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―広間―
よぅ…あまりいい目覚めじゃねえだろうが、あれから何か変わったことはあったか?
[広間に居る面々にそう声をかけ、暖炉の傍にいき、薪をくべる、と同時に紙をその中に入れて木箱を近くに置き、席に着く]
--集会場・一階広間--
[外にずっといて、体中が冷えてしまったからか。][中に入っただけで温かな空気に包まれ。]
[広間にいた人達にペコと頭を下げる。]
おはようございます…。
[何時もより小さめな声で言って、中へと。]
……ほんと、甘いの好きだなお前。
[一見、いつもと変わらない言葉と笑み。
でもどこか、微かに違和感めいたものを感じたのは気のせいか、それとも。
ただ、それを指摘するのもいい気はしないから、こちらもいつも通りの言葉を返し]
……ていうか、それ、なんて拷問。
[ニンジンジュースの話には、わりと真顔で突っ込んだ。
肩のカラスは、呼びかけを肯定するようにばさり、とまた羽ばたいて]
……ん、そだな……。
つき合わせて、寒い思いさせちまったし……パン、あるなら、ついでにザフィーアにも頼む。
―回想―
[目を閉じたままでいると、腕の中の重みがいくらか増したように感じて。
見ればイレーネが緩やかに眠りに落ちたところ]
無理もないわ…今日だけでいろいろありましたもの……。
[そう言って、慰めるように背を撫でて]
[その寝顔に誘われるように、ゆらりと体が傾ぐ]
あ、おはようございます。
変わったこと…… ですか。
[マテウスの問いに真っ先に思い浮かぶのは、外での自衛団とのやりとり。
けれど、ブリジットも帰ってきたことで、皆の前で口にすべきか、悩んだ。言わないでいるわけにも、いかないことではあるが]
や、……って、ブリジットも飲む?
[手元に一つ残ったマグカップを掲げてみせた]
甘いけれど。
[そのまどろみを破るような強さで扉が開かれ。
静かに、と抗議の声を上げようとするも、皆の姿に言葉を失くし]
[普段、それと縁のない彼女にもわかる。
とても嫌な、血のにおい]
……何が……
[誰も答えない。重く固い表情のまま]
[治療の合間、ぽつぽつと言の端に上るそれで
外で起きた事の顛末を知り、胸元のロザリオを握り締め十字を切る]
[緋色の世界に響くコエに。
まどろむように沈黙していた蒼の風が、ゆらり、と揺らめく]
…………。
[コエは、上げないものの。
気配は、伝わるだろうか]
[そのまま、部屋に戻るつもりにもなれず。
一人になりたくなかったのかもしれないが]
[イレーネを支えたまま、壁に凭れ。
眠れぬまま時を過ごして]
[気付けば朝の日射し。
外で誰かが叫ぶ声はよく聞き取れない]
[だけど、よくない事だということだけは、その声の荒さで知ることができた]
……本当に、被疑者になってしまったのですね。
[広間に集まる人々を見渡して]
[誰もそうは見えないのに、と小さく溜息をついた]
―→現在・広間―
…あぁ、もらう。
[手をついてなんとか身を起こし、ソファーの背に身体を深く預ける。]
…さっさと治さなきゃなぁ。
[胸元の手帳を取り出そうとして…]
…げ。
[からっぽのポケットに、思わず蒼白。]
あ、どーも……。
[広間に入ってきたマテウスに、一礼して]
昨夜……ありがと、ございます。
[ぽつり、小さな声で呟く。
礼は、立ち上がる契機をくれた事へのもの。
続くようにやって来たブリジットには]
ブリス……?
どっか、行ってたのか?
[案ずるような口調で、問いを投げ]
[ユリアンの手に一つ残っていたそれをみて、自分の分じゃ?と少し躊躇ったが。]
[体が冷え切っていたのもあって、折角だから遠慮せず、こくと頷き受け取る。]
甘いの好きだから。
[ほんの僅かに笑みを浮かべて。][中にあった白い液体に口をつけた。][甘く温かな味が、内側から染みて。][強張っていたものが少し解れた。]
―過去―
[音は遠退き、また別の情景を浮かび上がらせる。
あれからまた季節は巡って。
珍しく本格的に白銀の世界となった年だった]
ねえさま、今回はそんなにお客さまがくるの?
