情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[しばらくの間、そうして蒼穹を見つめていたが、
露台の方へと上がってくる物音を聞いて、振り向いた]
……おや、オーフェン。体、痛まないか?
楽しいね。楽しいね。なんでも。なんでも
[翼をばさりばさりとはばたかせる]
―――駆ける。しゃがむ。寝る。起きる。登る。落ちる。開ける。閉める。食う。吐く
撫でる。引っかく。抱く。離す。持つ。落とす。伸ばす。縮める。
泳ぐ。浮かぶ。沈む。隠す。出す。かける。描く。消す。聞く。塞ぐ。
喋る。騙す。黙す。歌う。踊る。笑う。泣く。怒る。殴る。折る。割る。切る。吊るす。
生きる。殺す。
…あは。まだあるね。まだあるね。いっぱいいっぱい。
たくさん。たくさん。……でも
足 り な い
足りない。足りない。足りない。足りない。足りない足りない足りないたりないたりないたりないたりない。
…あは。あはははは〜
うん! ちょっと出てくるだけだよ!
[部屋から大きな声を上げて祖母に返答しつつ、...は必要な道具を大きなリュックサックに詰め込んでいた。
一週間に一度は洗濯を行いたいので、それに見合った最低限の衣服に、洗濯板。また食事を作るためのキャンプセットなど、リュックの布が弾けるのではないか? と思えるくらい詰め込まれた荷物は、それでも最低限必要なものだけだ。
ようやく詰め終えたリュックを前に後ろ手に手を突きながら床の上に座って眺めてると、大きな溜息がもれた。
あのロザリーが悲しんだ事件。
最初に結界樹に封印されてしまった...は中で様々なものを見た。
自分の闇をジョエルに認めて貰えたこと。
堕天尸となったものの苦しみ。
そして自分もその道へ足を踏み入れていたかもしれないという事実。
恐らく闇は誰でも持っている。
ただ、それが大きいか小さいかの違いだけで判断しているだけなのだ]
/*
さっきちょっと言った先生で絡むのが楽なのは、あの人表情が割と豊かだからもあるのだろうな。カレンあんまり顔に出ない子だから。
やっぱり馬鹿げてるよね!
[そんなのは間違っていると思った。
絶対に間違っていると思った。
だから、好きな絵を描きながら、外の世界を見て回ろうと決心した。
自分の考えが間違っているのか、それとも世界が間違っているのかはわからない。ただ、例え自分が間違っていたとしても、同じ人を軽蔑する気持ちなど、...は持とうとも思わないし、持ちたいとも思わない。
しかし、それでも世界には様々な考え方があり、自分がすべてではないのもしっかりと理解していた。
――だから、誰にも告げずに外を見てくる事にした]
[ロザリーには簡単な手紙を旅行先から出す事にする。オーフェンは診療所で色々と勉強するというからカレンが面倒見てくれるだろう。
他のメンバーは……まぁ心配するだけ損だろう]
あ、そういえばジョエルんとエリリン、それにラスさんとア〜ヤの結婚式はいつだろう?
困ったなぁ……。
その時は戻って料理作らないと。
[そんな事を呟きながら、リュックを背負い店の前に立った。中には心配そうな祖母の姿が見えた。
ああ、いつの間にあそこまで小さくなったのだろう? と思った。
事故があり、自分を引き取ってくれた祖母は大きく本当にたくましかった。
それなのに、本当に小さくなってしまった。
ピンとしていた背は曲がり、元々は綺麗な青色の羽も髪も艶を失って色も白くなりかかっている。
ふと、頭にそんな祖母を置いてでもいかなければならないのか? という疑問が浮かんだ。
しかし、すぐにその考えを振り払う。
多分……今をおいて躊躇してしまったら、自分は二度と世界を見る機会を得る事はないだろう。
道は続いている。
どこまでも続いているが、そこを歩くか歩かないかを決めるのは自分なのだ。
だから――]
いってきます! お婆ちゃん!
[その道の果てに何があるかわからないが、必ず己の宝になると。
そう自分の感を信じて、リディアは歩みだした――]
[落ちていたそれを見つけたのは、ほんの偶然だった。
それは己をかえと云い、狐は躊躇いもなく短刀を取った。
翼を傷つけるのに躊躇いがどこにもなかったといえば嘘になるが、しかし狐の下に隠れた顔は決して誰かに見えることもなく、それを行ったときの狐の心境を知るものは決して他にはありえなかった。]
いいだろう。
[負っていた怪我を癒す。負わせた傷をのぞいて。
このような状況になるのに、興味があった。狐は、男を“かった”。
しかし何がおきるわけでもなく、もう幾年か。]
[結界樹から出た後、それと会うのはだいぶあとのことだった。
迎えにいないのは当然だろうと狐は思っていたから、とくべつに何ひとつ思うことはなかった。
屋敷で出会ったそれに、狐はいつものようにわらう。]
良い子にしていたか?
