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◆ENDRP
[そこから人気の有る場所まで、歩き続けた。
山道沿いの透けるみどりの木々の匂いに、降り注ぐ光に、青空の色に目が眩む。うねる山道の下に広がる都市のメタリックシルバー。かつて、石化病にかかる以前の記憶を強く喚起させる銀。
52年後の世界。
変わらないのは自然の色と比べ、都市は変質しており、だが、同時にそこに生きた人のいとなみがある事を示す。反射する光の明るさと都市の熱に耐えかねて、目を閉じた時、
「貴方は
大丈夫ですか? 議員」
──声が聴こえた*気がした*。]
/*
>>2183 ナタリー
[勢い余ってちょっとよろめいた。
でも、しっかりキャッチ。
頭ぽむぽむとかしてる。
離れるな、と言いたいらしい]
>>2185 ヘルム
や、もう、使われ方が格好よすぎですからww
複合は、何とか終わるまでにやりたいとこですね。
幸せは……うん、大丈夫。です。
と、ここで退席タイミング。
そんなにしないで戻れる気はしつつ、また後ほどっ。
[くろねこ、したぱた*だっしゅ*]
/*
>>2187 ライヒ
[ちゃんと受け止められてなでられて、えへ、と笑い声をもらした。]
いってらっしゃい。あたしはさっきからENDRP書いてる。ゆるゆると。
◆ENDRP
[冷凍装置があった城での出来事は大々的なニュースになり、眠る前にお世話になっていた修道院から荷物が残っていると連絡があった。
処分してしまっても良かったのに。
送られて来た荷物を開いてみる。カバンと手紙が入っていた。
かつて同室だった修道女からの手紙には簡潔な挨拶と祝福の言葉が書かれていた。
開いたカバンの中にはいくつかの私物と衣服。
──落書きされた昔の恋人の写真と、編みかけの小さな靴下。]
◆ENDRP
[写真の落書きは捨てられた時にした。
額にハゲと、目の回りに○、頬に×、鼻の下に鼻毛、顎にヒゲが書かれていて、元の顔も判別できない有り様で。
憎んでさえいた。子供を産める別のひとの所へ行ったのに、奥さんと子供を捨てて冷凍睡眠へ逃げようとして。
「生き残れば子供なんかいくらでも作れる。
メデューサさえ治れば健康体だから。でも、おまえには無理だろう。」
だから代われと言って、でも病いに負けた人。
今はもう憎んでいない。悲しい人だと思うだけ。]
◆ENDRP
[編みかけの小さな靴下。子供が流れて編むのを止めた、悲しい思い出の品。
名前もつけられなかった。でも、選ばれて傍に来てくれた大切な命。
ぽろぽろと涙を零しながら抱きしめ、ごめんねと愛してるを繰り返した。
きっと忘れない。あの城に残して来た人たちと同じ。忘れられない。
重い記憶だけど、城の事は一人で背負わなくていいから、平気。
写真はゴミ箱へ捨て、靴下は編み上げる事にした。御守りにする為に。*忘れない為に*]
/*
[<<学生 リディ>>の頭にリボンつけたいなぁ。とか、
<<自衛団長 ギュンター>>の足元に落とし穴掘りたい。とか、
<<職人見習い ユリアン>>と<<音大生 イレーネ>>を密室に閉じ込めたい。とか、
<<写眞家 アーベル>>のジュースを横取りしたい。とか、
良からぬ事を考えてるけど、ライヒアルトにぎゅうされてるから我慢した。]
/*
……戻ってきたら。
ランダ神の鮮やかなる所業が真っ先に目に入った件について。
そして写真とか、なんだかこれから書こうとしたものの先を読まれた気分だ。
/*
そして、ユリアンの言動、おま!コラ!!
と思いつつ、全力で叱れない自分がいる。
でも、カルメンには手出しさせません。
そして、やっぱり議員は僕のです。
[二人に特別なキャンディを渡しつつ……。]
/*
どうしてもやりたいならデコがやって。
[デコ=ダーヴィッド。本編中、名前聞きそびれたとか。議員が呼んでるのは聞いた気がするけど。]
あたしはライヒといちゃいちゃしてるから。
/*
僕も名前聴いてないな、だからシスターって言ってた。
まぁ、ユリアンイレーネは閉じ籠めなくても、きっとうまくいくから。
しかし、本当に最初から最後まで幸せそうで何より。
/*
ちょっと呼ばれて離れてた。
名乗り。
最終的に、誰に名乗って、誰と話していないかの把握を放棄した気がするな……。
確実にいえるのが、
「カルメンと一度も話してない」
という事なのだけど。
/*
みんなで集まった時(アーベル以外)自己紹介くらいしたかもとか思いつつ。
強がって一人で立とうとしてたけど、隣にライヒが来てくれて幸せになれた。
もし、ライヒが先に逝っても、きっと大丈夫と思える。確かなものを心な残してくれるだろうから。
惚気すまぬ(*ノノ)
/*
>>2196 凸の人
ふふふ、叱れないなら肯定ってことでいいんで、す??
手出しはしません、でも凸の人から遠くに連れ去っちゃいますです。
◆ENDRP
[都市部を遠く離れた場所。
そこには、隠棲した園芸家の管理する庭がひっそりと築かれていた。
庭に揺れるのは──色鮮やかな、紫、青、蒼、茜。
そして、夜蒼と紫黒。
それは、庭を管理する老園芸家の兄が生み出したものたち。
兄が石化病の治療のために施設に入った後、所属していた研究室から、私物一式と共に送られてきたものだった。
『研究』という形で植物と接しようとする兄を許さなかった父。
しかし、送られてきた六種の花は拒む事無く受け入れ、この庭を築いた。
『いつか帰る場所』。
そう、名付けられた、庭]
◆ENDRP
「……ようやく、この場所の主となるべき者が、戻るようですよ、父さん」
[緑の揺れるその場所で、老園芸家は小さく呟く。
手には、古びた写真が一枚。
この庭を築いた者が、最期まで傍に止めていたもの。
小さな苗木を世話する、良く似た二人の少年の写るそれ。
一人は、それを手にした老園芸家。
もう一人は、刻の呪縛より生還したという、彼の兄。
いばらに覆われる城となった施設が崩壊した、と聞いた時、二度と戻らない、と思っていた彼の人が生還したと知らされ。
当人から、短い手紙が届いたのが、数日前]
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