情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
……っと。
[聞こえてきた声に気づき、一つ、瞬く]
お目覚めですか、と。
なにやら、運ばれてきたようですが。
[どこかぼうっとしたよに聞こえるのは、目覚めの直後だからだろうか、と。
ふと、そんな事を考えつつ、問いを投げ]
< とととん。とん。
階段をかけあがって、猫はどっちかなと、きょろきょろしました。さきほどまでと、目の青がすこし違うよう。
猫らしさより、人間のような色が強いのでしょうか。思慮深いようにも見えるかもしれません。
そして、うろうろしたあとで、人の姿にかわりました。
扉をノック、そして開いて…… >
あれ?
[よけたつもりは無かったが自分の頭をかすり、前を歩いて行った白いふわふわが目に入り、アーベルを抱えるのと別の手を伸ばした。]
[柔らかな――草ではなく木綿の褥が、私の身体を受け止める。
深き眠りにあった私は、すぐには覚醒しきれなくて。誰かに運ばれた事すら理解できぬまま、重い瞼を持ち上げようと試みる]
……ぁ…
[扉を抜ける大きな背が、不自然な位置にある青の髪が、視界を移ろいゆく。私は声を掛ける事も出来ずに、淡い菫色の焦点が合うのを待った]
[移ろい行く視界に、彼の竜の姿はなく。
私は焦点が合うのを待ちながら、どこか遠いコエに耳を澄ませる]
目覚…め……嗚呼、おはよう…ございます…る…?
[姿はなく、コエはある。それは遠くて近く、彼の竜と私のよう]
…運ばれ…た…何故…?
私は…歩けるまで少し休もうと、草に横たわって…
[思考を辿ろうと、私は指先を持ち上げて額へと当てる。
腕の輪が頬をかすめ、耳へ届くコエが近くなった気がした]
[シャワーを浴び、荷物から出した新しい服に着替えると、シノを肩に載せて階下へ。
すると、目の前をマテウスとマテウスに抱きかかえられたアーベルが通過。
それを見て、暫しポカーンとしていたが]
……えーっと。
…………どういう経緯でああなるんだろう。
[小首傾げ。]
−屋敷すぐそば−
[黒猫がにゃあとなく]
…あー。はいはい。わかったわかった。
まったく…我侭だししつこいし。
誰に似たんだかね、お前。
[ちょい、と方にへばりつくように乗っかった猫の鼻に指先で触れる。
視線を猫から前へと戻すと建物がそこにある]
…迎賓館、というわけでもなさそうだけど。
[カラクリの世界にしては色々なカラクリでないものの数を感じて首をひねり]
……風呂。
[一拍の間]
[首肯を返して風呂場の中に入り、]
[キュ、][ザーーーーーーーーーー]
[服を着たまま蛇口を捻った。]
何故、って聞かれましても。
俺が戻って来た時には、もう運んで来られた後だったから、なんとも。
[実際、わかるのはそれだけなので、そう返し]
おそらく、休息してるのを、倒れてるのとみて、連れてきたんではないのかと。
あわ、ちょ、おま!
[服のまま風呂場へ入って行ったアーベルを見て、驚愕。
腕を伸ばして熱いシャワーから引っ張り出そうとする。]
いた。
よかった。
< 返ってきた声を聞いて、安心した声がでました。
とびらをあけて、身をおこそうと しているのを見て、あわてて、近寄ります。あんな状態だったから、しんぱいなんです >
ナターリェ、無理しちゃ、駄目だ。
……大丈夫?
…嗚呼、彼の御方が……?
[大きな背は判らなかったけれど、青の髪には覚えがあった。
倒れていたと思われたは、恐らく……]
……っ
[そこで届いた扉を叩く音に、私はコエを途切れさせる。
息を飲む音が、微かに零れたろうか]
ってつめたっ!
