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[液体だけでなく、部屋全体もが真っ白だった。
呆然と、白に覆われた部屋の中心に佇む。
何事かとやって来た助手も、目を丸くしていた。
それも時間が経ち術が解ければ、*元に戻るのだが*]
[周りのやり取りから、
どうやら「ほかく成功」と認識]
ん、と。
ねえちゃん、だいじょうぶ? 診療所まで行ける?
あいたたたたた、だったよね。
[ユリアンたちを見送った]
[ふと気にかかり、
傷が痛むようなら、リディの歩みに手を貸そうと
―子供にそれが可能かは分からなかったけれども―
しつつ、診療所までついて行った]
[あとはミリィに任せ、引き返し]
―広場―
[大人たちが騒いでいる。
告示、とやらが行われた所為か][と知る]
[大声で話す群集の方から、その内容も耳に届いて]
え――えふで、で。絵を――?
[直の理解には至れなかった。
頭が拒否していたのかもしれない]
そんな。そんな………。
[アトリを抱き、しばらくしゃがみ込んでいた**]
― 診療所 ―
あたーっ、
ちょっと、ミリィせんせー、うそつき!
[傷口の痛みに、目尻に涙をにじませてそんなことを叫ぶ。
にがーい薬を飲まされて、やっぱり治療は痛くて、
もー二度と怪我するもんかと誓うこと何度目か。
肩をたたかれてぶーぶー言って、言葉にうーんと唸る。]
『海』を見てみたいんだけど、
あれを越えることは無理だと思ったよ。
[思い返したのか、声は暗い。]
[告げた言葉はやはりと言うか動揺を誘い、その様子に、もう一度ぽふり、と頭を撫でて]
さて、んじゃ家に……って、なんだ?
[家に行くかと提案しかけた矢先。
駆けて行く少女の姿に戸惑うものの、しかし、呼び止めるよな余裕はなく。
ただ、その背を見送るのみ。
ともあれ、改めて家に行こう、と促して歩き出す]
─自宅─
[アトリエ暮らしが長くなっているせいか、家に戻るのは随分と久しぶりに感じられた。
それでも、変わらない様子にどこか、安堵を感じつつ。
弟は先に座らせて、香草茶を淹れる]
さて、取りあえず……ここらは、そろそろ告知が出て回る頃だろうけど。
[最初に説明するのは、先に会議で決まった事。
自身が手を下す、という話は、さすがに良い顔はされないだろうけれど]
で、『絵筆』の行方を追う方法なんだが。
これは、薬師殿に策があるそうだ。
[こんな前置きをして、自身が受けた説明を繰り返す]
話の出所的な信憑性はともかく、嘘はつかんし、彼女。
信は置ける。
[ここまで話すと、一度、話題は途切れ。
立ち込める重い沈黙を振り払うよに、また、口を開いた。
その話題が、また、重苦しさを増すのは予測していたけれど]
それで、な。
直接的な身の危険はないとは思うが、今の俺は、以前と違って、色々な影響を普通に受けるようになってる。
[継承者たる『新たな月』。
それが昇るまでの間、『絵師』は不死に近い状態になる。
最初からそうだった訳ではなく、いつからか組み込まれていた仕組み。
その原因が何かは、確かめた事はないが。
……もしかしたら、誰かたちが話題にしていたおとぎ話が関わりあるのやも知れず]
……だから。
『絵筆』を持ち出した連中に狙われたら、抵抗する事は、恐らくできん。
そうなった時に備えて、『解放』のやり方を伝えておく。
[心の『解放』。
それは、多くの『絵師』が願い、夢見、そして自ら叶えるには至らなかったもの。
術自体は、自らの血を用い、それぞれの筆に定められた印を描いて、キーワードを唱えるという単純なもの]
……空へ向かうにはまだ『足りない』らしいから。
今、この法をやっても、生者の解放しかできんだろうけどな。
それと、今残ってる筆には、十分に力を込めてあるから、しばらくは大丈夫だろうが。
念のため、氷面鏡の間の場所と入り方、教えておく。
……ここは、『絵師』だけが立ち入れる領域だから、人には教えるなよ?