[おかしそうに。]
ロザリンドが封印されて、残念なことだ。
[露台の手すりに背を向けて、オーフェンと向き合った]
そうか、良かった。けれど油断はしないように。
ん、私は問題ないよ。本調子とはいかなくても、順調に回復している。
[体の力を抜いて。倒れこむようにして。
高台より身を投げ出し。空へと舞う。不恰好に。出鱈目に。我武者羅に
ただ結末はいつも同じ。バランスがとれずに高度が下がって]
あがぐぁぅ
[体を横反転させて、豪快に転がって森へと突っ込む]
[あの騒動から、子供が小屋に出入りする様になった。
原因はよく判らない。
シャツを返しに来たか、施療院の先生のお使いで頼んでもいない薬を届けに来たかだったか。そうでなくても暇なら来ていたのかもしれない。
別段害もないので放置していたが、留守の間に扉の外で寝てるのを毎回ベットに放り込むのも面倒になって鍵をやった。
その内、帰ったら食事が用意されてるようになり、どうせならと一緒に食べる事が多くなった。
―――そんなある日。]
いや、木を切り出しに行く。……来るか?
[狩りに行くのかと問う声に首を振り、そう声を掛ける。
子供を連れてそのまま森に入り、目をつけていた木を数本切り丸太にした。
首を傾げて作業を見守る子供の頭に手を置く。]
………こんなものか。
[呟いて、丸太を適当な長さに切り分け、短いのを持たせる。
どうするのかと問う声に、しばらく干すと告げて小屋へ戻った。]
[小屋に来た子供が小さなベットを見つけるのは、数日後の事。]
…ただいま。
[少し小さい声で言いながら、頭を下げて玄関の扉をくぐった。
ガタン!と中から少し大きな音がして、妹が転がるように走り出てきて首に飛び
ついた。
泣きじゃくりながら、心配しただの馬鹿だの言う様子に色々重ねて苦笑を零し、
そっと下しながら母親とも会って父親の部屋へと行く。
寝たままではある父親は、布団の上に半身を起こして居て。
きっちりと、たっぷりと、叱られた。]
[それから、1ヶ月程かけて島中の人に行った。
勿論冷たい言葉や蔑みの目が殆どだったけれど、それは受けて頭を下げ心を込めて謝った。
49日も立てばそのことも薄れて。
また、どこかで「虚」が誰かを捕らえようと蠢きだすのかもしれない。
それでも、自分はもう捕らわれる事が無いようにと。
そして周りの誰もが捕らわれる事が無いようにと。
毎日真っ直ぐ前を見て、努力をする。
何かあっても傍に居てくれる人や、周りに居てくれる人は変わらないと分かったから。
たまに、愚痴を傍に居てくれる人に聞いてもらったり、幼馴染と飲みながら話したり、仕事をくれる人を頼ってお願いしたり、周りの人たちを頼り頼られしながら。
老けて行こうと、そう思った**]
……そう、なんだ。
[本調子ではない、と聞けば少し表情を翳らせ。隣に歩み寄る。陽光に煌くカレンの姿を、眩しそうに眺めた後、口を開く]
あの、ね……僕、治療師になる、ことに、決めたんだ。
……先生にも許可、いただいた。
……あの、いろいろ、ありがと。
……昔の僕と、今の僕……
変わらないもの、なんてない……のかも、しれないね
世界の理なんて、ただのまやかしなの、かも。
……もっと、いろんな世界、楽しいを探しに……
……いつか、まだ見たことのない景色を……見に、行きたいな
[そう言うと、今日も変わらぬ蒼天を、仰ぎ見た]
[ 心で咲いた花は種をつけ、また芽吹く。]
―――――――…。
[ 目の前の母は無言の娘に溜め息をついた。]
―――――――はぁ……。
[ 全く同じ様に自身もまた溜め息をつく。
母親から持ち出された縁談話。
断り続けているのに、聞いてくれやしない。]
母様…せめて、もう少し騒ぎが収まってからに…。
と…それを私が言うのも可笑しいのですけど…。
[ 苦笑いを浮かべるも自分のやったことの罪の意識もあり。
あまり強く否定もできない。
そもそも、堕天尸となって封印された娘を嫁に出すとは。
そんなに上手に事が運ぶとも思えない。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新