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大丈夫だよ。
[一度瞼を伏せて、凍った緑を溶かし、
その後で瑠璃の眸を持つ少女に、言の葉を向ける。
その時瑠璃は伏せられていたけれど。
息を吐く――胸が軋む。石化してるわけでないのに。]
そういえば、ダーヴィッドさんの傷、治療できてなかったな。
[星詠の人に、叩かれたダーヴィッドの頬を見詰め、
微かに苦笑を浮かべて呟く。
憎しみが無いわけではない。
でも――その感情だけで狂うわけでもない。
クスリで、理性を歪められたわけでないから。
何よりも――…祈りの言葉を胸に抱く。]
[カルメンの心の裡は知らないけれど、
彼女と同じような想いが、自分の裡に欠片もないとは言えない。
けれど、生きて欲しいと思うから。
流れ行く時の中で変化し続けることが、生きるということなら、
美しく成長するだろう、盲目の少女の先を見たいと思う。
その姿を見詰める、星詠の女性の姿も。
例え、彼女がこの先、誰かを愛したとしても……。
それは、少し淋しいとは思うけれど……。
彼女が精一杯生きたその後に、
その一つ一つ歳を刻んだ、皺のある指先に、
労いの接吻けを落とすことを許してくれるなら、
きっと、微笑むことが出来るから。]
[凭れかかってもいい…と、伝えることもできずに。]
[いや、伝える気は…なかったのだ。]
[鏡の中に取り残される…その予感はあったのだから。]
[緑は揺らめいて、呟きを零すカルメンを見る。]
僕は、ダーヴィッドさんに、生きて欲しいと思うよ。
[願いはダーヴィッドにも。
自分を殺した彼だからこそ――生きて欲しい。
嗚呼、それは美しいだけの気持ちではないけれど。
自分の生を奪った彼だからこそ、
生きることで、苦しんで欲しいという想い。
勿論、クスリの副作用でそうなったなら、
開放されて欲しいという気持ちもあるけれど。
物理的に砕けた人格は、どこまで治るのか、
医師の卵だった者としては、考えるところはあった。]
[AveMariaも。
エーリッヒの声も。
そしてヴィヴィへ向けられる全ての声も。]
……まるで、鐘の音。
[ぼそりと呟いた言葉に集約された。
遠く高い位置にあった、音。]
[誇り高き星、貴方は迷わないと言う言葉には、複雑な表情で口端を持ち上げた。]
ノーラ。
これを──ブリジットに見せて欲しい。
説明は、ライヒアルトがしてくれる。
[ポケットから解析したばかりの薬物のデータが入ったチップを出し、まだ残りの薬物が入った襟元のサファイアのタイピンをノーラに手渡した。]
そんなの、知ってる。
[薬を投与されている。だから、聞いた。本当に自分の言葉なのかと]
だから、聞いたの。だって、薬のせいなら、仕方ないって、まだ、思え、る。から。
失ったら、もう、元に戻らないの。
それを、ダーヴィッドさんも、知ってるはずだわ。
[戻らない、戻らない、戻らない。彼も、彼女も皆]
ダーヴィッドさんは、助かるつもりは、ないのね。
どうして? 何もないから? 私だって、なかった。けど、ノーラさんのために、みんなのために、生きようって思った。
違うの。私、ダーヴィッドさんを責めてるのは、エーリッヒさんを殺したからじゃない。
それは、悲しいことだけど。でも、奪って尚、自分の命まで見限るなんて、そんなの。
[危険。一緒に、は、わがままなのだろうと思う]
失いたくないのは、みんなだもの。
[二人で話がしたい、その言葉に顔を上げて、こくりと、頷いた]
ヘルムートさん……。
ごめんなさい。
[言い過ぎたかもしれない、と少し思った。けれど、ハインリヒをさっき失った少女にとって、「失う」事は何より、辛かった]
[紺青は、虚空を見つめて一つ咳をした。]
[もう、咳を引き起こす原因はないのに。
まるでそれが癖になってしまったかのように。]
[ノーラと共に、部屋を出ようとする]
私、ね。ダーヴィッドさんの手が、言葉が、温かくて優しかったこと、知ってるの。
表情で、言葉で嘘はつけても、体は嘘をつけないの。
[ダーヴィッドに、告げてノーラに行こうと握った手を引っ張った]
/*
青さ満開。
いいのよリーチェ12歳だもの。
ツヴァイさんの死に、浸ってる時間がないのよ…
一番失いたくなかったのは、ツヴァイさんなのに。
でも、先にエーリッヒさんとかイレーネさんとか先生とかの死を悲しんでるから、悲しんでたらいけない、と言う気分になってるのはあるのね。
>>93 [少女の話をきいているけれど、
段々と、理解ができなくなる。
薬のせいかどうかも、もう、わからない。もともとの自分がどうだったのかも、わからない。
ただ、ダリアが枯れる様子が見えて、炎が見えて、
のどが渇いた。
少女の言葉はどれも真実なのだろうけど、
……]
戻らない。
[時間も、命も……]
>>94>>95
………さよなら
[過ぎゆく二人にはこれしか言えなかった。]
[――内側へ
殺しておいて何を謂う
そう嘲笑う声もある
彼は誰の名を呼んだのか
叫んだ声は届いたのか
この指先の感覚の
最後に残った引きちぎる瞬間
ふれていたあたたかさ
苛みながら
蝕んでいく
繋ぎとめていく]
ベアトリーチェは良い子だね。
本来なら親元で庇護されている年齢なのに、
ひとりで立って、ずっと皆の事を考える。
きちんと話が出来たら、
ダーヴィッドと一緒にヘリに乗れる。
少しの間だけ、私に任せて欲しい。
さよならは、しない。
[そう言った後、椅子に腰掛けたダーヴィッドに視線の高さを合わせて、床に膝を付いた。それから、乱れたダーヴィッドの赤毛を撫でた。]
鐘の音です、か?
[カルメンの言葉に、微かに首を傾げる。
自分にはそんな音は聴こえない。
哂う女性の顔を見詰める。
先ほど少し考えたことを思う。
死する事で、どれだけクスリの影響から開放されるのか。
オトフリートを見やる。
カルメンと比較する。
けれど、それは想像の域を超えない。
頭を少し掻く
――鐘の代わりに、誰かが咳く音が聴こえた。
音のした方に、緑の視線を向ける。]
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