、思い出した。
ベッティの奴、鈴持ってたけど大丈夫だったか?
[自分はたいした距離を移動してないけれど。]
目撃者もだけど、それを聞いた人間がいねーかどうか
聞いといたほうがいいかな…
[だが、鈴の音を聞かなかったか、などと聞けば色々まずい。
いい聞き方が無いものか、考えながらぶつぶつ呟く。]
[事件が起きていながら、そのことを忘れていると考えられる原因は三つ]
[一つ目は周囲では異変が無いために事件が起きていると認識していない場合]
[二つ目はそれこそ全く気にしないか忘れている場合]
[そして三つ目は、浚われる危険性が無いと分かっている場合]
あのガキの場合は一つしか当てはまらねぇんだよなぁ。
[紫煙混じりの呟き]
[それは二人から離れた位置で漏らされた]
[自衛団長に養われている子供が事件について全く耳にしないはずもなく]
[かと言ってあの子供がこのような大事を忘れて気楽に居る性格にも見えない]
[残るのはただ一つだった]
[そんな思考を巡らしながら、しばし後に自衛団詰所へと辿り着く]
─大通り→詰所─
/*
狼側に対してあまりに危険人物な動きばっかしてる気がすr
出来るなら直接対決してから墓行くなら行きたいところなんだが。
―ヘルガの宿屋―
[走ってやってきたのは、色気のある女将の経営する宿屋。
元気に駆け込むと女将が手を振って迎えてくれた。]
女将、煙突掃除にきたぜ。
[それは彼女が孤児院に居る頃からしている仕事。
挨拶もそこそこに、屋根に上がり仕事を始めた。]
[常春のこの街では、
暖炉やストーブは特に冷え込む時たまに焚かれる位。
が、裏返すと年中使われる可能性がある上に
舞い散る花弁が煙突に入り混む事も多い。
観光業が主なこの街の宿屋では、
割りと頻繁に掃除が必要とされていた。
屋根から重りを着けたブラシを何度か下ろし引き上げてから、
腰にロープを巻いた小柄な身体を煙突内に滑り込ませる。
しっかりと掃除を終わらせてから、
宿屋へと戻った時には身体のあちこちに煤がついていた。]
まいどありっ!
[硬貨を貰い、宿屋を後にする。
それから少女は屋根の上、自宅へと向かって駆け出した*]
…ローザを引っぱってったのが「よそもんだから」なら、
あいつの事もつれてってくれりゃいーんだけど。
――無理っぽいよなぁ。
[屋根の上、掃除をしながら呟くのは
端末に向けてか独り言かギリギリの際。]
自衛団は恐らく問題ない。大人しくしておけば。
それより…
[同業者2人への揶揄も込めて、端末に声が返る]
隠れ蓑にするには上等過ぎたようだね。
早めに排除したほうがよさそうだ。
[少女が面倒だと零す相手は、直接見ずとも容易に知れる。
躊躇いなどは欠片も感じさせない声で、今日の『目標』を示唆した]
さて。
無理につつくことはないと思うが。
[露店の少女の鈴については、運んでいない彼にそれ以上答える言葉はない。
仕事に関係のないことに口を挟まないのはいつものことだ]
─詰所─
[手巻きタバコをふかしたまま詰所の扉を開く]
[ノックもない来訪だったが、軋む扉の音に中に居た団員全員がこちらを見た]
よぉ、一人捕まったって聞いたんだが。
その辺の話聞かせてもらえっかね。
[いつもの調子で声をかける]
[団員がピリピリしているのを承知の上での言葉]
[返ってきたのは、あんたもか、と言う溜息混じりのもの]
ほぅ、俺以外にも聞きに来た奴が居るのか。
……レナーテ?
ああ、あの筋肉馬鹿な。
[その言葉に眉根を寄せる団員も居たが、知り合いならそっちに聞け、とも言われ]
アンタ達から直接聞かねぇと気が済まねぇんだけどな。
あの女、聞いたことちゃんと覚えてるか怪しいしよ。
[そんなことを言って粘り、聞けるところまでの詳細を聞く]
[と言っても得られたのは疑わしいから連行したと言う証拠も何もない曖昧なもの]
そうかい、それで犯人じゃなかった場合はアンタらどう始末をつけるのかね。
まぁ良い。
一つ忠告だ。
外から来た人間ばかり疑ってると足元を掬われる可能性がある。
この事件はいつから起きていた?