[予め注意をしてから、場所と入り方を教えるものの。
正直、継承前に弟がここに入る事がない事を願っていた]
……とりあえず、今、伝えておきたいのは、こんなとこだな。
ま、『解放』やら何やらは、杞憂に終わればいいんだが……さて。
[静かに呟いた後、立ち上がる。
表情は一転、常のどこか軽いもの]
何か、食べたいもの、あるか?
今の内、しっかり食べといた方がいいし、リクエストあれば応えるぜ?
[ごく軽い口調で言いつつ、上着を椅子の背にかけ、袖をまくる。
緑に浮かぶのは、今は、気遣うような、穏やかな色**]
ブリジットさんはさ、
『海』に壁をかんじたら、どうすればいいと思う?
やめるのは嫌なんだ。
だけど、多分、あれ以上は無理なんだ。
あの波がなきゃいけるけど。
『海』を見るなら、『空』からかな。
だったら、早く飛べるようになれば良いな。
そう思うんだ。
[少女は窓へと目をやって
それから、ブリジットが何か言う前に、診療所を出る。
なんだかそのあとで、ひどいさけびごえが聞こえた気がしたのだった。]
/*
エーリッヒ以外に打ち明けたいんだよねぇ。
情報があそこに集まると困る。
だって今日喰うからねwww
さて今日吊られたらとても困るわけですが
大丈夫かわたし?w
―広場―
[告示が出てすぐにではない。
それでも、少しばかり騒がしいそこで、友人に話を聞く。]
うわぁ。
何考えてるんだろ、上の人たちー。
[答えなんてない。
少女たちのおしゃべりは、それでも危機感なく恋愛沙汰に発展するのだった。]
そうそう、ミリィせんせーの本命は絵師様みたいだから、
オトせんせーはフリーかも?
[本人の気持ちはどこなのか、突っ込みなんて*聞こえない*]
[目を閉じている間
何時もの夢が、世界を支配する。
青の中、纏わりつくは冷たい感触。
重力に支配されない体は、手で緩やかに周りを掻く事で前へと進む。
前は、上であり下であり、右であり左であり――]
[目を覚ますと、部屋の中は暗闇。
付けっ放しのヒカリゴケのランプがどうやら消えているようだ。
せり出した大きな岩の下に位置する少女の家は、
何時も薄暗くヒカリゴケが無いと家の中は
ほぼ漆黒に塗り固められる。]
…あら?
[目を開けても光が無い事にすこし戸惑う。
暫くして、ヒカリゴケが消えている事に気がついて、
そうっと足を降ろし、綿毛の上を歩いて扉を開いた。]
―自宅―
[外のヒカリコケの灯りを家の中に入れ
眠い目を擦りながら奥の扉の鍵を開いた。
中庭に向けて開けたその扉を開けると、
奥へ10歩程度歩ける広さの岩の洞窟。
あまり手入れもされていない中庭に揺れるは――桃色の花。
その壁に生えるヒカリコケをこそぎ取り、ランプへと詰めた。
ぽうと灯りが灯り、部屋内を映し出す。
扉を閉めようとして、ひとつ、はたと足を止めると
しゃがみこみ、花をひとつ、摘んだ。
そして扉を閉めるときちんと鍵を閉め。
花をくるり、指で回すとそれはまるで生き物のように、揺れた*]
[鞄にはまたちゃんと入れようと、絵筆を手に取った。
今日は彼女に渡しておこうか、
時間があったら絵師様の絵をもう描いちゃおうか、
なんて色々考えながら、絵筆をじっと見ていると、
ふと、その取っ手の彫り物に気がついた。]
あ。
これ、鳥とお魚。
丁度、海がみたいあなたと
空に戻りたいわたしと
ふたりの為用、みたいだわ。
素敵ね、素敵だわ。
[嬉しそうに、歌うように、呟いた。]
え、封印…?
それって、どういうことなのかな。
閉じ込められちゃうのかな。
[リディの声には、驚愕をあらわす。]
わたしたち、良い事しているのに。
みんなの夢を、叶えようとしているのに。
[ちょっと乱暴にしている、という事は自覚しているけれど。]
…早く結果が出れば、よいのに。
がんばる。
うん、がんばるわ!