[熱い筈と思っていたシャワーが冷たくて、思わず肩をすくめる。
細い肩を掴んだまま、首にかけていたタオルでがしゅがしゅと顔をふこうと手を伸ばす。]
[建物の扉を叩く。
返事がある前にあけてしまったのはなんとなくなのだが。
肩にぶら下がっていた猫は、軽やかに着地すると、我先にと細い扉の隙間からその建物の中へとかけてゆく]
あ、こら。シシィ、待てってば。
[猫は中へと身を躍らせ、くるっと同行者のほうを見るとニャーと泣いてたかたかと進んでいく]
…まったく、あの馬鹿猫は。
[どうすんだ、とつぶやきため息。
その割りに、仕方ないとか言いながらもこちらも気兼ねなく扉の中へと体を滑り込ませた]
[私は、近づく青年に怯える事なく、助けの手を受け入れる。
大丈夫と言う問いには頷いて、次いで声でも答える]
はい…大丈夫です。
またも御心配をおかけしてしまって…申し訳ありませぬ。
[気をやった時を思い起こし、私は細い眉を下げて謝罪する。
半身を起こせば、獣の時と同じく蓬髪を軽く振るい、草を払った。
仄かな草の香りと花の香りが、部屋に漂って消える]
[興味本位でついて行ってみれば、突如服を着たまま風呂に入るアーベル。
果てには、引っ張り出されて怪訝そう。
まあ、何というか]
良くも悪くも天然……ってところなのかなぁ。
[はぁ、と嘆息。]
お前、なんだ?
大丈夫か?
…一緒に入るか?
[濡れてへばりつくアーベルの服を見て、脱がすべきかどうするかちょっとだけ困っている。]
< ふるふると、首を横に振って、猫はナターリエを見ました。
草のにおいは、とてもやさしくて、好きなもの。
だけれど、なんとなく、ふるった頭に手をのばします。 >
大丈夫なら、いいけど。
無理を、してしまうのは、よくないよ。
疲れたら、いつでも、やすまなきゃ、だめだよ。
< そっと撫でて、その顔を見つめました。 >
ああ、どうもそのようで。
[彼の御方、が誰を示すかはおぼろに察知してこう返す。
……その当人は、目の前で惚けた事をしまくってくれているのだか]
……?
どうか……したのかな?
[それから、ふと伝わる気配に訝るように問いを投げ]
[薄く開いた目は男を観]
何、が。
[問われた意味が解らぬ様子]
[周囲の思考も知りはしない]
一緒に?
別に。構わない、けれど。
[風呂は服を脱ぐものという概念が無いのか]
[言われなければ気付きそうにもない]
シーシィ?おーい、シシィってばー。
[不法侵入も気にせず黒い猫の名前を呼ぶ。
その間、呼ばれている猫のほうはといえば好き勝手館の中を移動中。
探すほうにあまり気合が入っていないので、なんともいえない追いかけっこの始まり始まり]
天然というか、なんというか……。
[思わず零れるのは、こんな呟き。
以前、竜郷で会った魔とは、明らかに違う様子に疑問は募る]
[仄かな匂いが消えても、部屋の中は自然に満ちた空気が漂って。
埃の匂いのないこの部屋が、心を込めて整えられたものなのだろうと思う。
髪へと伸びてきた手には、瞳を揺らすも逃げはせず。
私は、私へと心を砕いてくれる人を、見上げて、見つめる]
…はい。
私…ここから出られないと竜の御方に聴いて、少し疲れて…知らず眠ってしまったらしくて。
[落ち込むように垂れた頭を、青年の手が優しく撫でる。
自然のまま――梳かれる事なく流された髪は、少々引っかかりやすくはあるだろうけれど]
こんな…運ばれても目覚めないほど深く眠ってしまうとは…。
エィリ殿の言う通り…きちんと休むべき、なのですね…。
んーー。
とりあえず、服ぬげ、服。
…あ。
[アーベルのシャツに手をかけて、小さなボタンを取ろうとしたがぷち、と音がして一番上のボタンが指に残った。
すまん、と口の中で言って自分で脱ぐことを促す。]
[彼の御方…青の髪の青年の現状など知ず、届くコエに意識を戻す]
…ぃえ…大丈夫。
昔の知人が…恩人でもある御方が、心配して来て下さって。
少し、驚いただけ…。
[コエを返しながら、私は思い出す。
彼の竜も「無理はせずに」と、私へ言っていた事を]
…しばしこの屋敷で…休ませていただきまする。
このような状態では、お手伝いになりませぬゆえ。
[反省を込めた呟きのコエは、少し小さく…遠く聞こえようか]
……出られない?
< 引っ掛かりを覚える髪を、やさしく梳くように撫でていた手が、止まりました。
さすがにわからなかったのか、聞きかえして。
それから猫は、少し左腕に目をうつしました。青いきれいな布に。
だけれどすぐに、ナターリエを ふたたび見ました。 >
うん。
ちゃんと、寝ないと、後で、つらいよ。
それに、みんな、心配するよ。
< そっと、撫でて。 >
だから、つかれたら、無理は、だめだよ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新