二年ほど前からスローペースではあるが起きてたんだろう。
仮に同一犯の犯行なんだとしたら、街の人間が関わってると考えた方が自然だと思うがね。
尤も、街の人間であるアンタらには疑いにくいだろうがよ。
信用の無い外部の人間である俺からの忠告だが、頭の隅には入れておけ。
顔見知りである方が警戒されることも少ないだろうしな。
[その言葉に団員達はどんな顔をしただろうか]
[見境が無くなっている者は激昂しかけ]
[比較的冷静な者はその可能性に肝を冷やしたかも知れない]
[掴みかかられる前に扉を開け身体を半分外に出し]
ああ、それと。
団長が引き取ったっつーガキ、カヤっつったっけか。
あいつには用心しておいた方が良いかもしれねぇぜ。
[それが何を意味するのかは敢えて全く説明せずに]
[外へ出て扉を閉めた]
[残された言葉に自衛団の連中はどちらの意味で捉えただろうか]
[カヤの言葉に苦笑いを浮かべ]
ええ、本当に厄介
いっそ、彼が連れて行かれれば良かったのに
……まあ、それが適わない以上、私たちでやるしかないねぇ
[それは、ライヒアルトの案に同意するということ]
色々面倒臭い、あいつ。
[マフラーを鼻の上まで引き上げ帽子を目深に被ったまま。
屋根の上、誰にも聞こえぬ場所で少女が小さく呟いた言葉は
宙に消え、風に拾われる事も無く。
偶然にも当の彼が自警団で、自分の事を*話しているとも知らず*]
煙突掃除人 カヤは、剣士 レナーテ を投票先に選びました。
─詰所→大通り─
[詰所を後にしてからは調査を開始するために大通りを通り広場へと向かう]
無能は無能なりに動いてくれると良いんだが。
捕まえろとまでは言わねぇが。
万一あのガキが犯行に関わって無いにしても、団長の引き取り子ってだけでも狙われる可能性はあるだろ。
[己としては疑っては居るのだが]
[自衛団員の尻を引っ叩くための言葉は果たしてどこまで効力を発揮するのか]
[大通りに賑わいの多い場所に来ると]
[しばらくの間は移動しがてら]
[昨日消えたと言う露天商の目撃情報を集める*ことにした*]
…あいつ身体でけーから、
オレの「針」で眠りきらなかったりしねーだろうな…
[肩を竦めて、小さく呟く。
たん、と屋根の上を走りながら、背中の籠が揺れた。]
ただなー
あいつ、どうやっておびきよせるか、だよなー…
[ふむ、と、小さく首を傾けた。
少なくとも自分は只の「子供」扱い、
話しすらちゃんとしてもらえていないところを見ると、
呼び出したところでまともに応じてもらえるか自信は無い。
それどころか、もみあいになった場合の事を考えると
どう考えても勝てる相手ではなくて。]
/*
やりたい放題ですんまそん。
占い先に悩む、超悩む。
PLはゲルダ占いたいんだけど、PCに占う理由が無い。
何かライヒには妖魔疑いががが。
でもこれ縁故絡みの妄想入ってるからびみょ(ぉ
プロロじゃまだ占い師になるか分からんかったし。
いや、占い師希望に見えたかも知れないけd
……ああ、そうだ。カヤ
[ふと思いついたように、カヤに声を掛ける]
どうせなら『依頼主様』に掛け合って、自衛団が捕まえた人を収容所に送るように手を回せない?
ん?
回せる…っていうか、お願いはできるぜ!
返事が聞けるかはわかんないけど、こっちから告げる事は出来る。
[端末から聴こえた声に、言葉を返す。]
―孤児院―
[いつものように食事を終え、子供たちを教会から程近い孤児院まで送り届ける]
おや。
あれは…
[玄関先に立つ自衛団員を見、眉を寄せたのは昨日のこともあってか。
暫く待ち、団員が去ってから職員の立つ玄関へと向かった]
今の人、自衛団ですよね。
何かあったのですか?
[心配そうな顔をした職員の口から、昨日会った孤児院出身者の失踪を聞くのは*すぐ後のこと*]
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