今日は、だから、絵師様をすれば、
きっと、わたしたち、描かれないよ。
絵師様には、ごめんなさいだけど。
海を見たいし、
空にいきたいから、
仕方ないよね。
うん、しかたないわ。
えぇっと…――
[すこしの、間。]
成功に失敗はつきものだって。
パパは言ってたわ。
もしかしたら絵師さまのこころのこえで、「みちる」かもしれないし。
あなたが、描きたい?
またいっしょに、描く?
描きたくなければ、こっちで描くわ?
そうだね。
絵師様の心だし、きっと他の人より、たくさん満ちるかも。
[嬉しそうな感情]
空をとべたら、絵師様だってうれしいだろうし。
一緒にかけたら、かこっか。
ただ、怪我しちゃったから、もしかしたら描きにいくの、まわりの人にみつかっちゃうかも。
そうしたら、先にかいててほしいな。
わかったわ、描いてる。
あとで着てくれたら、うれしいの。
[嬉しそうな声を聞いて
こちらも嬉しそうに、返す。]
けが、してるの?
いたいの?大丈夫?
[後に続く声に、心配そうに声を返す。
内緒の秘密の、半分。
彼女が居なかったら、と一瞬考え、胸元をきゅっと握った。]
うん、あとでいくね。
怪我は、だいじょーぶだよ。
ミリィせんせーに治療されたし。
そのうちなおるって。
でも、海に挑めないから、はやく空にいこう。
海に挑めない?
じゃあやっぱり、ひどいのね。
無理…しないでね?
[聞こえる声に、酷く心配そうな声を返す。
絵を描こうかと綿毛の床の上にキャンパスを広げてみて
絵師を描くには髪の色の金色が無いと、気がついて。
出かけるために、絵筆をまた布に包んで鞄へと、入れた。]
ありがと。
[感謝の言葉はすこしはずんだ]
でも、手伝うし、ちゃんと描くよ。
だって海の色をいちばんしっているのは、私だし。
空の色を一番しっているのは、あなたでしょう?
絵師様は、どうやってかこうか。
そらの色を、知っているわ。
どうやって描こうかしら。
ちゃんと、丁寧に描いてあげないと。
わたしは空をかくわ。
絵師さまは…はんぶん?右半分を、描くわ。
えのぐが無いから、借りに行くの。
本当は見ながら描きたいけれど、きっと怒られちゃうから、それはだめね。
借りに?
どこに?
借りたこと、ばれちゃったら、たいへんじゃあない?
見ながらだったら、すぐ気付かれちゃうもんね。
えーと、まあ覚えてるからだいじょうぶだよね。
あ、そっか。
駄目だわ、そうね。
[リディの言葉に、はっとして足を止める。
それから棚の中をゴソゴソして]
うん、見ながらはだめだもんね…。
頑張っておぼえるわ。
会えたら、あって。
絵師さまがいなくなったら
絵師さまの家にまた忍び込んで、えのぐ、取れるかしら。
[大工だった親がペンキにとして使っていた染料の調合表を探そうと、
本棚をひっくりかえす。]
そうそう。
だから、会えたら、会おう。
絵師様に。
綺麗な金色の髪の毛だから、
たまに見える、太陽みたいな色が良いね。
ヒカリゴケとか使ったら綺麗になるかな?
うふふ、ふふふふ。
[良い案だといわれて、とても嬉しそうに笑い声を立てた。]
あ、ヒカリゴケ、良いわ、良いわね。
いっぱい、取ってくるわ!
[ひっくり返した本棚はそのままに、
もう、ヒカリゴケを入れるために籠を探し始める。]
―広場―
「ところで怪我したんだって? って、リディ、聞いてないでしょ!」
ほえ? き、きいてるよー!
で、なんのはなしだっけ?
「怪我!」
あ、そうそう、海でやっちゃってさー。
もうさ、ミリィせんせーの治療、相変わらず痛いって。
困っちゃうよねー。
じゃ、そーゆーわけで、糸のお仕事もあるし、そろそろいくねー。
そういえば絵師様みなかった?
「見てないよ? 元気ないね?」
そっかぁ。 ……だ、だってさ。一日一度は見たいじゃん?
憧れだしさー
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