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/中/
ラスボス倒したのにEDが来ないというのはRPGの常道ですきにw
では、神父は心置き無く暴れます。
この際、オトと相討ちとか楽しそうだw
−翌朝/工房−
[窓から差し込む朝の光。その眩しさに、土の床――大地に伏せていた千花は、目を糸のように細めて起き上がった。
ベッドに飛び上がり、アマンダの頬を舐める。
けれど、大地から離れ眠っていたアマンダは、まだ回復が浅いのか、起きる気配は微塵もない。
ユリアンの鼻先も前足で叩くが、帰って来るのは小さな呻きだけ]
「…チチ…チィ」
[千花はアマンダの顔――その器の仮面を円らな目で見つめ、前足を伸ばした]
/中/
>>*27
うん、まさにそれがやりたかった。
そして相討ちになって呉れるとよいなと思い始めていた。
ただ、そうすると天魔融けが見られないのだよね。
今日占うだろうから、構わないと思っていたのだけれどなあ。
むしろティルと相討ちで、オトフリートが融かして呉れるとかないかな。
ないか。まあ、適当に動くのだよ。
[千花は小さな前足で、アマンダの頬を幾度も撫でてから。アマンダのしている千の花(欠片)が封じ込まれたとんぼ玉の首飾りを外し、自分の首輪へと重ねて着ける]
「チィ…」 『おやすみ…』
[千花と呼ばれていた小さな獣は、その姿と気配を一つに還し――]
…おやすみ、千花。 ありがと…
[毛並みと同じ色の長い髪に包まれて、ベットの上に座り込み、アマンダと呼ばれていた陶磁器の器(身体)を見下ろしたのは、そこに眠る人形と同じ顔をした*大地の精霊だった*]
−昨夜/ベアトリーチェの部屋−
[ベッドの上にごろりと仰向けになって、ベアトリーチェはぼうと考えごとをしていました。今日学んだことを復習するように、小さく繰り返します。]
違えるものがあるから、
対なるものがあるから、
世界は調和が取れている。
[それから指を折って、なにかをたしかめるように、数えます。]
光が消えて、雷が散って、水が失せて、命が還って。
……ああ、たくさん、崩れてしまっているのだね。
[そばに置いていた、曲りくねった輪を手に取ります。鎖の部分を持って、ゆらゆら、ゆらりと揺らします。表も裏も終わりもない、不思議なかたちの輪。]
ベアトリーチェの対は、居るけれど、居ない。
でも、共にあると、不思議な感じがしたんだ。
[そしてそれが失われると、きっと寂しいとオトフリートは云ったのでした。]
……それは、どんな感じなのだろう。
[ベアトリーチェは一度も、自分から「寂しい」のだなんて口にしたことはなかったのです。だって、ベアトリーチェにはその感情がわからなかったのですから。]
[彼女は昔、天聖界に在った。
主君に仕える、戦乙女(ワルキューレ)として。
兜と鎧を身に纏い、剣と盾とを持ちて、天馬に乗り、戦場を駆け巡る者。
戦にて死した勇士を天上の宮殿へと導き、彼等は世の終わりまで武事に励む。
それが人の世に置ける、彼女等に纏わる神話の一。
その話が真か否かはさて措くとして、
生も死も在って無きが如き場所であるのは確かだった。
回り廻りて、永遠に終わる事の無い、悠久の世界。
――彼女は昔、其処に“在った”]
[しかし或る時、天聖界より失われた指環を取り戻すが為、
主君の勅命を受け、彼女はひとり、人間界へと降り立った。
指環奪還の冒険譚は此処で語りはしないが、
其処に於いて、彼女は初めて、世界を知った。
自然の美しさを、限られた生命の輝きを、そして人の儚さを。
彼女は天に還らず、世界を彷徨った。
『鍵の書』の在る此の地に辿り着いたのは、
指環の力が力に共鳴し、誘われたのやもしれず。
それを知った主君は、次いで、書の監視命令を下した]
[しかし彼女は、何時しか出逢いを果たす。
今にも生命の灯火を消さんとする、幼児に。
我が子の救済を希う、敬虔な若い夫婦に。
嗚呼、天は何と無慈悲なのだろうか。
嗚呼、この子に救いをお与え下さい。
彼女は彼等の歎きを、切なる願いを聴く。
生まれながらにして天聖の気を持つ、罪無き、穢れ無き赤子。
しかし、その子を助けたとて、何にもなりはしない。
死の淵に在る者は、他にも数多存在するのだから。
そう思いながらも、彼女には見棄てる事は出来なかった]
[そうして、
禁忌であると、
天の運命であると、
此の世の理であると、
全てを知っていながらも、
彼女は少女を救う為、一つになる事を選んだ]
「私が居て、指環が在って、書の眠る此の地で。
それでしか、ベアトリーチェは生きられない。」
[彼女は静かに語る、伝えなかった真実を。
眠れる少女は、何を思って聞いていただろうか]
「だから私は、……世界を変える力を求めていた。」
[そして言葉の裏に隠された意味に、*気付いたろうか*]
/中/
さて。
赤はこれからどう動くつもりやら。
シリアスはいいんだけど、悲壮展開にされると、個人的にはもにゃっとした気分にならざるを得ない。
ユリアン占から外したのは、なんでかんでそれが大きいからね。
上手く言えんのだけど。
俺は演戯には完璧なストーリー性って、求めてないんだよな。
そもが有り得ない寄せ鍋世界。
予定調和じゃなくて、イレギュラーを楽しみたい。
予め、それを伝えきれていなかったのは、こっちの甘えもあるのだろうけど。
―アマンダの部屋―
[彼は目を覚ます。
一瞬自分がどこにいるのかわからなくて、
不思議そうな顔をするがすぐに思い出し]
ああ、アマンダさん寝かしつけてそのまま力尽きたんだ……。
[目の前で動かないアマンダの姿をみやる。
視界の端にふわりナニカ目に入り、
条件反射的にそちらの方に振り向く]
[そこにはベッドに腰掛けて髪をたなびかせている――]
/中/
しかし、どーでもいいんだが、なんでこんなにティア様ではってんだよ!(笑)
いれさんとの絡みで増設されたネタのおかげで、有り得ない活躍をされています、旦那形無しです。
ところで、あとネタってないのはなんだ。
水、風、氷、光、闇、精かな。
……ネタにできんな。
[ザ・プチパニック]
ちょ……!!
そこのお姉さん、なんて格好なんだよ!
思春期まっただ中の青少年には刺激的だから!
せめて、これで隠して!
[わたわた近くにあったシーツを彼女に被せ、
ぐるぐる巻きにしてみた]
あっ、僕は決して怪しいものでは!
アマンダさんを送り届けたら、うっかり寝てしまっただけで、決してやましい事なんてありませんから!
……ていうか、誰なんですか?あなた。
アマンダさんの双子の姉さんとか。
[パニックすぎてなにやら意味不明なことを早口でまくし立てる]
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