[姉は既に年頃に差し掛かっている。
だから身支度するのにも少女以上に時間が掛かって]
「そうよ、初めましての人もいると思うわ。
レーネはちゃんとご挨拶できるかしら」
できるもんっ!
[クスクスと笑う姉の右肩には薄い薄い小さな花。
少女にもある、ちょっとしたお揃いの証。
それが何を示しているのかを、その時は二人とも知らず]
あっ、ヴィントだ!
おはようおはよう、おかえりなさい。
[銀の傍に居た小さな意識は。][感じた気配の揺らめきに、たたたと走り寄り。]
[くるくるとその周りをじゃれるように回る。]
[聞こえた声に、そういや、こっちにもちゃんと礼言わないと、と思いつつ、エーリッヒを見やり]
……どしたの?
[蒼白になる様子に、思わずきょとん、と]
何を言う。甘いものは人類の宝なのだよ。
理屈は忘れたけれど、体の疲れにも心の疲れにもいいんだから。
そして、拷問が嫌ならちゃんと食べなさい。
[大きく頷きながら、したり顔で語る]
了解、あっためてくるー。
[両手も空いたことだからと、軽く手を振り、]
そう、よかった。
[ブリジットの様子に安堵を含んだ声で答え、再びキッチンに入る]
[先に中にいたアベルの頬を見て、薬が少し効いたのか腫れも殆ど残っておらず。][それは少しほっとして。]
[どこかへと問われ、一拍、間が空いたが。]
うん。…直してきた。
[誰を、何を、とは、言わない。]
……ああ。
[くるくると、駆け回る気配に。
蒼の風は、短くコエを返す]
おはよ。
[実際には、眠っていた……というよりは。
緋色の意識を閉ざしていただけなのだが。
眠っているのと変わりはないだろう、と思って、短く呟く]
あ、
[差し出されたカップ。
その手の主の顔を見る。口を開きかける。
昨日の記憶は朧気だった。熱の所為か、――まさかその直前のピアノの所為、なんてことはないだろうが。
何があったかを聞こうか否か躊躇い、結局止めてしまった。]
・・・・ありがと。
[代わりに出たのは、置かれたカップへの礼と、曖昧な笑みだった。]
[側で眠ったままのイレーネを、そっと壁に凭れさせて。
不自然な姿勢でいたせいか身体は難くなっていたけれど、
それでもどうにか立ち上がる]
[広間に集まる人々に。
昨夜の事件の目撃者たちに
どう声を掛けて良いのかわからずに]
………皆さん…お怪我は大丈夫ですか?
[そんなことしか言えない自分がもどかしかった]
[騒ぎが起き、死人が出て。
その花が姉の肩で鮮やかに花開いた時から。
そんな姉も少しだけ遠い存在になってしまった]
「おやすみなさい、レーネ」
[そう言って一緒に寝てくれたはずの姉が、そっと部屋を出ゆく]
ねえさま…?
[もぞもぞと動いて目を擦る。
半分眠りに落ちかけていた意識はすぐにはハッキリしなくて。
それでも姉の不在は不安を呼んで、少女もまた外へ]
あ、にいさまのおへや、あかりがついてる。
[僅かに漏れる光に誘われて、その部屋へと…]
来たか。
[その声色に、閉ざす前の混乱が薄れた事を知り。]
…そう、言い忘れていたが。
村の連中はこの場を完全に隔離した。
全員が死ぬか、御印を持ってこぬ限り、村へ戻れば無条件で殺されるだろうな。
[恐らく逃げた所で死体が無ければ、追われるだろうし。]
[否、彼に、人狼に、逃げる事など考えられないので。][その選択肢は出てこない。]
…貴様はどうする?
[銀は問う。]
いや、確かに甘いものは疲れに効くけどさ……。
[だからこそ、見回りの際にはいつも飴玉を持ち歩いている。
もっとも、冬場はそれよりも酒で身体を温める事の方が多いのだけれど]
はいはい、食べますよ、食べますよ……。
[大げさなため息をついて]
なおしに……。
そっか。
[ブリジットの短い返事から、何かを察したのか、答えは短く。
空いている椅子に座り、カップに口をつける。
柔らかな甘味と温もりに、一つ、息を吐いて]
[外からブリジットが戻って来たのが見えた。階下にも、ざわめきが戻って来たのを感じる]
腹が減っては戦は出来ぬ、かね。
[男は立ち上がり、広間へと向かった]
―二階→広間―
[部屋の扉を開けようとした。
暗い廊下に慣れた目は一瞬、光に幻惑されて]
あ…!
[消えてゆくその部屋の中へ手を伸ばそうとして]
……ぁ。
[現実でも伸ばされたては、空を切った]
―…→現在・広間―
……はい?
手帳って?
[ぱたぱたと何か探すエーリッヒの様子に、ますますきょとり、と]
よくわかんないけど、大事なもの、落とした?
[甘い、けれど、あまくない。
そんな事をぼんやりと考えていた意識に響く、銀の言葉]
……隔離?
ナニソレ……そんなコトして、なんになるんだよ……。
[その厳格な態度と強い意志で皆をまとめていた団長。
彼を失った事で統率力を無くし、更に予想外であろう狼の襲撃に自衛団が混乱している事は、予測はできた]
俺は……死にたく、ない。
[問いに零れたのは、短いコエ]
[その他は割と何でも食べるのに、あまり背が伸びなかったのはやはり緑の呪いだろうか。
ともあれ、置かれたホットミルク入りのカップを両手で包む。甘い香り。
カップに口を接けた。]
・・・・おいし。
[何処か懐かしい温かさがあった。]
[いつもと同じに見えて、けれどいつもとは確実に違う、そんな空気が漂う室内に男は姿を現した]
おはよ、と。飯あるか?
[口に上る言葉は端的だ]
[あの血の海がどうだったかなど、口にするつもりは無いので。][短いやり取りで済んだ事を安心しながら。]
[ふと、マテウスが変わった事はと尋ねたのが耳に届いたので。]
…村には帰れなくなった、みたいです。
[断片的に聞こえたままを、ぽつりと呟いた。]
[スープを再度温めて、自分用にホットミルクを作り足す。
誰が食べていないのかわからなかったから、パンは多めに取って、バスケットに入れることにした]
……他にもいるかなあ。
[卵が目に入った。
とは言え、オムレツは昨日作っていたのだし、と考えて]
[広間で怪我人を看ながら]
[やがてしばしの仮眠を取った]
[目を覚ましても空気は変わらずぴんと張られたまま]
[血の匂いの残る空気にむせる]
[新鮮な空気を吸おうと外へ向かう]
ああ、変わったことだが
[そこでユリアンの様子を見て、既に村のことは知っていたからというのもあるが少し考えて
]
っとその前に腹が減ったんで、食事はあるか?
[と、強引に変えた後、一礼するアーベルを見て気にするなとばかりに手をひらひらさせ]
ま、次も同じようなことになったら今度は手加減なしに殴ってやるよ
[別に、ニンジン食べられなくたって身長は伸びる、と主張したいかも知れない。
エーリッヒよりはほんの少し低いけれど。
それは置いといて]
[シスターの問いには、曖昧に頷いていた。
元々、怪我らしい怪我はしていないのだから。
入ってきたハインリヒにはども、と短く挨拶して]
なんか、あるみたい……ですよ。
俺はよく、わかんないけど。
[とはいえ、料理ができるような精神状態ではないのだが。
そこに聞こえてきたブリジットの声。
蒼の瞳は微か、険しさを帯びて]
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